glory colors〜津軽海峡超えのトビラ

・(決勝戦済美駒大苫小牧
日もとっぷり暮れて、帰りの電車の中。マナーモードにした携帯電話がブゥゥゥン・・・と唸った。
ウェブ情報サービスの「高校野球速報」だ。
昼間に見た途中経過では、済美がリードしていた。そのまま終わっちゃったかなー。

済美10−13駒大苫小牧

え?え?え?何があったんですか?
電車の中で、ひとりオロオロしてしまった。早く帰りたいようー。帰ってTVなりネットなりで
その経過を見なきゃ(そして駄メイド日記に書き留めなければ)。
・死闘甲子園
熱闘甲子園」(ABC朝日放送テレビ朝日系)で、やっとその経過を知ることができた。
試合は逆転に次ぐ逆転劇。両軍合わせて39安打の乱打戦となった−
ボコボコになるまで殴りあった、という感じか。
・道産子魂!
「試される大地」から来た逞しい球児たちが、優勝旗を持ち帰ることになった。
その駒大苫小牧、いわゆる“野球留学生”が居るのかな?と思ったら、そうではなかった。
チーム全員、北海道内の中学を卒業した生粋の道産子軍団なのだそうで。
思えば昨年。8点のリードを奪いながら降雨ノーゲーム、翌日の再試合で敗れた
(2003年8月8日の日記同8月9日の日記参照)
そこから、彼らの戦いは始まっていたのだ。
・魔法学校を撃破!
済美春夏連覇の夢は、あと一歩で叶わなかった−同校校歌の「『やれば出来る』は魔法の合言葉」が
この日ばかりは、東北・北海道地方の学校のためにあるようだった。
とかく雪国の学校は「グラウンドが雪に埋まって、思うように練習できない」という悩みがあるようだが
駒大苫小牧の場合、その雪も味方につけ「雪かきで鍛え上げた」という強靭な足腰を持っている。
・空輸いたします
これで優勝旗は「白河の関」をはるかに超えて、さらに津軽海峡まで越えて、ついに北海道に上陸。
優勝校最北端の記録をぐぐっと上げた(今までの優勝校最北端は、栃木県の作新学院)。
駒大苫小牧の皆さん、北海道民の皆さん、おめでとうございます。
そのまま北海道日本ハムファイターズに入団しなさい(気が早い)。