33歳の春

今週のNHK連続テレビ小説「瞳」。
今回は勇蔵さん（安田顕）の恋と、友梨亜ちゃん（森迫永依）のダンス部のお話。
友梨亜ちゃんは、かつて明くん（吉武怜朗）の担任だった藤田先生（古舘寛治）に交渉。顧問になってもらい、
部員４人でダンス部を発足させた。そしてコーチは瞳ちゃん（榮倉奈々）に依頼する。
幼稚園のダンス指導で苦戦続きだった瞳ちゃんは「教えるのって難しいなー」と、その大変さを実感していたところ。
躊躇していたが、友梨亜ちゃんがどうしても！というのでコーチ就任を受諾する。
・邪念を払うように
一方。勇蔵さんは最近、鰹節のダシの研究に没頭している。一本木家やウメさん（菅井きん）の家から鍋を借り集め、
日がな一日鰹節を煮続けている。社長を引き継ぐ日に備えて、自分の店の商品を研究しているという熱心さだ。
その勇蔵さんの心の中には・・・気になっていることがあった。最近、恵子姐さん（宇野実彩子）とKENさん（眞木大輔）が
親しげにしているのだ。
・他力本願？
そこで。勇蔵さんは瞳ちゃんを捕まえて「ふたりがどんな感じなのか、それとなく聞き出して欲しい」と頼む。
自分で聞けよ、そんなの・・・って無理か（笑）。
瞳ちゃんはBAR「ROSE」に恵子姐さんを呼び出し、「KENさんとはどうなの？」と訊いてみる。すると逆に「KENさんのこと
好きなの？」と言われてしまう（笑）。そっちかい。
実際のところは。以前の“婚約破棄騒動”のトラウマから、男性不信に陥っている・・・と、恵子姐さんは言う。
・本命はやっぱり
KENさんとは何でもなかったと聞いて、勇蔵さんはひとまず安心。しかし本人も、自分の気持ちに戸惑っていた―
恵子のことは一本木家の里子に来た時から知っているし、妹みたいな存在だったのに。
恵子姐さんの初恋の相手を追い返した前歴もあるし（笑）。ちなみに勇蔵さんと恵子姐さんって、年齢が一回り〜10歳ぐらい
違うのかな？
その後。勇蔵さんの様子がだんだんおかしくなってくる。仕事に気合を入れるのはいいのだが、空回りしてしまったり。
そして何より、恵子姐さんに対する態度が明らかにおかしいのだ。これは確定だな（笑）。
・いけてない・・・
中学校のダンス部が、いよいよ活動初日を迎えた。
瞳コーチのもと、張り切って練習する友梨亜ちゃん。しかし、境野さん（山口愛）はどうも踊りに身が入らない様子。
彼女は窓ガラスに映る自分の姿を見て、ため息をつくばかり。
瞳ちゃんは練習方法をいろいろ考えてみるのだが・・・境野さんは練習に来なくなってしまった。
・世間は狭い
そんなある日。恵子姐さんに、お見合いの話が来た。恵子姐さんはこの春から築地の病院に転勤したのだが、
そこで受け持った患者・山川さんが彼女を気に入り「是非息子の嫁に」と言っているのだそうで。
「看護師がそう言われるのは、いつものこと」と言う恵子姐さんだが。思わぬ人脈から、そのオファーが来た。
もんじゃ焼「あにおとうと」で使っている鉄板が、山川さんの鉄工所で作られて納入されている物だという。その縁で
中根兄＠まこちゃん（小倉久寛）が、山川さんの跡取り息子・久史さん（金子岳憲）とのお見合いをセッティングすると
言い出したのだ。
・外堀から
そうなると。父親代わりである勝太郎じいちゃん（西田敏行）に了解を得なければならない。まこちゃんは一本木家を訪ね、
お見合いの話を切り出すと・・・あっさり快諾。
勇蔵さんが恵子姐さんを好いていることを感じ取った勇次郎さん（前田吟）はそれとなく「まだ早いよ」と止めようとするが
勝太郎じいちゃんは「恵子が立ち直るきっかけになれば」と、止めさせる様子はない。
・クイズが趣味で
森本食堂にRAYさん（香子）がやって来た。ダンスの先生として、瞳ちゃんは中学校のダンス部のことで助言を求める。
RAYさんは一言「私はあなたじゃないからねえ・・・」そりゃそうですけど。
「その鏡野さんって、どんな子なの？」と訊かれた瞳ちゃん。よく考えたら・・・「おとなしい」ということ以外、
彼女のことをよく知らないことに気付いた。
・ぐちゃぐちゃダンスは面白そう
というわけで。「語り合うときは『もんじゃ』に限る！」と、境野さんを「あにおとうと」に呼び出した瞳ちゃん。
彼女の身の上話をいろいろ聞き出す。
境野さんには優秀でカッコいいお兄ちゃんが居て「あなたもお兄ちゃんみたいに頑張りなさい」とプレッシャーを
かけられているという。どうにも自分に自信が持てないようで。
瞳ちゃんは自分の中学生時代の話をして、境野さんにもダンスをやってみるよう勧めるのであった。
そして。説得に応じた境野さんは、ダンス部の練習に復帰。“ぐちゃぐちゃダンス”を楽しく踊る彼女を見て、
瞳ちゃんもひと安心。
・どこぞの映画か？
いよいよ、恵子姐さんのお見合い前日。一本木家で打ち合わせが行われた。
２階のベランダに恵子姐さんが上がると・・・石田家のベランダに勇蔵さんが居た。
どこか気まずい空気が流れ、勇蔵さんは「明日・・・いい奴だったらいいな」と言い残して引っこんでしまった。
相変わらず挙動不審だ（笑）。
そしていよいよ、お見合いの日。「あにおとうと」で恵子姐さんはお見合い相手・久史さんとご対面ー♪
いずれ工場の跡取りになるという久史さん。真面目そうな、いい青年である。
いい感じで会話が進んでいたところ、勇蔵さんが店に飛び込んできた！
・絶対の自信が
勇蔵さんは叫ぶ。「こいつのことを幸せに出来る奴が居ればいいな、と思ってる。でもそれは、オレなんだよ！」
うわー。臆面もなく言いやがりましたコイツ。やりやがった・・・！
「そういう方が居たのでしたら、僕は必要ありませんね。それじゃ」怒ったり気を悪くする様子もなく、久史さんは店を出た。
しかし。恵子姐さんはブチ切れである、勇蔵さんの顔に水をぶっかけ、出て行ってしまった。
・長い付き合いですから
お見合いがぶち壊しになり、まこちゃんも勝太郎じいちゃんも怒り心頭。そりゃそうだ。
恵子姐さんが出て行った後、勇蔵さんも姿を消してしまった。瞳ちゃんが探しに行こうとすると・・・二人が一緒に戻って来た。
勇蔵さんは石田商店に行っていたのだが、そこへ恵子姐さんが来たのだという。「ここじゃないかな、と思って」
そして勇蔵さんは、勝太郎じいちゃんとまこちゃんに謝罪。恵子姐さんに対する本当の気持ちを話した。
肝心の恵子姐さんは、といえば・・・「勇蔵さんとつきあうことにした」。
そうだよ。“異性として意識しない”存在だったから、良かったんだよ（笑）。やっと“ふんどし男”に春が来そうである。
次週、“小松の親分さん”登場で「みごろたべごろ」ワールドが展開？？
・今週の「やめてくれー」
通常「瞳」のストーリーは、日経新聞のテレビ欄で紹介されることはないのですが。この週の展開は、よっぽど盛り上がると
思われていたのか、珍しくテレビ欄であらすじ紹介してました。
毎日見てる人はいいですけど。我々みたいに「ビデオに録画して、一週間分まとめて見る」主義の人にしてみれば
「ネタバレ書かないでー」と言いたくなる（笑）。