川越すったもんだ

今週のNHK連続テレビ小説「つばさ」。
七夕の7月7日放送分から、お笑いコンビ麒麟の“ホームレスじゃない方”こと川島明さんが登場。
芸能ニュースで結構話題になったようですが・・・もうひとり、番組に大物ゲストが登場していました。
・何にしても日本一なのはいい
最近、ラジオぽてとのホームページのアクセス数が急上昇している。
きっかけは・・・つばさちゃん(多部未華子)も毎朝聴いている人気ラジオ番組「ベッカム一郎の朝イチ豪快シュート!」で、
パーソナリティーベッカム一郎さん(川島明)が「日本一くだらないラジオ局」として、
ラジオぽてとを紹介したことからだった。
・何故あなたが居る
さらにラジオぽてとは、週刊誌「週刊読捨て」の取材を受けて知名度アップ!
記事の写真のど真ん中に(社員でもないのに)写っているマリバロン加乃子さん(高畑淳子)を見て、
竹雄お父さん(中村梅雀)は「僕もメジャーになる!」と、創作和菓子の研究に打ち込む。コンテストにでも出て
優勝すれば、加乃子さんに男として認めてもらえる・・・と考えているのか。
・シュッ役を奪え!
真瀬社長(宅間孝行)は営業のチャンス!とばかりに、東京のラジオ局に売り込みに行く。
その結果、ベッカム一郎さんのラジオ番組「GoGo(ごご)もBANBANハットトリック」で、アシスタントが夏休みの間の
代役として、つばさちゃんが起用されることになったのだ!
迷っているつばさちゃんに、加乃子さんは「つばさにしかできない事をすればいい」とアドバイスした。
さすが“元・CMアイドル”。
・パラサイト芸人にはならない
ラジオぽてとの知名度や営業規模を上げようとする真瀬さん、リハビリに励む翔太くん(小柳友)。
そして週刊誌に「ベッカム一郎の元相方」として紹介されたことで「(売れた元相方の名を出さず)自分の実力で
有名になりたい」と頑張るロナウ二郎さん(脇知弘)。
みんなを見て、つばさちゃんは思う―「私には『これをしたい』というものがない」。
「いつか目標が見つかるさ」と翔太くん。そして「そろそろ宮崎に戻ろうと思う」と、彼女に打ち明けた。
またしても遠距離恋愛生活に戻ってしまうのか・・・。
・誤解される?
緊張の初日を終えたつばさちゃんがラジオぽてとに戻ると・・・優花ちゃん(畠山彩奈)が不機嫌になっていた。
保育園のお迎えをする、という約束が果たせなかったのだ。
先週の大衆演劇で“つばさお蔦”と“真瀬主税”が共演するシーンを絵に描いて、つばさちゃんに一番に見せたかったのに
二郎さんが先に見てしまったという。
お詫びに「ひとつだけお願いをきいてあげる」ことにしたつばさちゃん。優花ちゃんのお願いは「お泊りして」。
真瀬社長ともども、父娘でつばさちゃんに惚れてしまっている。
つーか真瀬社長は“ヨコヤの横槍”こと横矢さん(山本未来)とくっつくかと思ったのだが。
・浮かれている場合ではない
そんなこんなで、あっという間に東京でのラジオ出演最終日。つばさちゃん宛のファンレターも届き、
ベッカムさんからも「つばさちゃん、アナウンサーになったら?」と勧められる。「社交辞令じゃないからね」。
全国放送のアナウンサーになれば、翔太君が宮崎に行ったとしても自分の声を聴いてもらえる。
ルンルン気分で(死語)川越の家に帰ると、竹雄さんが千代ばあちゃん(吉行和子)に叱られていた。
お得意様に注文されていた「あまたま」を作り忘れるという失態を犯したというのだ。
「お店を有名にするよりも、いつものお客様に対していつもの仕事を怠らないようにしなさい」。
つばさちゃんには、それが自分への言葉のように聞こえた。
・小規模か大規模か
そして最近、二郎さんが外をぶらぶら出歩くことが多い。ベッカムさんの件で不機嫌になって、サボっているのか?
と思ったら。つばさちゃんが帰宅すると、二郎さんが甘玉堂の和菓子を美味そうに食べていた!
「お腹がすいて、甘玉堂の前で行き倒れていた」ところを助けられたという。確信犯だろお前(笑)。
二郎さんはベッカムさんとのコンビを解消した経緯について「老人ホームの慰問の仕事を優先して、お笑い番組
プロデューサーと会う約束をすっぽかした」と語った。
こちらも「顔の見える相手に喋る」か「テレビで全国の人に喋る」か、の違いですか。どっかの双子デュオと
似たような悩みだ。
・バーター取引で
そんな中。ラジオぽてとにお客様が―ベッカムさんだ!
「つばさちゃんをスカウトしに来た」というのだ。秋の改編から「BANBANハットトリック」が3時間番組になるので
それを機につばさちゃんを起用したいという。
その間ラジオぽてとで同番組を流し、ロナウ二郎さんにもコーナーを任せるといってきた。
しかし。二郎さんはその話をあっさり断るのだった。
コミュニティ放送って、何なんでしょうね」二郎さんは呟く。地域密着の放送局で、全国放送を流してどうする。
・リアルフネさん現る
「二郎さんはベッカムさんとまた一緒にお笑いをやりたい筈なのに、素直じゃない」というつばさちゃんに、翔太くんは
彼女が留守の間に二郎さんが担当していた気象情報コーナーの録音を聴いてみるよう忠告する。
最終日にあたる金曜日の放送で、ラジオネーム「折り鶴ばあば」というおばあちゃん(麻生美代子)からのお便りが届いていた。
サザエさん」のフネ役で有名な麻生さん、何と顔出しでご出演!川島さん以上のビッグゲストキャラ!
サザエさん加藤みどり@鈴本スーパーの社長夫人役)に続き、フネさんまでもが「つばさ」に登場だー!
スピンオフラジオドラマ、やってくれないかなあ。
・心配してくれる人がいる
折り鶴のおばあさんは、いつもラジオぽてとを聴きながら折り鶴を作り、亡きご主人が世話になった病院に届けている―
「体調が思わしくない昨今は外出もままならず。気象情報コーナーの女性が伝えてくれる季節の話題が“外を見る窓”に
なっている」としたためていた。
で、その気象情報コーナーの玉木つばささんが休んでいるので「夏風邪などお召しになったのではと心配になり」、
手紙を送ってきたという。
つばさちゃんはそれを聴いて、涙を流すのであった。
実は二郎さん、甘玉堂の前で行き倒れる前におばあさんの家を訪ねていたのであった。
・奇跡の化学反応
後日。ベッカムさんがラジオぽてとに生出演することになった!
つばさちゃんは生放送でベッカムさんに向かって(そして川越の人々に向かって)「地元で聴いてくれる人たちの
ささやかな幸せに寄り添う放送をしたい」と宣言、ベッカムさんの番組へのスカウトを断った。
「こんないい話、断るのか?」半ギレ状態のベッカムさん。そこへ元相方・二郎さんが待ったをかけた!
「お前も太ってるくせに、やせ我慢だな。一緒に住んでた頃、いつも肉まんに潰される夢ばっかり見たぞ」
「お前こそ。舞台の前日に緊張しまくって、うなされてばっかりでうるさかったぞ」
ベッカム一郎・ロナウ二郎の掛け合いが面白過ぎ(笑)。中の人・川島さん&脇さんコンビで、M-1に出てみたらいい。
・チャンスだけどチャンスじゃない
それはともかく。この二人、やっぱりいつか一緒にやりたいという気持ちはありそうなもの。
「本当のこと、二郎さんに言わなくていいんですか?」というつばさちゃんに
「空気読むのが仕事だからね」と言い残し、ベッカムさんは川越を去った。
「もしかして・・・東京のラジオに売り込みに行ったのは、二郎さんのためですか?」真瀬社長につばさちゃんが訊く。
「誰があんなバカのために」鼻で笑ったが、満更でもないか。
二郎さんも川越でやっていく決意を固め、ラジオぽてとに平穏な日々が戻ろうとしていた。
・後半の波乱へ
ベッカムさんが帰った後。ラジオぽてとに、リスナーの人々が折り鶴を持って集まってきた。
「『折り鶴ばあば』さんに渡して下さい」。
ラジオを聴いた見知らぬ人々同士が繋がっていくことに、驚きと嬉しさを感じるつばさちゃんでありました。
そして。小さめの折り鶴を繋いでストラップをつくり、翔太くんにプレゼントしたのですが・・・彼はそれを握り潰した!?
次週、川越の気象情報は台風スペシャル!?翔太のお父さん登場・・・って何で?
ラジオぽてとにも嵐が来る!つばさちゃんに危機が迫る!