夢の翼はどこまでも青空

NHK連続テレビ小説純情きらり」。今週から、不定期エンディング曲「夢の翼」が流れるようになりました。
実際はオープニング曲「きらり」の、歌詞ありバージョンだったりする。なーんだ。
個人的には「明日を見つめて 勇気を出すとき」の部分が好きです。ヒロインの性格がよく出てて。
・癒しの歌声
歌っているのは新妻聖子さん。愛知県稲沢市のご出身で、タイ・バンコク育ちの帰国子女。
レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役や「ミス・サイゴン」のキム役を熱演した、ミュージカル界の
若きスターです。この「夢の翼」が、CDデビュー曲なのだそうで。
7月21日の「スタジオパークからこんにちは」(NHK)ご出演決定!チェックだ。
・「本当の嫁入り」の時が来た
今週は2日単位で1つのエピソードを消化。2日まとめて録画してから見ると、ちょうどいいです。
笛姉ちゃん(寺島しのぶ)は冬吾さん(西島秀俊)と一緒に、東京へ移住することを決意。
「私はね・・・良い母や良い妻になろうと思ってあんたと一緒になったんじゃない!杉冬吾って男に惚れたの」
さすが。この夫婦は半端じゃありません。
さらには杏姉ちゃん(井川遥)も、看護婦になるため一緒に東京へ。
そんな兄姉を、笑顔で送り出す桜子ちゃん(宮崎あおい)。東京に行きたい気持ちが無いわけじゃないが・・・
音楽の勉強、そして若女将修行にかける思いを新たにするのでした。
・職人の苦悩
山長に「八丁味噌の統制価格が決まった」という知らせが来た。
議員に接待までしたのに「話が違うじゃないですか!」激怒し、落胆する女将さん(戸田恵子)。
原料コスト=6円60銭、統制価格の売値=6円10銭。つまり、売れば売るほど赤字。
店の存続のため、統制価格施行後は「水で薄めた味噌を売る」という苦渋の決断をする。
が。職人の仙吉さん(塩見三省)は「まがいものの味噌を売ることはできない」と反発、店を辞めると言い出す。
実際の味噌蔵でも、原料不足のときはこういう決断を迫られたのだろうか(それともオーバーな描写?)。
・最後まで空回り
店が危機を迎える中、ジャスティライザーキヨシ(井坂俊哉)にも赤紙召集令状が!
最後の奉公にと、大豆が安く手に入るツテを探したところ「座礁した船の積荷の大豆が、安く手に入る」という話が。
飛びついたキヨシだったが・・・掴まされたのは脱脂大豆(油を絞った後の、飼料用の大豆)!
だから「朝鮮からの船」は信用するなって。
・すっかり山長の柱に
脱脂大豆を捨てるのも一苦労なので・・・若女将・桜子の提案で、脱脂大豆で味噌を仕込んでみようということに。
この味噌がどうなるのかが、ちょっと気になるところだが。
達彦ぼっちゃん(福士誠治)からの手紙に「ウチの味噌は腐りにくいので、行軍に持っていけたら」とあったのを見て
「軍隊に味噌を売る」ことを思いついた桜子ちゃん。あんたって人は・・・。
そして軍用食として山長の味噌を売り込むことに成功。今回も「あり得ない手柄」を立てた桜子でありました。
・死に行く男たちは、守るべき女たちに
そして。達彦ぼっちゃんが、外地へ出征!その前に岡崎へ帰省するも、桜子ちゃんは東京の軍本部へ
味噌を売り込む商談に出ていて留守。
そして戻ってきた桜子と出発する達彦が、岡崎の駅で束の間の対面。
ベタだ・・・ベタな展開だ、と思いつつも胸を締め付けられる。中の人の演技が、素晴らしすぎます。
「これが、達彦との別れでした」というナレーションが・・・ってことは。
死亡フラグ」じゃなくて「死亡確定」ってことですか?そんなーー!
・変な思想は無いが
この時代から66年が経過した、現在の日本。「戦争」がテレビドラマの中だけではなく、
現実になる危険性が出てきた。今も地球上では、こうして愛し合う者が戦争によって引き裂かれている。
・・・テレビドラマごときで、そこまで思い悩むのは「影響されすぎ」かも知れないが。
・空白の数年間
来週は一気に昭和18年(1943年)まで時間が進みます。笛姉ちゃんが既に、第2子を懐妊していたり。
戦局は更に厳しさを増し、特高警察が冬吾さんたちの絵の展覧会に乱入!
昼ドラ「偽りの花園」(東海テレビ/フジテレビ系)の、特高警察のオッサン来ねーかな(違)。
そしてタイトルが「磯おばさんの秘密」。有森四姉弟の叔母・磯さん(室井滋)の、知られざる
“東京在住時代”の秘密が明かされる・・・!?