イライラヤキモキ、何もかも

ゲームセンターCX・ゲーム化プロジェクト」。
今回は「ゲームセンターCX」ゲーム制作会議の模様を公開。番組スタッフと発売元・バンダイナムコゲームス
佐々木夕介プロデューサー、そして製作元・インディーズゼロの皆さんが顔を合わせ、それぞれのアイデアを披露する。

構成作家・岐部さん案

岐部さんは「有野の挑戦」で「(こんな場面)あったな・・・」と思わせるシナリオを入れたいという。
「有野さんの収録を見て、いつもイライライライラさせられるんで」
「ヤキモキね」有野課長が素早く訂正。
で。かつて課長が苦しんだ「アトランチスの謎」(サンソフト)の“ギリジャン横っ飛び”のような
ミニゲーム集を提案。が、佐々木プロデューサーから
ミニゲームって一番作るの大変なんですよ。それが大量にあると、気が付いたら発売が
再来年の冬ぐらいになったり・・・」ということで却下された。
「そんな簡単じゃないねんで、ゲーム作りって。テレビ(番組作り)のほうが簡単やな」。

カメラマン・阿部ちゃん案

「阿部と申します」いつものヤンキーぶりとは裏腹に、腰が低い。
阿部ちゃんは敵キャラのデザイン画を描いて持参。その名も「つっぱり大名」。
リーゼントヘアに裃(かみしも)装束といういでたちで「目が合うと必ずしつこく追ってくる」という。
かつて「千葉鑑定団」に「クイズ殿様の野望」のソフトを売りに行ったとき、パッケージに書いた
落書きからヒントを得たという。
それにしても。その絵がプロ級の腕前なので、彼の意外な才能に一同ビックリ。「こんなん描けるんすか!」

有野課長

有野さんもキャラクターの絵を持参。まずは1時間毎に出てくる坊主頭のキャラ「ハイブリッジ名人」。
「おい!君!もう一時間も冒険しているよ」と教えてくれる、アゴのしゃくれた“高い橋の名人”だ。
そして移動中に適当に思いついた「ガチャガチャ&ムクムク」。某子供番組の緑色の怪獣と赤い雪男そっくり(笑)
何も考えずに作った割には「(採用を)検討しても良いと思います」と好感触。

気になるアレは?

「とりあえず、決まっている概要としては・・・機種はニンテンドーDSで」と佐々木プロデューサー。。
ということは、やはりタッチペンを使う操作などもあるのか?
インディーズ・ゼロ鈴井匡伸社長は語る。「ゲームでしか出来ない『ゲームセンターCX』って
何だろうっていうところがありまして。ファミコンで育った世代として、昔楽しませてもらって大人になって、
今度は今遊んでいる子供達に『楽しさ・わくわくする感じ』をですね。逆に“恩返し”というか・・・
伝えていきたいな、と」。
「ホンマに突っ込んでんなー」と有野課長。「じゃあ、『ゲームセンターCX』の看板に恥じないように
ちゃんとしたもの作って下さい−僕は思いつきだけを言います」。
ゲーム「ゲームセンターCX」は2007年秋発売予定・・・らしい。