いつまでも笑っていられたら

NHK連続テレビ小説ゲゲゲの女房」。今日地上波で放送された回のエンディングの後、「調布の風景」の写真が
水木しげる先生&武良布枝さん夫妻の映像に・・・って?あれ?
実はドラマに引き続いて放送の「あさイチ」に、水木夫妻が生出演したのだ。
題して「ゲゲゲ夫婦に学ぶ『最後に笑おう 仲良し夫婦への道』」。
昭和36年(1961年)に「お見合いから5日で」結婚して以来、ずっと支えあっている水木夫妻。
その長年にわたる結婚生活の経験から「年数ごとにやって来るピンチ」を乗り越えるコツを伝授していただく。
・無理でしょ。
スタジオゲストは漫画家・倉田真由美先生と、歌手・森公美子さん。
モリクミさんは仕事の傍ら、御主人の介護もしておられる。夫婦円満という点では、こちらも負けていない。
一方・・・くらたま先生に「夫婦円満の秘訣」を説く資格は無いと思うのですが(抗議一切受け付けません)。
・諦めは早い方がいい
まずは「結婚生活の初期にありがちな『価値観のズレ』」。
愛し合って結婚してみたものの「こんな筈じゃなかった・・・」というやつですね。
そこで「ゲゲゲの夫婦」の極意―「価値観が合うと思うな それよりも むしろ合わないほうがいい」
名言である。そりゃそうだ、価値観が100%全く同じ人間なんて居ませんからね(笑)。
ワテはとっくに諦めてますが(おい)。
・金銭面は現実的な問題
続いて「結婚生活10年目ぐらいにありがちな『金銭面経済面のピンチ』」。
子供が生まれたり教育費がかかったり、マイホームを購入したり・・・と、家族として避けられない問題。
そんな時の「ゲゲゲの夫婦」の極意―
「ピンチはチャンス わずかでもあるいいところ どこまで信じられますか?」
布枝夫人は、精魂こめて漫画を描き続ける水木先生の背中を見て「この人を信じてついていくしかない!」と
腹を括った、とのこと。
貧乏暮らしのピンチも、夫を信じて支え続ければチャンスになる時が来るってわけですか。
ワテは某有野課長みたいに「チャンスをピンチに変える」という特異な才能なら、あるのですが(泣)。
・行く先はどこにでもある
さらに「結婚生活中期にありがちな『生活のすれ違い』」。
夫も妻も、仕事や地域などのつきあいが確立して“それぞれ違う世界”に生きるようになる。
それがやりきれなかったら「ゲゲゲの夫婦」の極意―「すれ違い 耐えかねたならプチ家出」
布枝夫人も「耐えかねて家出した(ただし1時間で戻ってきた)」ことがあったのだそうで。
ワテは「イヤだったら、いつでも辞めてやる」と思いながら家政婦やってますのでね。こう思ってると、
結構長続きするものですよ。
・年老いた夫婦の在り方
そして「結婚生活後期、夫の定年後にありがちな『コミュニケーションレス』」。
離婚カウンセラーの岡野あつこさんによると「今時の熟年離婚は以前のような『ぬれ落ち葉』ではなく、
夫が『今まで大変だった分、自分の趣味を楽しもう』とする姿勢に妻がブチギレて三行半を突き付ける」
というパターンが多いらしい
(例えば。夫が「田舎暮らしをしたい」と言うのに対し、妻が「不便だし、地元の奥様友達と別れるのはイヤ」と
決裂するのも、その一例ですな)。
「ゲゲゲの夫婦」の極意―「妖怪も 航空母艦も オナラでも それも愛情 コミュニケーション」
普段からお互いの気持ちを伝えあうコミュニケーションが不足してはいけない、ということ。
水木先生の娘さんの証言によると、布枝夫人が足の手術で短期間入院した時「我が家の太陽が居なくなったー」と
おとうちゃん@水木先生はメチャメチャ落ち込んでいたそうで。おかあちゃん航空母艦である。
・妻の顔は通知表
また、番組では「全国亭主関白協会」が提唱する「愛の三原則」も紹介。
番組キャスターで、ともに家庭に帰れば夫でもある柳澤秀夫解説委員、V6井ノ原快彦さんも復唱(させられる)。

  • 「『ありがとう』をためらわずに言おう」
  • 「『ごめんなさい』を恐れずに言おう」
  • 「『愛してる』を照れずに言おう」

それは大事ですね。「ありがとう」と「ごめんなさい」は言えた方がいい。「愛してる」は嘘っぽく聞こえるかも知れんが。
天野周一会長曰く「心がこもってなくてもいいんです、ともかく口に出すこと。
最初は形だけでも、後から心がついてきて、その積み重ねによって必ず夫婦円満のきっかけになるでしょう」。
ホンマかいな(笑)。