たまゲー大阪スペシャル

「たまに行くならこんなゲーセン」。今回は大阪府東大阪市近畿大学のキャンパス近くにあるゲームセンター「あうとばぁん」へ。
どうやら先日の「ゲーム発売記念握手会」で大阪に移動した翌日のロケだったらしい。
・情報提供者は
情報のハガキによると「あうとばぁん」はレトロゲームの品揃えが豊富で「さらに、学生が多いということもあり、料金も安いです。
是非、行ってみて下さい。『ゲームセンターCX』元AD 笹野大司」。AD笹野かい!
ハガキには更に「P.S.第2子誕生おめでとうございます。ちなみにウチはまだ2人目の予定はありません」とあった。
「笹野ん家(ち)の夜の仕事なんか、知らんがなやわー」確かに(笑)。
レトロゲームの総本山
「んぁばとうあ」と大書された赤い看板を目印に、店内に入ると・・・懐かしいゲームが200台以上並んでいる。
しかもその多くが、10円・20円という格安設定。元ADの笹野さんも、学生時代によく通っていたそうで。
有野課長、まずは10円でプレイできるクレーンゲーム「チャンスラー」(1982年、朝日産業社)にチャレンジ。
貼紙には「セガのように『取るためのお手伝い』はできません」と書いてある・・・言うても景品は飴玉やし。
めでたくのど飴を1個ゲット!取り出し口を探ると、獲物の他に「腹立つ!ゴミ入れてやがる」!誰かが食べた飴の個包装が。
ふと筐体の上を見ると、誰かが取った飴が1個。「あっ、1個拾った」。そっちはゴミじゃないのね(笑)。
・あのパチンコメーカーか
続いてはテーブル筐体。気になるゲームを発見した有野課長だが、それよりもっと気になることが。それは
「悪者の住処が目の前にある!」ゲームコーナーとガラス1枚隔てた部屋がスタッフルームらしく、
革ジャンやサングラス姿といった“悪者”っぽい?お兄さんたちが詰めている。
で。気になるゲームというのは「TSピラミッド」(1980年、SANKYO)。ブロック崩しピンボールを「合体」させたようなゲームだ。
ブロック崩しのようなバーでボールを打ち返し、障害物にぶつける。隙間に入って障害物の内部でバウンドすれば、高得点のチャンス!
「パターン入ったのかな?これ。いけんのか?」高得点を出して順調だった有野さんでしたが、しばらくしてゲームオーバー。
稼いだ点数が「4006点」。また中途半端な(笑)。
・女子ゲーマーに有りがち
店内には、以前「有野の挑戦」に出て来た「妖怪道中記」(ナムコ)などもある。
「あっ。古いなー、これ」有野課長が指差したのは、ちょっと変わった野球ゲーム「プロ野球入団テスト トライアウト」
(1985年、データイースト)。試合ではなく、バッティングなどの“入団テスト種目”を行うゲームだ。
プロ野球・・・生きてきた中で、1回も興味あることがなかったなー」と有野課長。そうなんですか・・・そういえば
ワテの身の回り(特に女子ゲーマー)でも、「ゲーム好き=野球を知らない」「野球ファン=家にゲーム機が無い」という
傾向がある。テレビの「野球中継の時間帯」と「ゲームをする時間帯」が被るせいですかね(違)。
・絵に描かれた選手そっくり
閑話休題。野球音痴の有野課長、テスト結果は・・・画面内の監督(?)が手で×マークをしている。
「あっ、落ちた」やっぱり不合格でした(泣)。
同じく野球ゲーム「バッティングチャンス」(ナムコ)にも挑戦。ただしこれはビデオゲームではなく、大型のエレメカである。
走って来る光を「ホームラン」の所でタイミングよく止めるゲーム(「東京フレンドパークII」の「フラッシュザウルス」みたい)。
いざ勝負!とボタンを押す!・・・あれ?反応がない??
困っていると、先程の“悪者の住処”から“悪い人”(店長さん)が出てきて「この辺(ホームランの赤いランプ)点くところを押してく」
正しい遊び方を教えてくれた。有野課長はボタンしか見ていなかったのだ。
てなわけで再挑戦。ぴろりろり♪と電子音がしたが、結果がよくわからない。そこへまたしても、悪い人登場。
「ホームランです」。有野課長もびっくり!
・忍者アクションじゃない
再び、テーブル筐体のコーナーへ。低ーい椅子に、大股を開いて座っている女子を発見。「あの女の人、行儀悪いな」。
そして有野課長が次にプレイしたのは「サスケvsコマンダ」(1980年、SNK)。旧SNKが「新日本企画」だった時代のゲームだ。
主人公のサスケが、悪の忍者集団を倒すゲームなのですが。その内容は・・・
「うわ!シューティングやん!」インベーダーゲームを進化させたようなシューティング。しかも
「わー!死体が来た!死体が降ってくる!」倒した敵がそのまま降ってくる!「残酷なゲームやなー」。
そしてボスキャラ登場!火炎放射のような長ーいビームを放つ。その一瞬の隙を突いて撃破!仰向けに卒倒する姿が面白い。
・ちょいワル店員
先程のお行儀の悪い女の子が退席、気になっていたゲームを見てみると・・・「ストライクボウリング」(1982年、タイトー)。
パソコンのトラックボールみたいな球体のコントローラーを転がして、ボウリングのボールを操作する。
プレイしようとして、どうも筐体が低すぎることに気づく。座り方も大股開きになってしまうというものだ。
ゲームの方はといえば。操作がうまく行かず、ガーターばかり。そこへ
「課長、課長」今度は別の“悪い人”(店員さん)が。「こうやったら(ボールが)真っ直ぐ行く」とアドバイス
両手の親指を使って、横にブレないように動かす。「ありがとう、親切な悪そうな人」。親切な悪そうな人、て(笑)。
・連射禁止
続いてはシューティングゲーム「スペースウォーズ」(1977年、シネマトロニクス/タイトー)をプレイ。対戦ができるということで
「有野さん、僕でよかったら」タニーこと谷澤宗明さんがやって来た。
「何も言うてないよ」と言いつつ、対戦を受け入れる有野課長。向かい合わせの席に座り、ゲーム開始!
お互いの自機を破壊すれば勝ちなのだが・・・タニーと課長のビームの長さが、明らかに違う!何で?
困惑する有野課長の前に、またまた店長さんが登場。「何秒か待ってエネルギーが溜まらないと、ビームが相手に届かない」と教える。
この後もやられっぱなしの有野課長、画面反射よけのダンボールでタニー側の画面を隠した!「見えないですー!」タニー困惑。
店内の別の筐体の上に、対面側にも穴のあけてある“対戦型”タイプの反射よけがあった。「タニー、これでやろう」
まるで学生同士、ゲームに夢中になる二人でした。