マキダイとヤスケン、フォルムチェンジ

今週のNHK連続テレビ小説「瞳」
2008年、春。ダンスビートで敗退し、ダンス学校のレッスンも終わった瞳ちゃん(榮倉奈々)は、次の目標が見えず迷っていた。
明くん(吉武怜朗)や友梨亜ちゃん(森迫永依)はそれぞれ高校・中学に進学し、新しい生活が始まったのだが・・・
瞳ちゃんは「心に秋風が吹いている」。
・念願叶う
そんなある日、萌ちゃん(鈴木聖奈)から「ダンスビートを見に来ていた芸能関係者に、ROSEMARYがスカウトされた」
という報告が。
ただし残念ながら、スカウトされたのは純子姐さん(満島ひかり)と由香ちゃん(田野アサミ)だけ。
あと1人を追加して、3人組でデビューする計画だという。センターの瞳ちゃんは身長がデカすぎてダメなんか(違)。
当の純子姐さん&由香ちゃんは「瞳と一緒じゃなきゃ意味がない」と、スカウトを断るつもりで居るらしい。
瞳ちゃんは2人に、プロデビューするよう説得。スカウトされたことを喜んでいる瞳ちゃんを見て、2人は
このチャンスに賭けてみる決心をするのだった。どうだ!見たか圭一兄さん(笑)。
・あるべき姿
また、鰹節屋・石田商店にも新たな変化が。勇次郎さん(前田吟)は社長業引退を宣言。正式に勇蔵さん(安田顕)を
次期社長に指名した。
勇蔵さんは爆発頭を七三分けに変えて、精力的に仕事をこなし始める。本来の男前フォルムに戻ったな、ヤスケンよ。
そしてもうひとつのサプライズが―何と。KENさん(眞木大輔)が、石田商店で鰹節売りのアルバイトを始めたというのだ。
精悍な顔にねじり鉢巻きが似合ってるぞ、MAKIDAI。
あと1か月早く、2人がこの姿になっていたら
このドラマの視聴率も上がったかもしれないのに。
・東京朝ドラの宿命
春と言えば、恒例行事の“長屋の花見”(猛暑の中で厚着してロケしたんだろうか・・・?)。
去年瞳ちゃんがすっぽかした、あの花見です(そんなこともありましたねえ)。
イマイチ元気のない瞳ちゃんを見て、勝太郎じいちゃん(西田敏行)も百子お母さん(飯島直子)も、何とかして
やりたいと思案する。
・働くということ
瞳ちゃんは百子お母さんの発案で、勤め先の「すずらん化粧品」東京支社で事務のアルバイトを一週間することになった。
OLらしいスーツ姿がカッコいいです。
副支社長としてバリバリ働く母の姿を見て、何故そんなに頑張れるのかと不思議に思う瞳ちゃん。
「誰かに『ありがとう』と言われるのが嬉しいのよ」と母は言う。会社の上司や部下、化粧品を使ったお客さん、そして家族。
みんなの「ありがとう」が、働く人の活力になる。
・月島のワードローブ
その話を勝太郎じいちゃんにしてみると・・・「一本木洋品店」で働く自分も同じだ、という。
親の代から続く店を継いだときは、そうは思わなかったが。春・夏・秋・冬と季節が変わるごとに品揃えを変え、
「季節を届ける仕事」をしているという自負がある。一本木洋品店は、月島界隈の皆さんの衣装箪笥(だんす)なのだ。
近隣の学校の制服や体操服も取り扱ってるしな。
・後ろ、後ろ
ある日。萌ちゃんのもとに、石井社長(俵木藤汰)から「まゆげねこダンス」の仕事の依頼が来た。
とは言っても。ROSEMARYは解散しているので、仕事は受けられない・・・誰か踊ってくれる人は居ないものか?
「居た!」瞳ちゃんの心当たりは、KENさんとRAYさん(香子)だった!
瞳ちゃん・萌ちゃんにKENさん・RAYさんが加わって“新生まゆげねこ”誕生!女性3人は寄ってたかって、KENさんに
まゆげねこのメーキャップをする―遊んでないか(笑)?
まゆげねこに鰹節
いよいよ、まゆげねこのステージが始まった。ROSEMARYの時よりレベルの高いダンスで、子供たちのハートを鷲掴み。
新生まゆげねこショーは大成功。久しぶりに踊ったダンサー4人は、いずれも充実感を感じていた―
「ダンスってやっぱり楽しい」。
RAYさんはニューヨークで修行することを決意。KENさんは「もうすこし鰹節を売る」。そして瞳ちゃんも迷いを断ち切り、
何らかの形でダンスを続けたいと願うのだった。
・別のヤマがあるのか
その日。勇次郎さんに誘われ、勝太郎じいちゃんが居酒屋「まつり」にやって来た。そこへ何故か、百子さんも。
実は勇次郎さんとマリさん(木の実ナナ)が、この父娘を仲直りさせる作戦の一環として呼び出したのだ。
父娘は瞳ちゃんの今後について語り合う。そしてそれぞれ、孫への/娘への愛情は「自分の方が強い!」と張り合う(笑)。
張り合ううち、わだかまりが次第に解けてくるのであった・・・って、もう仲直りですか?9月まで引っ張らないのか。
そうやって心配してくれるじいちゃんとお母さんに、瞳ちゃんはダンスを続けたいと告げた。
・クイ研作りたかった
後日。友梨亜ちゃんの同級生・境野さん(山口愛)が、一本木家に遊びに来た。おとなしく無口な境野さんを見た
勝太郎じいちゃんは「友梨亜も昔はあんな感じだった」という。
友梨亜ちゃんは、学校にダンス部を作ることを計画中。境野さんも誘われている(というか断りきれないといった感じ)。
この境野さん、クイズが趣味だそうで。彼女としては、クイズ研究会を作りたかったんでは(笑)。
・相手は怪獣
またしても、まゆげねこに仕事の依頼が。今度はステージではなく、何と“出張指導”。
先日のまゆげねこダンスを見ていた幼稚園の園長先生が「是非ウチの子供たちに教えてもらいたい」と言ってきたのだ。
瞳ちゃんと萌ちゃんは、園児たちにダンスを真似させようとするが・・・音楽が鳴り出すと、子供たちは勝手に遊び始めた。
まゆげねこに抱きつく子も居たが、全然踊りを見てくれないし(笑)。
ダンスを教えるって難しいなー、と思う瞳ちゃんでありました。
次週、ダンス部の指導が始動!そして勇蔵さんに、ついに春が来る!?
・今週のツッコミ
まゆげねこが幼稚園に“出張指導”する場面で、“再現ドラマ女優”の片岡明日香さんが「木島保育士」役で登場。
役名は「保育士」なんですけど・・・幼稚園の先生だったら、基本的に資格は「幼稚園教諭」の筈。
保育士は保育園や福祉施設で幼児を世話する人(保母さん保父さん)の資格。
それぞれ別々の資格が必要になる(短大などで両方を取得している先生も多いが)。
単純に間違えてるのか、それとも「視聴者にわかりやすいよう配慮」しているだろうのか。
それとも出張指導の先は、幼保一元化の試験的導入施設だったんでしょうか。
・それぞれの違い
wikipediaの「保育士」の説明によると、両者の違いはこんな感じ(一部改)。

(保育士は)世間では「保育園の先生」などと呼ばれることもあるが、学校教育法に定めるところの教師(教員)ではなく、
「先生」はあくまで通称であり、厚生労働省による福祉の国家資格の一つである。
一方、「幼稚園の先生」は正式には幼稚園教諭と言い(学校教育法81条第4項)などにより(教員)と定められている。