クログレの進歩(プログレ)

本日のBGM:「時計をとめて」by わらべ1984年12月?〜1985年3月「欽どこ!」エンディングテーマ)
昨日届いたDVD「欽どこ クロ子とグレ子のどこまでやるの?」には、収録されてませんが。
中学受験から開放された頃に「欽どこ!」を見たら、この歌が流れてました。
・今日の続きを探してみれば、明日になるけれど
昼飯を食べながら「クログレ」DVDを鑑賞する(笑いすぎて、昼飯のたまごスープを噴出しそうになったが)。
関根勤“キモい男”のキャラを演じる時の表情と、小堺一機芝居がかった台詞。
キレのある動きと、テンポの良さ。お二人の芸の「ルーツ」が、ここにあるのです
(ただし。この頃はまだ「『コント55号時代から続く、大将の芸』を真似ているだけ」という感もあるが)。
・「クロ子」「グレ子」誕生秘話
DVDにはショートコントの他、関根さん・小堺さんが語る「クログレ誕生秘話」や、
当時の思い出話・苦労話も収録されている。
関根さんは当初、かなえちゃん(倉沢淳美)の彼氏役で出てきたのだが
「29歳で高校生役は無理がある」と、役を降ろされてしまった。
その一方で、それまで役名も何も無い出演者−「黒子」だった斉藤清六さんがブレイク。
入れ替わりに関根さんが「黒子」となったのだ。
同じく小堺さんも、訪問販売員役でコントに登場したものの、緊張のあまり手が震えて
「突っ込めない」と欽ちゃんに言われ、「黒子」→「グレ子」に降格・・・となったのだ。
・長年の疑問でした
そんな彼らに、視聴者からハガキが届いた*1
「ひとつ疑問があります。それは『クロ子さんとグレ子さんは、いったい何の役か?』ということです」
小堺「言わないでっ!言わないで」(胸を押さえ、苦しみ出す)
関根「触れてはいけないものに触れてしまいましたね」(ニヤリ)。
・ボクたちは妖精だったのか!
そして。ハガキにはこう書かれていた−
「でもやっと気が付いたのです−見栄晴くんと三つ子ちゃんが学校から帰ってくるとグレ子さん、
みんなが寝る前に出てくるクロ子さん。つまり、グレ子さんは“夕暮(グレ)の精”、
クロ子さんはおやすみ前の“夜の精”という意味だったんですね」。
おおっ!すばらしい発想だ!
わて(当時小学生)は、ずっと彼らを「萩本家に住み着いたざしきわらしの類」だと思ってました。すんません。
小堺「夕方の精?」
関根「おやすみ前の夜の精!」
小堺「こういう役にしたのは、萩本さんの『せい』」
(以下、妖精ネタのコントが始まる)。
・「おまけ」が「本体」を超える
その後の関根さん・小堺さんの(テレビ・ラジオ番組など)「欽どこ!」以外のフィールドでの
ご活躍ぶりは、言うまでも無い。
その人気上昇につれて「クロ子とグレ子のどこまでやるの」コーナーも、着実に人気を得ていくのだが・・・
それでも二人とも「いつクビになるか、必死だった」という。若かったんですねー。

*1:副音声解説でコサキンは「『作り』だと思う」、と仰言ってますが(^_^;)。