ぼっちゃんの「純情ぽろり」

ほとんど恒例になりつつある?「今週の『NHK連続テレビ小説純情きらり』」。
一週完結のストーリーで、テンポ良く進んでいます。で、今週のタイトルが「初めての連弾」。
「初めての連弾」というと「初めてのチッス」なんかよりエロっちい感じがします。
−「エロ?どこが?」
ピアノの連弾って、身体密着するじゃないですか。んまぁ、いやらしい!
(男女が一緒に歩くのも憚=はばか=られた時代の話ですわよ)!
・・・そんな事じゃなく。連弾やコンチェルトって、本当に息が合ってないと上手くできないんで。
今の桜子ちゃん(宮崎あおい)と達彦ぼっちゃん(福士誠治)にとって、音楽は「言葉以上のもの」です。
・私たちの手の中に、力を
お互いピンチを乗り越える度に強く近くなる、プリティでキュアキュアな桜子&達彦。
今までずーっと気付いてもらえなかった“熱い切ない想い”が、桜子ちゃんに届いてよかったね。ぼっちゃん。
しかし。そんなふたりに忍び寄る、軍靴の音。時代の流れとともに高まる「音楽学校不要論」の声。
次々と苦難に見舞われる中、来週はどんな戦いを見せるか!?
・某「杜の都カップル」とはエラい違い
これが通常のラブストーリーなら、今頃とっくにリタイア(見るのをやめる)している筈なのだが・・・
もう少し、この人たち(と、その取り巻き)を見守りたい。絵描きの冬吾さん(西島秀俊)の“大人の魅力”も
カッチョいいし、岡崎の人々のその後も気になる。
斉藤先生(劇団ひとり)の台詞にもあったが、桜子ちゃんは「まっすぐな人で、行動に迷いや曇りが無い」ので
その清々しい暴走ぶりを見るのが楽しみになってきた。古き良き、昭和の朝ドラの匂いがします。
・「マ」の悪い話
近所の子供たちが、マロニエ荘の看板をいたずらして「エロニマ荘」に変えてしまった
(副音声では「エロニマ荘」と言っていたが、実際は「マ」の字が欠損して「フ」のように見えるぞ)。
どうせなら「エロマニア荘」にしろ、と思ったのは・・・ワテだけだろうな。すいません。
・来週も来襲
しかも間の悪いことに、“アンパンマチルダ”こと味噌屋の女将さん(戸田恵子)が乱入!
先週末〜今週頭の、笛姉ちゃん(寺島しのぶ)・徳次郎爺ちゃん(八名信夫)乱入事件に続く
「保護者クライシス」状態!恐怖におびえる達彦ぼっちゃんの表情が壮絶(笑)。
・奇特な旦那は危篤状態
女将さんは、愛する息子と“有森家の山猿娘”桜子が同じアパートに住んでいることを知って激怒!!
来週は直接対決か!?三河弁のマチルダさんの声で罵倒されたい人、来なさい(笑)。
そして母の襲撃に続き「父危篤」の電報により、達彦ぼっちゃん強制送還!どうなるんだー。
・今週のMVP?
それにしても。今週は達彦ぼっちゃんの“中の人”福士誠治くんの演技が光りました。
桜子ちゃんが「婚約していた」ことを知った時の「ちょ・・・聞いてないぞ」という表情。
その婚約者・斉藤先生に会いに行った彼女を、成す術なく見送る不安な表情。
桜子ちゃんを抱きしめた後、我に返って動揺している表情。どれもグッジョブです。
あ、女将@お母様がマロニエ荘の門前に来た時の、顔面蒼白ぶりも(笑)。