愛は勝つ。何にでも勝つ!

今週のNHK連続テレビ小説「だんだん」
最近「ニコニコ動画」で「初音ミクに『縁の糸』を歌ってもらった」という動画を発見。
竹内まりやさんが歌う本家「縁の糸」とは違う、16歳の少女の声での歌唱もまたいいな・・・と思うのであった。
あとは誰か、鏡音リン・レン(もしくはリンとミク)に「いのちの歌」を歌わせてやって下さい。
・もったいないけど
2008年。「花むら」で節ちゃん(久保田晃代)が生活し始めた。正式な仕込みになったわけではないが、
置屋の生活を実際に体験してもらうためだ。
のぞみ@夢花さん(三倉佳奈)は「節ちゃんを育てたい」そして「自分の故郷である『花むら』を守りたい」と、
久乃おかあさん(藤村志保)や真喜子@花雪さん(石田ひかり)に、自分が女将になるための交渉を続けていた。
しかし「名取になったばかりなのに廃業するのか」と、またも猛反対にあう。やっぱり。
・実習生である以前に
一方、松江第一病院。めぐみちゃん(三倉茉奈)はナースステーションで、初枝おばあちゃん(三林京子)のカルテが
置いてあるのを発見する。検査結果をよくよく見ると・・・やっぱりガンの疑いがある。
めぐみちゃんは「患者の家族」である以前に、看護実習生である。担当患者以外の患者に、あまり深く関わることはできない。
そのもどかしさを感じつつ、実習が終わる度おばあちゃんのお見舞いに行く。
・情けない痛み
初枝さんの病室に、山田船長(佐川満男)が杖をつきながら見舞いに来た。
船長は初枝さんが入院したと聞いて、びっくりした拍子にぎっくり腰になってしまったのだ。
見舞いに来た船長よりも、初枝さんの方がよっぽど元気だったりするのだが(笑)。
同じ頃、消化器内科の中山先生(宅間伸)と石橋さん(山口翔悟)は、初枝さんの膵臓にガンを発見していた。
・厳しい現実
「おばあちゃんの病気は、ガンじゃないかね?」心配顔で石橋さんに尋ねるめぐみちゃん。
「その通りだ」石橋さんは正直に答えた。
めぐみちゃんが重い足取りで帰宅した田島家では、忠さん(吉田栄作)ら家族が、初枝さんの退院の日を待ちわびていた。
本当のことを言うわけにいかず、めぐみちゃんは苦しむのであった。
・結婚する、となれば
再び、祇園。久乃おかあさんは結局、夢花さんに女将を継がせることにした。
ただし。条件として「花村家の養女になること」と「時期を見て結婚すること」が提示された。
夜、喫茶「祇園鴨東」。お座敷を終えた夢花さんは仕事を終えた康太くん(久保山知洋)に会い、その件を話した。
店主さん(紅萬子)は「ヨン様のドラマ見てくる」と店を離れてしまったので、夢花さんと康太くんは二人きり。
・放送日はスタパの翌日
「今でも、まだめぐみが好きなんどすか?」夢花さんは直球で質問!
康太くん曰く「オレはのぞみちゃんを守りたい」。ドサ回り時代にのぞみちゃんの部屋で22歳の誕生日を祝った時から、
彼女の傍に居たいと思ったという(いい雰囲気だったもんな)。
と。康太くんはどこかへ電話をかけた―めぐみちゃんである。
「オレはのぞみちゃんにプロポーズをする!!」大々的に宣言しやがった!
めぐみちゃんはその頃、松本そば店に居た。石橋さんも一緒なので、2人して“証人”にさせられる(笑)。
康太くんの申し出を、のぞみちゃんも快諾。婚約が成立した。
ただし。初枝おばあちゃんの病状を考え、お祝い事は先延ばしにすることに。
告知せず
後日。中山先生は田島家の家族を呼び、初枝さんの病気が膵頭がんであることを告げた。そして「余命は1年」と宣告する。
「本人に告知せんでごしない」と忠さん。ガンだと知ったら、生きる気力を失ってしまうと言うのだ。
医師たちも、めぐみちゃんも「本人に病気を正確に理解してもらった方が、治療を進めやすい」と言うのだが
忠さんは「ワシが一番母さんのことをよく知っている」と譲らない。
忠さんはガンと聞いただけで、もう母親が即座に死ぬと思ってるようだ。
こういう息子って、病院を信じないで宗教にすがりそうー。
というわけで。本人に告知しないまま、抗ガン剤治療を始めることになった。
その結果・・・腫瘍が少しだけ縮み、効果が見られた。
・二股の大蛇
のぞみちゃんの婚約を嘉子お母ちゃん(鈴木砂羽)から聞いた初枝おばあちゃん「やっぱり」と納得。
先日、康太くんとのぞみちゃんが一緒にお見舞いに来てくれた時には“ふたりの仲”に気づいていたという。
「あんたのクシナダヒメは、めぐみじゃなかったかね」とおばあちゃんに訊かれて、康太くんは
「松江を出た時はそう思っていた」と。
いやいや康太くん、あんたは間違いなくスサノオノミコトじゃ。
めぐみちゃんは正確には「クシナダヒメの姉」だったのです。
姉上は石橋ヤマタノオロチにとられてしまいました。
・家族のケアを
11月。おばあちゃんは退院し、通院治療することに。「今年の紅白歌合戦は家で見られる」とひと安心。
介護+看護のプロであるめぐみちゃんが、万全の態勢をとる。
やっぱり告知したほうがいい、とめぐみちゃんは家族に相談する。
しかし忠さんも嘉子お母ちゃんも健太郎くん(木咲直人)も反対。家族に亀裂が生じる。
忠さんはひとり、漁具置場ですすり泣いていた。まずこの息子から何とかしないとイカンな。
抗ガン剤は副作用が強く、初枝おばあちゃんは点滴をするたびどんどん元気をなくしていく。
ついには「調子が悪くなる薬なんぞ入れたくない」と、治療を嫌がるようになった。
・試して合点!
「わたしは、この家族を苦しめちょうじゃないかね?」家族の様子がおかしいのに気づいた初枝さんが、
ぼそっと呟いた。
めぐみちゃんは石橋さんにも来てもらい、病気の正体が膵臓がんであることをおばあちゃんに告知した。
「やっぱり?」おばあちゃんは落胆もせず、むしろホッとしている様子。
「病院もののドラマとかで、見たことあるけんね」おおっ!さすが最近の老人、病気や健康問題に関する
知識は豊富だ(笑)。
勝手に告知してしまったことに忠さんは怒るが、めぐみちゃんは病気と向き合うことの大切さを主張する。
・三途の川渡りを阻止
と。おばあちゃんの夢枕に、亡き夫・宗助じいちゃん(岸部一徳)が現れた!
とうとうお迎えが来たのか??と思ったら
「こっちに来るのは、ちょんごし(少し)早いが」お断りでした。
芋たこなんきん」にも似たような場面がありましたが。
じいちゃんは「めぐみとのぞみの花嫁姿を、見てきてごせ。孫の顔も見たらええが」と言う。
それを聞いたおばあちゃん「そげだね」。長く生きたい、という意欲が湧いてきた。
・むしろ早めに
延期する方針だった康太くんとのぞみちゃんの結婚式だが、なるべく早くしようということになった。
初枝おばあちゃんがそのままで参加できるよう、田島家で開催。
のぞみちゃんはおばあちゃんに「結婚式で『松江舟歌』を歌って欲しい」とリクエストする。
それまでに元気にならなきゃ、とますます思うおばあちゃんでありました。
次週、いよいよ華燭の典。そしてシジミジルの出番が再び。