片山右京さん、富士山で遭難

昼。ニュース番組に衝撃の情報が入って来た。
元F1レーサーで現在は登山家として活動中の片山右京さんが「富士山で遭難した」というのだ。
片山さんは来週から、南極最高峰のビンソンマシフに登頂するため、富士山でトレーニング中だったとのこと。
同行したスタッフ2名の安否は現時点で不明だが、片山さんによると「亡くなった」という。
昨夜の富士山は風が強く、スタッフのテントが飛ばされて急激な低体温症に陥ったと思われる。
静岡県警御殿場署は明日にも捜索を再開する予定(地震の被害状況調査の仕事もお忙しいでしょうに、ご苦労様です)。
・美しき魔の山
我々は常々、富士山を“魔の山”と呼んでいる。いや、山頂まで登ったことはないんですけど(すいません)。
富士山は周辺で一番高い山なので、風が遮られることなく吹きつけてくる。春先や夏場の観光登山シーズンでも
(登山に限らず、富士山の裾野に広がる観光地でも)天候が急変したり気温の変化が激しかったりで大変なのだ。
今回の遭難をうけて、専門家や登山家の皆さんは「冬富士は怖い」と指摘する(だからこそトレーニングには
ちょうどいい、と片山さんは思ったのだろうか)。
素人(元静岡県民)の我々も改めて“魔の山”の恐ろしさを思い知るのであった・・・。