「小学五年生」「小学六年生」「chuchu」休刊

長年の歴史を持つ小学館の「学習雑誌」のうち「小学五年生」と「小学六年生」が、今年度を最後に休刊するらしい。
学習雑誌は同社が創業した1922年から発行されている基幹事業であり、1973年に「小学五年生」が63万部を発行したのが
ピークだったという。
・時代とともに
学習雑誌といえば「ドラえもん」をはじめとする人気漫画を連載し「全国力だめし学力テスト」なんていうのもあった。
最近の「小学六年生」は「小六」というタイトルになって、大昔の芸能雑誌「明星」や「平凡」みたいな雰囲気。
しかし少子化と情報ソースの多様化により、学習雑誌の需要は落ち込む一方。「小学五年生」と「小学六年生」は休刊を決めた。
「小学一年生」〜「小学四年生」は引き続き発行するものの、内容を大幅に見直すそうで。
最近は付録にDVDとかが付いてくるご時世だからな。そういえば「小学六年生」で紹介されたポータルサイト
「アダルトサイトにつながる広告が貼られていた」ということで、当該号が回収された騒ぎもありましたっけ。
ちなみに。「ドラえもん」の漫画の中で「22世紀の『小学四年生』」をのび太くんが読む場面があるのだが・・・
その時代まで「学習雑誌」は生きているのだろうか。
・あの頃と似ている
また、少女マンガ雑誌chuchu」も、年末発売の2月号で休刊するらしい。以前あった「ぴょんぴょん」といい、
この分野では迷走を続けている・・・。
そして「六年生」「五年生」に代わる新たな学習漫画雑誌として「GAKUMANPLUS」が創刊される予定らしい。
かつて旺文社が「中一時代」〜「高二時代」の中学生・高校生向け雑誌を統合し「STLUDA」に衣替えした時代(1992年)の
事を思い出した。その頃も不景気だったような・・・。