笑いの神様、降りて来い!

・横浜−広島戦横浜スタジアム
横浜・三浦大輔、広島・大竹寛の先発で試合開始。1−1の同点のまま、息詰まる攻防戦が続く。
そして延長戦にもつれこみ、試合が動いたのは10回裏。ベイスタは1アウト満塁でサヨナラのチャンスを掴み、
打席には5番・古木克明
・民族大移動
と、そこで広島・ブラウン監督が何やら指示をした。カープの内外野手が、ゾロゾロと守備位置をずらす・・・
外野に2人(センターとライトだけ)、内野に5人。衝撃の内野5人シフト!
「なんじゃあこりゃあああ!」
松井秀喜(現ニューヨーク・ヤンキース)が巨人に居た頃、“極端な松井シフト”なんていうのを見たことがあるが
ここまで極端ではなかった。
・唯一抜けるところ
「古木打った!」カキーン!と打球は、誰も居ないレフト線へ・・・左に切れて、大ファール!
カープバッテリー、ここは命拾い。だがしかし!衝撃の結末は、ほどなく訪れた。
ピッチャー永川勝浩の投球がショートバウンド!キャッチャー倉義和が後逸、その間に三塁ランナーがホームイン!
ベイスターズのサヨナラ勝ちとなった。
・そこまでしたのに
「内野5人シフト」の穴は、バッテリーのところにあった・・・「野球の神様」じゃなくて
「笑いの神様」が降りてきてしまったようである。
カープファンの皆様には申し訳ないが。今シーズン(前半戦)最大級の爆笑試合に認定いたします。