早くも救出

テレビはもっぱら、チリの鉱山落盤事故現場で被災した作業員の救出作業の経過を報じている。
事故発生当初こそ「救出は12月頃になる」とも言われていたが。救出用カプセルが早くも完成し、
予定より早く救出作業が開始した。
12月っていやあ、南米じゃ初夏だからな。閉じ込められている鉱山内はただでさえ暑いのに、
これ以上暑くなったらそれこそ生命の危機だ(昨今の日本の猛暑ほどではないだろうが、そう考えると恐ろしい)。
そうこうしている間に。日本時間のこの日のうちに、33人全員の救出が完了した。
これだけの事故で、皆さん助け合って生還できたのは奇跡とでもいうべきか。ピンチの時こそ人間の本性が出るし、
人間の価値が知れるからな。
ともかくも。救出された皆さん、お疲れさまでした。地上に出てもいろいろ大変かもしれませんが、神の御加護がありますよう。
ところで。今回の坑内での密室生活を支えるにあたり、NASAの“宇宙生活”のスペシャリストが助言をしたとか―
今回のような閉鎖環境でのサバイバル経験のデータがあれば、今後同じような事故や災害が起きた時に
生存者を守るのに役立つかもな。