目に見えるものが全てではない

フジテレビ721ゲームセンターCX」。来る12月24日にクリスマス生放送スペシャルを控え、年内最後のレギュラー放送。
「有野の挑戦」今回のソフトは「スーパーファンタジーゾーン」(1992年、サンソフト)。久々のシューティングにして、
久々のSEGAメガドライブ用ソフト。往年の名作「ファンタジーゾーン」(アーケード版=1986年、セガ)のシリーズ作品。
主人公の勇者オパオパが、宇宙侵略を目論むダークメロン軍に立ち向かう。各惑星(ステージ)の要塞とボスを破壊せよ!
パステルカラーの色彩と可愛いらしいキャラクター、軽快なBGM。一見ユルそうなゲームに見えるが、レベルは高い。
・そんなこと言ってましたねえ
前回「放送作家の岐部くんが、僕を過小評価している」と苦言を呈した有野課長。シューティングは苦手なジャンルだが、自信満々。
「『課長、シューティングも行けんじゃないですか』みたいなことかな。今の僕やったら、多分行けると思いますよ」
全8ステージを攻略して、「有野の挑戦」史上初のシューティングゲームクリアとなるか?
・手が生えてないし
「げーむせんたー・しーえーっくす!かちょー・おん!」ゲームスタート。タイトル画面から、カラフルな世界は始まっている。
「『ツインビー』みたいな感じなのかな?」と有野課長。その「ツインビー」(コナミ)と決定的に違うのは・・・
「横スクロール」であること、そして「強制スクロールじゃないので、ステージ上を自由に移動できる」ということ。したがって
「右向いてるつもりだったのに」敵をよけ切れず、ミスになってしまう。操作に戸惑う有野課長、ステージ1序盤であっという間に
ゲームオーバー。
・楽しいお買い物
再挑戦すると、「SHOP」と書かれた気球がフワフワ浮いているのを発見。
ファンタジーゾーン」シリーズの大きな特徴として「パワーアップアイテムをショップで買う」というのがある。
雑魚キャラを倒すと手に入るお金を貯めて、そのステージの敵に合った武器を買うのだ。RPGっぽいですね。
有野課長、まずは低価格のスピードアップ装置「ビッグウイング」と、ビーム砲「ワイドビーム」をお買い上げ。
広範囲のザコ敵を一掃出来るワイドビームだが、時間が経過すると効力が切れる。基本装備に戻され、またゲームオーバー。
・あのソフトのおかげ
ステージ1のボスキャラは、カボチャお化けみたいな「ランターン」。一筋縄ではいかない相手に「一矢も報いてへんな」。
いつもなら停滞モードに入るところだが、機敏な動きを見せる。というのも「『スタープリンス』やっといて良かったなー」
「有野の挑戦状」のシューティングゲームで腕を上げた有野課長、真価が問われる戦い。見事ランターンを撃破!
ザラザラ出て来た金貨を、急いで拾う!
・マジですか
ステージ2。まずはショップでお買い物・・・「魅力的なん、いっぱいあるやん」。先程ボスから奪った資金で、武器を大人買い
豊富な品揃えの中には「エクストラシップ」つまり“残機1UP”も。
「いや、こんなん、お金で買うもんじゃないと思うねんけどなー」と言いつつお買い上げ。
ショップを出て、いざ出陣。ぶっといレーザービームで敵を蹴散らす!・・・が、敵に当たってしまう。
やり直し、再びショップに入る。さっき買った武器は値上がりしているので、心もとない装備。あえなくゲームオーバー。
タイトル画面に戻ると、衝撃の事実が。「あっ、コンティニュー無いねや」。
コンティニュー無しの3機スタートで、全8ステージ攻略なるか?
・買うと値上がり
気を取り直して、ステージ1から再スタート。ボスのカボチャを倒し、ステージ2へ。炎の世界に、ボス「ズィーク」が現れた。
「あのベビーチョコみたいなのを倒さなあかんのか」顔の周囲についているベビーチョコの粒みたいな部分が弱点らしい。
ツインボムが効果的にヒットし、ステージ2をクリア!「金!金!カネ!」必死で金貨を拾う。
ステージ3は大きな滝のそば。武器の物価も徐々に上がっている。大枚はたいてパワーアップするも、敵にやられてパワーダウン。
「初期化するの早いなー」。ゲームオーバー→ステージ1からやり直し。
・だから説明書を読めと
やり直しのステージ2、ショップで「256t」と書かれた爆弾・ヘビーボムを購入、ボス戦での大ダメージを狙う。
しかし使い方を誤り、ボスの真横に落とした!
「何やねん!そうやって落ちるの?」ヘビーボムは敵の頭上に落とさないと意味が無い。どうやら有野課長
この武器をいわゆる「画面上の敵にダメージを与える」系の武器と勘違いしていたようだ。
弱体化したオパオパでは、為すすべ無し。「1機死んだら、もうそんなんなるもんなー」。
・5月や!
40分後、ステージ3のボス戦へ。現れたのは巨大な鯉「プーカ」。どうもオパオパの操作が思うようにいかない・・・と思ったら
「吸うてる!吸うてる!」実際の鯉さながらに、オパオパを吸い込もうとしている!「吸う感じって(画面で)伝わらへんのにな」。
吸われないようにするためには後ろを向いてしまうので、ツインショットをうまく打ち込めない。
できるだけ引いて、ツインショットを連射。「近い!近い!近い!指痛い!」吸われそうになるギリギリで、プーカを撃破!
ステージ4は暗闇の洞窟。オパオパの周囲のわずかな場所以外、ほぼ真っ暗。
で。ショップで「スーパーライト」を購入。ほどなく効力が切れ、暗闇に居た敵にやられてゲームオーバー。
・貢物いっぱい
またも振り出し、ステージ1。憂鬱な心とは裏腹に、パステルカラーの風景が広がる。それを見て、有野課長は一言
「そんな悪い世界じゃ無さそうやけどな、コレ」。甘くないのだよ。
そこからはお決まりの停滞モード。「まいったなー。一旦、酒飲むかな」と、前回の秋葉原のイベントでもらった
「左押してスタート」の米焼酎を見る。「アカンやろな」。そらそうだ。仕事中だ(笑)。
気分転換に、3都市イベントでファンの皆様からもらったプレゼントを物色。アキバ名物「萌え〜」ヘアバンドを装着。
「俺、違うと思うけどなー。課長がどんどん、違うとこ行ってるような気がするなー」。でも似合ってますよ課長。
プレゼントの中には、課長の体を気遣って「薬用入浴剤」のセットも。「でも、肝心な『湯』が無いねんなー」。
疲れた体に鞭打って、プレイ再開!
・BGMも芸術だ
ステージ2のボスに「サンダーボルト」を浴びせ、素早く撃破!「画面上の敵に(略)」っていう武器は、こっちだったんです。
それぞれのボスに合った武器を使うのも、攻略の鍵。ということは。ステージ4の鯉に有効なのは・・・
「バックファイアーや!」後方から火炎放射すれば、逃げている最中も攻撃できる!
ボス戦で着実にダメージを与え、絶好のチャンス!しかしプーカの鱗ミサイルが当たり、ゲームオーバーに。
3時間の膠着状態。そこへAD鶴岡がやって来た。やり直しばかりでプレイに飽きてきた有野課長に「気分転換の裏技」を披露するというのだ。
タイトル画面で「A・B・C全部のボタンを押しながら、スタートボタンを押すと・・・」一体、何が起こるのか?
「普通の(第1作の)『ファンタジーゾーン』の音楽になったんです」。今なお名曲として評価されている「ファンタジーゾーン」の曲。
そのBGMで「スーパーファンタジーゾーン」をプレイできるというわけだ。
「でも俺『ファンタジーゾーン』やってへんからなー。そんなに俺、音楽に興味無かった筈やけどなー」・・・豚に真珠、だったようだ。
・「金」断の技
気分一新、今度こそ!と思いきや。またもプーカ戦でバックファイアー攻撃失敗、パワーダウンして全機を失った。
「これはもう・・・何か無理な気がするなー」ステージ1に戻され、弱気発言の有野課長
再びAD鶴岡が現れた。「禁断の技があるんですけれども。やってみますか?」禁断の技とは一体・・・?
2コンを接続した状態で、1コンはステージ1を普通に始める。一旦ポーズボタンでゲームを止め、ポーズ中に2コンの左・下・
スタートボタンを押しながらAボタンを押す。と・・・
「あっ!金?」そう、手持ちのお金が99999999ゴールドになるのだ!!でも、当の有野課長
「僕、こんなに要らんよー」何を言う。これでエクストラシップ買い放題やぞ(笑)。事実上、コンティニューみたいなもんだ。
案の定、エクストラシップを最大9機まで“セレブ買い”。ほぼ無敵の重装備で、停滞モードを抜け出せるか?
・それでもお金がものをいう
ザコ敵が相手にならんので「緊張感ないなー、コレ」とぼやく有野課長。が、そこは「課長止まり」の男。健闘むなしくプーカに敗れる。
「調子に乗りすぎたなー」。気の緩みから、連戦連敗。9機あった残機を使い果たし、ゲームオーバー。「金やないなー」。
そう言いつつ。豊富な資金力で武器を買い集め、ステージ2のボスに惜しみなくサンダーボルトを浴びせる。
「金やなー。やっぱり世の中」。
・年齢も資金でカバー
またまたステージ3、プーカのもとへ。「あとは『緊張感』やな」。緊張感をもって臨んだが、またやられた。
「金があると、目先のミサイル見えへんかー」
残り1機。貧弱な初期装備ではあるものの、緊張感を切らさずに戦う。そしてプーカを撃破!「行けたー!」
ステージ4。すぐさまショップで残機を増やし、ライトやらビームやらに加えてバリアまで買い込む。
ボスキャラ登場!弱点が頭にあるらしく、横向きのレーザービームではダメージを与えられない。そのうち小さな流れ弾に当たってミス。
「もうジジイには見えへん弾やで、アレ」。敵の弾が見えづらいので、よけるのも困難。またもゲームオーバー。
ステージ1に戻され、例のコマンドを入力。「35歳で、裏技使って現金増やすと思わへんかったなー」。
フル装備状態の最初の1機で、どうにかボスを倒したいが・・・1機やられて装備を失うと、あとはゲームオーバースパイラル。
「参ったなあ・・・」“萌えバンド”の下に冷えピタも装着。いつも以上に神経を使うシューティングだ。
再びステージ4へ。頭がボスの弱点ということで、ヘビーボムを大量購入。4発落として撃破!武器の選択が大当たり!
・かえって疲れる?
ステージ5。名前まんまの人面石「ドグー」がボス。2個1組で襲ってくる敵の動きが読めず、有野オパオパ20連敗。
体力が消耗する持久戦。そこにAD浦川が、何故かバケツを持って現れた。
「お湯を入れたので、さっきの入浴剤で疲れた手を癒されたらどうかと」プレゼントの山の中にあった入浴剤を、バケツの湯に溶かす。
「足湯とかは俺聞いたことあるけど・・・手を?」足湯ならぬ“腕湯”。「でかめのフィンガーボールやん」。
さらに「蒸気で目の疲れを取るアイマスク(http://www.kao.co.jp/megurism/eye/index.html)」といったプレゼントも。
お湯に手を漬けたまま、AD鶴岡にアイマスクを装着してもらう有野課長。冷えピタを貼ったままだったので
「デコ冷たいのに、目温(ぬく)いー」。
説明書によると「5分〜10分、温かさが続きます」。というわけで「5分、失礼します」AD鶴岡退室。
「え?」目隠し状態で手はバケツの中、身動き取れない状態で放置プレイ。
5分後。疲れはとれましたか?「取れたと思います」と有野課長。「嘘やけど、取れたとしとくわ」。リラックスタイム終了!
・男前を見せたい
身体の疲れを取り、リフレッシュ効果を期待したかったが・・・ステージ5のボスに、何と50連敗!やり直しが延々続く。
そして数えること51度目の対戦にして、ドグーを撃破!残り3ステージ、このまま進めるか?
ステージ6は電気の世界。ボス「ライデン」に対してスマートボムを選択したが、これがミスチョイス。スマートボムは画面上の
ザコ敵を一掃するだけの効果しか無い。まったく歯が立たず、ゲームオーバー。
「やっぱシューティング向いてへんの違うかなー」弱気になる有野課長。しかし、ここは意地の見せ所。
20分後、やり直しでドグーを撃破。スタッフの歓喜の声に「おかしいなー。1回クリアしてるのに。いかに課長、信用されてないか
・・・っていう感じやな」。
改めてステージ6。今度はウルトラボムを選択、ライデンを破壊!スペシャルウェポンの威力は絶大だ。
続いてステージ7、海の世界。待ち構えるボスキャラは、古代の貝みたいな「アンモスティー」。攻撃するとどんどん分裂する、
厄介な相手だ。小さくなった分身どもに包囲され、スペシャルウェポンも使い切って絶体絶命ー!
しかしここは落ち着いて対処、ツインショットもボムも無駄なく当てて撃破!早いクリアでありました。
・これは父親じゃないのか
そしていよいよステージ8。開始早々、強制的にショップ画面。「何で店入るの?」
それは。この面が「ボスキャラオンパレード」だからさ!!ステージ1〜7のボスがどんどん出てくる!「わ!そういうこと?」
しかしありがたいことに、ミスした時のやり直しはショップ画面から。「金なかったら、エラいことになってたのかー」。
装備と残機を買い足し、仕切り直し!金に物を言わせ、あっという間に7体目のボスをクリア!
いよいよラスボスの登場。次元の歪みのような空間に現れたのは、巨大なオパオパ「ネクサスPA」!
まるで大人と子供。初期装備ではその圧倒的な強さにかなう筈も無く、ゲームオーバー。
「左押してスタート、とかで(コンティニュー)ならへんかなー」。なりません。エンディングはお金では買えません。
・レッ○ア○ーマーばりのトリッキーさ
「ステージ7まで進んでゲームオーバー」を2度繰り返し、ステージ8へと進めたのは2時間後。
パワーアップを保ったまま、ネクサスPAと対決!繰り出されるメガトンボムを見切り、速攻で撃破!
やったか?と思われたが。音楽が止まらない。そうです、お約束の展開!真のラスボスが現れたのだ!
ネクサスよりもはるかに小さいが、不規則にバウンドする丸い物体。オパオパのスピードをダウンさせる、謎の怪光線を放つ。
動きが読めず、攻撃が当たらない。クリア目前でゲームオーバー。
・奇跡を起こせ!
1時間後。3度目のネクサス戦。挑戦開始から13時間、ここでスタッフから「これがラストチャンスです」の声が。
残機は9機。ここで決めたいところだ。
ここは挫けず、希望を持って臨む気持ちが大切。攻撃パターンを発見した有野課長、集中力を切らさずに攻め続ける。
根気が実り、ネクサスを撃破!いよいよラスボス戦である。
着実にダメージを与え、手ごたえを感じている。「こうなってくると、ニヤニヤして負けてまうねんなー」よくわかってらっしゃる。
真のラスボスには規則性は無く、瞬時の判断を要求される。ついに残り1機、粘りで攻め続けるも・・・ゲームオーバー。
「スーパーファンタジーゾーン」無念のギブアップ。苦手のシューティング、攻略ならず。
・未練があるらしい
「次回はいよいよ、クリスマス生放送スペシャルです。今回のリベンジも含めてですね、生放送、ひとつよろしくお願いします」
スタッフの言葉に、有野課長
「3時間の間に・・・『スーパーファンタジーゾーン』解きます!」と答えたが、「スーパーファンタジーゾーン」挑戦の
予定はありません(笑)。お疲れ様でした。