高校生ドラフト!中田翔は北海道へ、佐藤は感涙

今年もまた、高校生ドラフト会議が開催された。今回は専ら

以上の“特A評価”3人に注目が集まっている。
・運命や如何に
大阪桐蔭の中田くん。4球団が競合し、北海道日本ハムが交渉権獲得。授業が終わってから記者会見場に現れ、
ホッとした表情を見せた。「北海道で頑張ります」と、早くも意欲を見せている。
一方、仙台育英の佐藤くん。何と5球団競合の結果、東京ヤクルト古田監督が籤(くじ)を引き当てた
(ヤクルトって毎年、籤運いいよねー)。
プロ入りに大きく近づき「(これまで育ててくれた)家族に感謝して・・・」と語った途端、佐藤くんは
大粒の涙を流した。ええ子やなー。
ヤクルトがイヤだから泣いている、ってわけじゃないのね。それなら良かった。
本人の意中の球団は地元・東北楽天だったようだが、プロ入りには前向き。感触は悪くなさそう。
そして成田の唐川くん。千葉ロッテのバレンタイン監督が、見事に交渉権を引き当てた。
唐川くんは「子供の頃から千葉マリンスタジアムで観戦していた」というロッテファン。
球団が千葉に移転して、早15年。そうか、もうそんな世代がプロ入りするのね。
・巨人の隠し玉“ぴの村くん”って?
ところで。今回のドラフトで、もうひとり話題に上った選手が居る―仙台育英の佐藤くんを獲り逃した巨人が
ハズレ1位として指名した、熊本工高藤村大介内野手だ。
「ベース1周13.7秒」という、人並み外れた俊足の持ち主。それゆえ「プロ野球ファミリースタジアム」シリーズ
(旧ナムコ、現バンダイナムコゲームス)に登場する、架空の俊足選手「ナムコスターズの『ぴの』」に譬(たと)えられて、
一部の高校野球ファンが「ぴの村」というニックネームをつけたとか(笑)。
そんなにスゴいのか・・・ぴのといえば「世界の盗塁王レールウェイズの『ふくもと』」の2倍の走力という設定。
あまり巨人に居なかったタイプなので、大事に育てていただきたいところだ。潰すなよ(笑)。
・ちなみに
「ぴの」が登場する元ネタのゲームは「トイポップ」(旧ナムコ、1986年)。魔法使いにさらわれた仲間たちを
助けるために戦う、ピノキオのような木彫り人形の男の子「ピノ」がモデルだ。
あまり世間には知られていない名作「トイポップ」。コレを機に、注目度が上がらないかしら(笑)。