完全復活なるか?阪神岩田、今季初白星

阪神−横浜戦甲子園球場
左肩痛で出遅れていた阪神岩田稔投手が、今季初白星を挙げた。
後半戦・Aクラス入り最下位転落阻止の柱となってくれるよう、期待したいところだ。
・病気と向き合う、病気とつきあう
岩田さんといえば。高校生のころに1型糖尿病を発症し、病気と闘いながらプロ野球選手を目指してきた
(平成のはじめに巨人にいたビル・ガリクソン投手に似ている)。
そして夢が叶った今、「糖尿病の子供たちの希望の星になりたい」と頑張っている。
「病気のせいで夢を断たれる」ということは無いのだ。
・4月末に見たのをきっかけに
甲子園球場のタイガース戦で、4回裏終了後のライナービジョンにCMを流している京都の医療機器メーカー・アークレイ
オフィシャルサイトに「夢を、あきらめない〜岩田稔選手応援サイト」(http://www.arkray.co.jp/iwata21/index.html)が
あるので要チェック。
ウチの家系も「糖尿病の家族歴がある」らしいので。血糖値とか気にした方がいいのかしらね、そろそろ。
ちなみにARKRAYの企業CM紹介サイトのBBS「僕/私が理系と感じた瞬間!」も面白いです。理系の夫がウチにも居ますんで。
・糖尿病について考える
−「そもそも『1型』て何やねん?1型があるなら『2型』もあるの?」(駄メイド実父からの質問)
あります(アークレイのHPやTVの健康番組を見て勉強した)。
人間がご飯(をはじめとする炭水化物)やお菓子などの糖質を摂取すると、消化器官でブドウ糖に消化されます
(そのブドウ糖が血管に吸収されると「血糖値が上がった状態」になります)。
ブドウ糖を血管から体の各部に運搬するのが、膵臓から分泌されるインスリンというホルモン
(正常に運搬されれば、血糖値は下がります。運搬がうまくいかず血糖値が高いままだとマズい)。
この働きによって糖分は、生命を維持するためのエネルギーとして機能するのです。
膵臓は偉い
で。そのインスリンの状態により、糖尿病は「1型」と「2型」に分けられます。

  1. 1型・・・膵臓の細胞が壊れてインスリンの分泌が減少し、糖分の吸収ができなくなる
  2. 2型・・・インスリンは正常だが、食べ過ぎ飲み過ぎで血糖が飽和状態になる。いわゆる生活習慣病

昔は「1型=小児や若者の病気/2型=成人病」と呼ばれていたが、最近では年齢に関係なく
発症するそうで。
何にせよ。食べ過ぎ飲み過ぎ暴飲暴食は、よろしくないな。
それと。何の前触れもなくインスリン生産細胞が壊れてしまい、急速に進行する「劇症1型」というのがあるそうで。
・恐ろしいのはここから
−「放っておくとマズいの?おしっこに糖が出るだけじゃないの?」
そのまま放っておくと「網膜症で失明」「腎症で人工透析を要する生活」「手足の壊疽(えそ)で切断」という
三大合併症を引き起こす危険性があるという。
先日「情報ライブミヤネ屋」(YTV/日本テレビ系)で、風刺コントグループ「ザ・ニュースペーパー」の
“偽福田”こと渡部又兵衛さんが、糖尿病による壊疽で足を切断した体験談を語っておられた。
暖房器具で火傷をしたが、神経の感覚が麻痺していて気付かなかったのが原因だという。
・血管の欠陥
また、先述の甲子園のライナービジョンに出た「日本糖尿病学会からのお知らせ」に「糖尿病は血管の病気です」と
書いてあったのを見て、ちょっと意外な気がした―膵臓の障害、というだけではないんですね。
血管の病気ゆえ、動脈硬化心筋梗塞といった循環器系の合併症も起きやすくなるそうで。
(こんな感じで合ってますかね?)