天使ぼろぼろ

日付が今日に変わる頃。夜中に起き出してビールなど飲みながらパソコンを開くと・・・
衝撃的な、そして悲しいニュースが飛び込んでいた。
元アイドルでタレントの清水由貴子さんが昨日、自殺したというのだ。
いつもニコニコと明るいイメージの彼女が―自殺というイメージからほど遠い人が―亡くなってしまったのである。
・桜とともに散る
清水さんは静岡県小山町冨士霊園富士スピードウェイの隣にある広大な墓地。桜の名所でもある)にあるお父様の
墓前で有毒気体H2S(キーワード検索防止のため化学式で表記)を吸い、自殺を図ったというのだ。
一緒に居た清水さんのお母様も、衰弱した状態で倒れていたという。
自殺がよろしくないのは言うまでもないが、特にH2Sを使うのはよろしくない。きれいに死ねないぞ。
・「亀は置いて行きなさい、亀は」
“ユッコちゃん”こと清水さんは、多数のスターを輩出した「スター誕生」(日本テレビ系)でチャンピオンになり
1977年(昭和52年)に芸能界デビュー。我々世代が幼稚園児だった頃の話である。
早くに父を亡くし、女手一つで自分と妹を育てた母に楽をさせたいと、歌手を目指したという。
歌手デビューするや新人賞を総なめ、人気アイドルに。その後CMや「欽ちゃんの週刊欽曜日」(TBS系)などの
バラエティー番組でも活躍。
近年は女優やレポーターとしての仕事が多かったようで。彼女のアイドル時代を知らない若い人には
「ああ、ドラマで“肝っ玉母さん”的な役でよく出てる人か」というイメージかも知れない。
・追い詰められて身をやつし
ニュースの報道では、肩書きが「元タレント」となっている―お母様の介護に専念するため、所属事務所を辞めて
芸能界を引退していたそうで。
今回の自殺も、いわゆる「介護疲れ」が動機とみられている。介護はする方もされる方も、他人にはわからない気苦労が
多いのだ。
一部報道によると、救急搬送された時の連絡でユッコさんは「60歳代の女性」と言われてしまったという(本当だろうか)。
それほどまでに、身がやつれてしまったのだろうか。
ご冥福をお祈りします。