おめでとう日本ハム!44年ぶり日本一

2006日本シリーズ第5戦:北海道日本ハム−中日(札幌ドーム)
ナゴヤドームで1敗の後、3連勝で日本一に王手をかけた日本ハム。中日は土俵際で踏みとどまれるか?
ファイターズ・ダルビッシュ有、ドラゴンズ・川上憲伸と、第1戦と同じ先発投手でスタート。
・勝負の行方
中日は4回表、2アウト満塁から荒木雅博の内野安打で1点先制
(そう、荒木・井端の1・2番コンビは当たってたんだけどなあ・・・)。
憲伸も好調なようなので、第1戦の戦いぶりを見られるか・・・に見えた。
が!
5回裏。日本ハム選手会長金子誠が、まさかのスクイズで同点!
さらに6回にはセギノールの2ランで突き放されて「シオシオのパ〜」(「ザ・サンデー」の
「ウッス!憲伸ッス!」風に)。
8回には稲葉篤紀がソロムランでとどめを刺し、勝負は決した。
ウイニングボールをレフト・森本稀哲が掴んでゲームセット。そのままセンター・新庄剛志と抱き合う。
北海道日本ハムファイターズ、移転3年目の日本一!前身の頃から数えると、実に44年ぶりだそうで。
・気温は低いがボルテージは高い
日本ハムの選手・ファンの皆さん。本当におめでとうございます。
トレイ・ヒルマン監督の「シンジラレナーイ」が、流行語大賞にノミネートされるかもな(笑)。
よくよく考えたら。我々は今年2月の沖縄キャンプで、両チームの練習風景を見る機会に恵まれたのよね。
見といてよかった。
イナバウアー=稲葉に打たれて「うわー」状態
MVPにはホームラン2本を放った稲葉さんが選ばれた。ちなみに彼はヤクルト時代以来
「出場した日本シリーズで、すべて日本一になっている」のだそうで。
稲葉さんのホームランは、いずれも終盤の“ダメ押しの一発”。味方の勢いを加速させ、
敵の反撃意欲をそいでしまうのに効果的な「心が折れる」一発だった。
SHINJOさんも(今日の稲葉さんのホームランが出た後)勝利を確信したか、打席で涙してたしな。
・何よりもドラマチックに
そのSHINJOさん、とうとう今日で最後の試合になってしまいました。
最後の試合を最高の形で締めくくるあたり、根っからのスタープレーヤーですな。
引退されるのは惜しいですが、本人の言う「漫画みたいな」最後は感動的でした。
本当にお疲れ様でした。
・この人も最後の打席
SHINJOさんが涙の引退を飾った陰で。もう一人「今年引退する選手」が、地味に仕事をしていった。
中日のバント職人・川相昌弘。6回表に送りバントをきっちり決めて、打席を後にした。
最後まで地味ではあったけど・・・SHINJOさんとは違う輝きを放っていました。
川相さん、お疲れ様でした。