DMVが恵那にやって来た

恵那市のローカル路線・明知鉄道に来年からDMVデュアル・モード・ビークル)が導入されるらしく、試験走行が行われた。
本格導入されれば、東海三県では初となる(筈である)。
−「DMVって何?」
あるときは線路を走る電車(厳密に言うとディーゼル車)、あるときは道路を走る自動車として、使い分けのできる車両。
北海道など過疎地のローカル線で、人々の交通の利便性を高めるために導入が進められています。
で。今回の試験走行は、来年3月の国土交通省DMV実証運行に向けたテストなんだそうで。JR北海道から新型DMV
試作車「Darwin」を借用(運転席部分はマイクロバスをベースに改造されたものです)。
明知鉄道岩村駅明智駅間の約10.1kmを“鉄道”として、明智駅構内〜岩村駅構内の10.6kmの道路を“自動車”として
それぞれ走行しました。
−「ちなみに。どうやって電車の線路に入り込んだり、車道に出たりするの?」
DMV独特のモード・インターチェンジという設備に車両を入れて、そこで電車の車輪と自動車用タイヤを入れ替えます。
巨大ロボの変身みたいに、“足”の形が変わるんですよ。
試験走行は15日夜まで。国土交通省の許可が下りれば、恵那市の人々の足として活躍するDMVの姿を見ることになるだろう。