シャープの「ボーダフォンAQUOS携帯」

今日の全国紙朝刊に、「AQUOS+ケータイSoftBank」と書かれた1面広告が、でかでかと掲載された。
シャープがワンセグ対応携帯電話の(しかも「テレビを見る機能」をかなーり重視した)新機種を発売したらしい。
その名も「アクオスケータイ」。同社の液晶テレビAQUOS」のクオリティを、携帯電話に転用した。
・「液晶のシャープ」ですから
vodafoneの広告だが、既にソフトバンクグループに入っているので「SoftBank」のロゴが入っている。
広告には「出張を口実にドイツに行こうとしたが失敗した」ビジネスマンのチラシの裏独白、
という設定の文章が書かれている。

「ケータイにテレビの名前つけていいの?とも思ったが」

そんな。今に始まったことじゃないですよう、自社製品のブランドを携帯電話(と、その機能)の呼び名に使うのは。
ソニー・エリクソンの“ウォークマン携帯”、東芝の“モバイル・ルポ*1”。カシオのG’z One・・・
そのメーカーの得意技を説明するのに、これほどわかりやすいものはありません。
・試合結果を知る前に
広告の文面は続く。ビジネスマン氏は、どうしてもワンセグ携帯でワールドカップを(録画して翌朝に)
見たいらしく、アクオスケータイが欲しい!という欲望に駆られる。が!

「重大な問題発生。私の携帯はボーダフォンではないのである。(中略)番号なんとかビリティまで待つか」

悪いことは言わない。待ったほうがいいです。
vodafone如きのために、今お持ちの携帯(auだかdocomoだかPHSだか)を捨てる必要はありません。
つーか。docomo向けにも「アクオスケータイ」作らないんか?シャープは。

*1:かつて東芝で作っていた日本語ワープロ「Rupo」から引き継がれた辞書機能。