パネルゲーム!アタック、クインティ!

フジテレビ721ゲームセンターCX」。第8シリーズ最終回です。
「有野の挑戦」が収録されたのは、2月23日。この日は東京に雪が降った。有野課長が窓から雪空に首を出して
「何でこんなオープニングになってんねやろ」。
・あの人のデビュー作
寒さに負けず頑張りましょう。今回のソフトは「クインティ」(1989年、ゲームフリークナムコ)。
今や「ポケットモンスター」のクリエイターとして知られる、田尻智さんのデビュー作。今なお人気があり、中古のカセットが
ファミコン末期の作品にしては値崩れもせず「いいお値段」で取引されているとか。
ちなみにwikipediaの説明によると「ゲームフリーク社は完成品の状態で『クインティ』をナムコに持ち込んだので、ナムコ
一切このゲームの開発にタッチしていない」とのこと。言われてみれば、それまでのナムコの作品と毛色が違いますね。
・めくるめくる、めくるめく快感
田尻さん曰く「新しいゲームは『新しい動詞』から生まれる」。その「新しい動詞」とは「めくる」。
床のパネルをめくると、上に居る敵を倒せる。一箇所に上手く集めて一網打尽を狙ったり、アイテムをうまく使ったり
・・・という、パズル要素もある。
一度プレイすると、まさに「めくるめく快感」の虜(とりこ)になるのだ。
・敵は実の兄弟
人形の国に住む主人公・カートンくんには、3人の兄・プラム、セカム、トライと末妹・クインティが居た。
ところが彼らは、カートンくんの恋人・ジェニーちゃんを拉致してしまった!
カートンくん(と、2Pキャラである友人・パートンくん)はジェニーちゃんを救出するため、不思議な世界で戦うことに。
有野課長の使命は、全100ステージをクリアしてエンディングを見ること。果たしてジェニーちゃんに会えるのか?
しかし。兄さんたちが弟の彼女を奪おうとする、ってのもイヤですねー(汗)。何をする気だ。
・どれが簡単?
てなわけで「かちょ・おん!」ゲームスタート!まずはステージ選択画面が表示され、8つのステージから好きな場所を選べる。
それをクリアすると、中心にあるお城に入れるってわけか。
1ステージにつき10ラウンドあり、最後のボスを倒せばクリア。ん?それでも8ステージ+お城=90ラウンド?
あとの10ラウンドはどこ行った?
−「慌てなさんな。それは全部のボスを倒せばわかる」。・・・左様ですか。
「怖いなー」。「ロックマン」みたいに、難易度とか順番があるんでしょうし。選択を誤ると大変なことになるだろう。
「でも一番最初、左上やろなー」正攻法ということで、一番左上にある「レストラン」ステージに入る。
・一発逆転!
敵が4体、うろうろ歩いている。こいつらは「ウォークマン」といい、その名の通り「歩いているだけ」。攻撃はして来ない。
「どうすんのやったっけ」説明書を読まない有野課長、とりあえずボタンを押すと・・・主人公が床のパネルをめくっている。
敵が居る床のパネルを、タイミング良くめくる!と、そのまま滑って壁にぶつかり、死んでしまう。これが基本の攻撃方法だ。
敵が転ぶのを見て「何か申し訳ないな・・・この『転ぶ』感じ」すべてのザコ敵を片付け、ラウンド1をクリア。
ラウンド2。クロスパネル(横列・縦列のパネルが一気にめくれる)を発見、敵を一掃。「気持ちいい!」
床下には最大7枚分のパネルが隠されている。特殊な効果を持つパネルが出たら、上手に使いたいところ。
ラウンド3。開始早々、にこにこ顔のお日様のパネル発見。「コレ何や?」踏んでみると、全部のパネルが一気にめくれた!
当然、その上の敵も一掃された!
このお日様は「サンパネル」。アイテムパネルによる爽快なアクションも、このゲームの魅力。
・よくあるお約束
「めくる快感」に目覚めた有野課長、行き詰まることなく次々とラウンドをクリア。
あっという間にラウンド10。そこには探していた恋人の姿が。「あれ。ジェニー?」次の瞬間。赤い髪の毛の敵キャラが現れ、
ジェニーを連れ去ってしまった!!「誰や、コレ」カートンくんの長兄・プラムくんだそうで。
このステージはこれで終了、クリアとなった。が!
「何で早く引き寄せへんかったんかな」ぼーっと見ていただけのカートンくんに、課長から厳しいお言葉。
アタックチャンス
次のステージを選択。「太ってる奴にしようか」。デブな敵・プランプが待ち受ける「コテージ」ステージへ。
デブのお約束として、動きが鈍い。チャンスかと思われたが・・・プランプが四股を踏むと、その横列のパネルがめくれて
カートンくんが壁に飛ばされた!が、それはそれで「こいつ面白いなー」。
パワープレイに苦戦するかと思いきや。渦巻状の模様のパネルを発見!コレを踏むと、カートンくんが向かいの壁に飛ばされた!
進路上に居た敵がカートンくんに当たって死亡。「何や?今の!」
このパネルは「アタックパネル」。弾き飛ばされると、進路上に居る敵に体当たりできるのだ。
アタックパネルで、有利な展開に持ち込む。プランプの四股を上手くかわし、このステージも次々にラウンドクリアしていく。
・ザコ面地獄、ボス戦簡単
ラウンド7。メタルパネルに包囲された狭いフィールドで、初のゲームオーバー。しかし幸いにも、コンティニューで
同じ面から再開できる。
ラウンド9。スタート地点がメタルパネルで包囲されていて、四面楚歌状態。一瞬の隙を突いてパネルをめくり、脱出。
アイテムパネルを探してめくっていると・・・エネミーパネルが出現してしまった!敵が(画面上の一定数になるまで)
涌(わ)いて出る!
しかもエネミーパネルから出る敵は、通常より足が速い!すぐ追いつかれ、捕まってしまう。
「太ってるのに早いって、アカンわー」!ドツボにハマって、足止めされる。
そんな矢先、紫色のアタックパネルが出現。踏んでみると、ボーナスステージへ飛ばされた!
これは「スペシャルボーナスパネル」。ボーナスステージでスターを全部取ると、ラウンド9クリアになった!
アイテムに救われ、苦戦した難所を脱出。ラウンド10のボスと対決だ!
青い髪のボスはカートンくんの三番目の兄・トライくん。ぽーん、ぽーんと軽快に飛び跳ねる。
壁際で待ち構え、ジャンプから着地した瞬間にパネルめくり!壁にぶつけて倒した!
「あれ。コレ、すぐ終わるん違うの?」開始からわずか40分で2ステージクリアと、好調な有野課長。油断は禁物だ!
・正式名で呼んでもらえない
3つ目のステージは「ピラミッド」を選択。何やらモヒカン頭の敵が居るが「モヒカンは弱いやろ」という、有野課長の読み。
しかしラウンドが始まると、このモヒカンどもが飛び跳ね始めた!
「あっ!飛ぶんや」モヒカン野郎こと「ジャンパー」。飛んでいる間にパネルをめくっても、ダメージを与えられない
(ちなみに。主人公が近くに来ないと、立ち止まって“サボる”モヒカンも居るらしい^_^;)。
着地のタイミングを狙い、サンパネルで一気にめくる!モヒカンどもを一網打尽のファインプレー!こりゃ気持ちいい!
「何となく、分かりだしたな」コツを掴み、スムーズに進める。
さらなるファインプレーはラウンド6。ブロック状のメタルパネルが出現し、その中に敵を封じ込める。
そして上手く誘導し、出てくるところを待ち構えての狙い撃ち!「かしこーい!」パズル課長の本領発揮!
・モヒカンの逆襲
しかし。ラウンド9でエネミーパネルが出現、敵に囲まれてしまう。「どうしたもんかな、コレ」
パズルは得意でも、アクションは苦手の課長。モヒカン軍団の猛攻に、ゲームオーバーの嵐。
「やばいなー。こんなとこにツボの面があると思えへんかったな」。
30分後。1回ミスして、モヒカンが1体減った状態からやり直し。1体ずつ慎重に倒し、ラウンド9をやっとクリア。
ラウンド10。オレンジ色のボスが登場、これも軽快にジャンプして来る。今度はカートンくんの次兄・セカムくんだ。
モヒカンのタイミングに目が慣れた課長、これもセカムが壁際に着地した瞬間にパネルめくり!あっさり撃破!
「えー!ホンマ?」あっけない幕切れで、ピラミッドステージをクリア!早くも30面をこなした。
・ぼよよーーん♪と
続いて選んだのは「タワー」ステージ。トランポリンのようなフォームで跳ねる敵「アクロバット」が居る。先程のモヒカンより
滞空時間が若干長い。おまけにカートンくんが接近すると大ジャンプ!「キレイによけられたなー」。
着地のタイミングを計るのが難しい。そこで有野カートンの作戦は・・・とにかく、めくりまくって相手を壁際に追い込む。
やや強引だが、力技で撃破。
ラウンド4。左の列のサンパネルで一気にめくると・・・縦一列・5枚のエネミーパネルが出現!倒しても倒してもきりがない。
堂々巡りで埒(らち)があかない。が、必ず攻略法はある筈!
クロバットが5体出現したら、サンパネルでひとまとめにして倒す。それを繰り返すと、エネミーパネルが出なくなった。
「簡単やったんや。考えすぎや」一網打尽作戦で、見事勝利!
・必殺技だ
ラウンド9。そこはエネミーパネルだらけの空間!サンパネルでひっくり返し、ボーナスパネルをゲット!
その後もう一度サンパネルでひっくり返すと・・・またエネミーパネルが戻って来た!巧妙な罠だ・・・!
「そりゃそやわな。オセロやわな」ピンチとチャンスは表裏一体!これぞ「クインティ」の醍醐味。
この面だけで30分が経過。さすがのパズル課長もお手上げか!?
だがしかし。ここで新発見が。アタックパネルで飛ばされた進路上にもう一枚アタックパネルがあると、その間を
往復している間は無敵状態。敵が触れれば、勝手にやられてくれるのだ。
一旦エネミーパネルをサンパネルで消し、中央のアタックパネルのゾーンへ。カートンくんが弾き飛ばされ、寄ってきた
クロバットを次々と仕留めた!恐るべき新技“高速パネルはめ攻撃”!「今、なんか格好良かったな」確かに(笑)。
・スピード勝負!
ラストラウンド。今度のボスは・・・ピンク色の女の子?アクロバットも居るが、まだ動かない。
そうではなかった。女の子がアクロバットに触れると、動き出してカートンくんに襲い掛かってきた!
しかも通常より動きの速い“赤毛”タイプ。アイテムも見つからず、万事休す!
そんな状況で有野課長、開き直りの真っ向勝負!固まって寄ってきたアクロバットを壁際に追い込み、高速で床をめくる!
「パパパって、やってもうたらええねや」これも力技で撃破!敵をまとめて誘導し、一気に追い込む“パパパ攻撃”!
アクション要素のボス戦も、見事クリア!
・実は一番人気?
有野課長が「コイツ気になるよなー」というキャラの居るステージへ。スキンヘッドでレオタードを身に着けた
バレリーナ」が居る「シアター」ステージだ。
始まるなり、バレリーナ4体がくるくるくるくる回りだした!変なキャラクターの変な動きに、困惑する有野課長
攻撃を受けると、横座りになって崩れ「いやーん」てな感じのポーズをとる。「なんか申し訳ないな・・・
あの子、襲われた後、寂しい顔するもんな」難易度の低い面、もっと早く来ればよかったか。
ラウンド8。スピードの速いタイプの敵にも、冷静に対応。そのうちの1体が、座ったままで回るという技を披露。
「技できるようになったんや。お前。やったな」感心しつつも、容赦なく倒す!「褒めながらドン!って突き落とす」。
ラウンド9も敵を一掃、ラウンド10へ。またも先程の女の子が、魔法でバレリーナを動かした。
動きの読めない高速バレリーナ6体とのバトル。これも速攻が決まり、見事撃破でステージクリア!
・美的感覚ってものが
続いては「ミュージアム」ステージ。ベレー帽を被った敵「アーティスト」が登場。「何やコレ。『画伯』ってことか?」
その画伯。パネルに座って、落書きを始めた。一見、可愛い絵なのだが・・・実はコレが厄介もの。絵が完成すると、そのパネルは
めくれなくなってしまう。
絵を描いている間は無防備なので、邪魔し放題。「画伯が弱いのか、課長が強くなりすぎたのか」。
楽勝ムードの中、ひとつだけ問題が。「右の太ももだけ、すっげー寒いなー」。
外は雪である。暖房の当たってないほうは、一段と冷える。そこでAD鶴岡が、愛用の「ひざ掛け」を持参。それを見た有野課長
「鶴岡、そういう趣味やったの?」というのも・・・その柄が、ショッキングピンクに黒いハートの模様なのだ。
AD鶴岡の意外な趣味が発覚。「あいつ“あっち”かなー?」そうとは限らんけど。謎なひとです。
すいすいとラウンド9まで漕ぎつけた。が、ここはめくれない「ロックパネル」だらけの面。さらに、めくれるパネルも
何枚かめくっていると「チーン」という音とともに打ち止めになる。
有効なアイテムも見つからず、ゲームオーバー。「難しいなー」と、有野課長も唸る。
・このゲームにも居た「ものまねむすめ」
と、ここで一旦ミュージアムステージを諦め、別のステージへ。入ったのは「マッシュルーム」ステージ。
キノコ型の帽子を被った敵「ミミー」が登場。でも何だか妙な動きをするので、観察してみると・・・「真似してる!」
そう。カートンくんがパネルをめくると、ミミーちゃんも1テンポ遅れてめくるのだ。敵キャラの中で唯一「めくる」動作をする。
「どうしたものか・・・」接近戦はマズいので、距離をとってからサンパネルで一網打尽!
ラウンド7、エネミーパネルから涌いた敵をうまくかわし、サンパネルで一掃。ラウンド8は高速パネルはめで撃破!
そしてラウンド10。ボスは冒頭でジェニーちゃんをさらったプラム。これまた軽快にジャンプしてくるが、一気に片付ける。
・恐怖!ゾンビスイマー
ミュージアムには戻らず、今度は「クラブ」ステージへ。クラブはクラブでも、スポーツクラブだ。
5列のパネルを競泳プールに見立て、飛び込んできた敵は「スイマー」!平泳ぎで移動すると、後ろのパネルがめくれていく。
エネミーパネルからせり上がってくるときは、シンクロナイズドスイミングみたいな格好で首を出す(笑)。
ここは泳ぎのタイミングにあわせてパネルをめくり、スイマーどもを片付けていく。
ラウンド5。エネミーパネルとメタルパネルだらけの面。スイマーがパネルの外にも溢れ出し、プールサイドみたいに歩いてる。
プレイに時間をかけていると、そのスイマーに異変が。体が白くなり、泳ぐのをやめて駆け寄ってくる。
「ゾンビになった!一気に」
しかしサンパネルを発掘、一網打尽に成功!「すげー!狙い通りや!」・・・狙ったかどうかはわからないが。
続くラウンド6も、高速パネルはめでゾンビスイマーを退治!「課長の読み通りです!」はいはい。
ラウンド9。開始早々、スイマーがゾンビ化!打ち止めパネルも多く、大苦戦!
「困ったときは、めくれる場所探せばええのか」初心に帰り、ロックパネルをめくってみる。と、サンパネルが出て一発逆転!
そしてラウンド10。ボスは次兄・セカムくん。先程倒した筈だが、今度は分身の術で2人に増えてる。
「お前ら『ザ・たっち』か」!冷静に1体目を仕留める。と、もう1体も消えてしまった。クラブステージクリア!
・全世代1位
そして再び、ミュージアム・ラウンド9での決戦!6人の画伯から逃げるのが精一杯だ。「どうしたらええねやろ、コレ」。
画伯を5人倒し、残り1人。が!描かれた落書きの子供「イラストマン」が、絵から出て襲い掛かってきた!
画伯を倒しても、残ったイラストマンに襲われてミス。スタッフから「ア〜」と溜息がもれる。
「課長よりも周囲のが『ア〜』って、先に絶望を感じてんねんな」。
不幸中の幸い。リトライは残り1人から。画伯が出現してすぐ、速攻でパネルをめくって撃破!「ギリギリいけました!」
ラウンド10。ボスは6人の画伯!みんながみんな自画像を描き、それが分身になって襲ってくる!
有野カートンが倒すスピードよりも、画伯が増えるスピードの方が速い。需要と供給のバランスが崩れている。
連敗地獄で、ラウンド10開始から30分。ここまでスムーズに進んでいたが、停滞モードに突入。
ところで。このほど「オリコン」の「ゲームが上手そうな芸能人」アンケートで第1位を獲得した有野課長
「どこで『上手そう』って思われてるのかな」・・・あくまで「上手そうな」ですから。真の「上手な」芸能人になれるか?
・「くぐれっ」に続く名言
連敗しながらも、有野課長には「ある考え」が。「順番次第、みたいなところあると思うねんな」。
いいところまで敵を追い詰めても、増殖を続ける画伯にあと一歩のところで捕まる。このラウンドだけで、70機以上消滅。
繰り返しプレイするうち、チャンス到来。左の画伯を全部倒した後、上から2番目(つまりは真ん中)の列を通って右へ向かう。
すると。上の画伯も下の画伯も分身画伯も、真ん中に居るカートンくん目がけて集まってくる。一箇所に固めて、一網打尽!
「一括!一括!」スタッフから声が飛んだ。画伯軍団を、まさに“一括(くく)り”で撃破!
「一括、決まりましたー!」有野課長、そう言った後で「えっ。コレ『一括』っていうの?」これも新技、その名も“一括”!
・分割ですかリボですか
8つのステージをクリアし「あっ。やっと『ここ』来れた」そう。中心にあるお城・キャッスルステージにたどり着いた。
そこに待ち構えるのは・・・これまでの8ステージに登場した敵たち。先程同様“一括”を狙いたいが・・・エネミーパネルから
出てきたのが1人残ってしまい「あかん。リボか。これはもう」。一括払いならず(笑)。
その後も、見覚えのある敵との戦い。これまで培ったテクニックを総動員する。アクロバット相手には「分割やけどいけました」。
ラウンド7で、有野カートンの天敵・画伯登場。描いた絵から「イラストマン」も飛び出し、画面上は敵だらけ。
が、クロスパネルを発見して一発逆転!パターンに入って、行き詰ることなく撃破!ラウンド8もサンパネルで一括!
そしてラウンド9、またまた長兄プラムが登場。高ーく跳ね続けるので、倒せるタイミングは一瞬!そこを逃さず、めくりで撃破!
「結構簡単でした」。
ラウンド10。これまでのボス戦に度々現れた、ピンク色の女の子が登場。実は彼女こそがこのゲームのラスボス、クインティ
カートンくんの末妹で「大好きなお兄ちゃんを、よその女にとられた」という嫉妬に狂っているらしい。
そのクインティちゃんが、カートンくんを連れ去った!これでキャッスルステージはおしまい。
「飛んでった・・・」天空に浮かぶ城に連れて行かれるカートンくん。呆然とする有野課長。果たして・・・?
・小賢(こざ)っかしい奴
てなわけで、ラストステージは空の上。いよいよ、残り10面である。
ハチマキを巻いた敵「コザック」が登場。コサックダンスのように足を蹴り出し、パネルをめくって来る。
「ハチマキ巻いてんねんもん、やるよ、コイツら」体力ありそうだもんねー。
こちらがパネルをめくっても、向こうからめくり返してくる。一括を諦め、分割で仕留めていく。
ラウンド8。そこはアタックパネルとエネミーパネルばっかりの面。どうも上手く行かない・・・と思ったら。
「98(面)か。イヤやなー」。有野課長の頭を「カイの冒険」のトラウマがよぎる。また7時間8時間プレイし続けるのか?
しかし。何度かやられながらも、敵の頭数を減らす。残り0機のところでラウンドクリア!「98(面)クリアしたー!」
有野課長から、安堵の息がもれる。
99面こと、ラウンド9。サンパネルからムーンパネルから、出現するアイテムを手当たり次第踏んでいく。すると一括でクリア!
これには当の本人もビックリ。こうなると、もはや技でなく“偶然”。天は有野カートンに味方している!
・めくる、ということは
運のいいところで、いよいよ100面目。ラスボス戦。「あっ来た!コイツや」クインティちゃんが再び現れた。
兄と妹、骨肉のバトル開始!と、いきなりカートンくんの姿が「スイマー」に変えられてしまった!!
「どういうことや?」何と。クインティは魔法でカートンくんを敵キャラに変えてしまうのである。
唯一の攻撃方法である「めくる」という動作を封じられては、どうにもならない。ひたすら、魔法が当たらないよう逃げ回る。
モヒカンにされては「ひどいやー」。バレリーナにされては「コイツいややー」。情けない姿で、連戦連敗。
魔法から逃げていても、仕方ない。決死の接近戦で、素早くパネルをめくる作戦に出た。
するとクインティの魔法で、今度は“ものまね娘”ミミーに変身(偶然なのか、接近するとそうなるのかは不明だが)!
ミミーちゃんは唯一、自分の進行方向にパネルをめくれる!一気呵成でクインティを壁に追い詰め、見事に撃破!
「やったー!出ました!わー、すげー」有野課長も大興奮!
クインティ」全100面、完全攻略!パズル課長の本領発揮で、9時間という尺の短さでした。
有野課長はサクサク進めてたから、簡単そうに見えるけど・・・きっと難しいんだろうな、本当は。
・雪の誕生日
念願のエンディング画面。ジェニーちゃんが開放され、カートンくんと抱き合う。
その下でクインティが座り込んで泣いているが・・・お構いなしの二人、そのままキスした。
「お子さん(に見せて)大丈夫かな?」濃厚なラブシーンだからな(笑)。
第8シーズン最終回を勝利で飾った有野課長に、もうひとつ「お祝い」が―「誕生日、おめでとうございます」。
そうです。この収録があった2月23日は、有野課長36歳のお誕生日。ケーキが用意され、ローソクの火を吹き消す。
「ゲームを褒めてくれへんの?」もちろんそれも・・・あるよね?無い?(笑)。
・たまってますよ
ともあれ、お疲れ様でした。4月からは第1シリーズの再放送がまた始まる。
次のシリーズは6月再開予定だそうで。それまでに、このブログの更新も追いつきたいところ。頑張ります(汗)。