大盛りご飯、持って来いや〜!−高田延彦

NHKスタジオパークからこんにちは」今日のゲストは(元)格闘家のタレント・高田延彦さん。
プロレスイベント「ハッスル」の高田総統・・・のご親友にして、「高田道場」の主催者。家庭では双子の男の子のパパさんだ。
4歳の双子の子育ては「小さな怪獣が2頭居るようなもの」で、ひたすら体力勝負だとか。鋼のような肉体を持つ高田さんだが、
「『格闘技で鍛えてきた体力』と『子育てに必要な体力』は違う」(汗)。平均的な父親より高齢(46歳)ということもあるし。
わんぱく盛りの息子たちは、お互いライバル心に目覚めているようで―上杉達也と和也か、はたまたリュカとサイモンか(笑)。
・築地で朝飯食べるなら
そんな高田さんの最近のご活躍といえば。連続テレビ小説「瞳」に、俳優としてご出演中という事
(この日記ではまだレビュー書いてないけど、毎日見てますよ)。
ヒロイン・瞳ちゃん(榮倉奈々)のバイト先である築地の食堂「めし処もりもと」の厨房に立つ兄弟の弟・森本正介役。
“大盛りの正ちゃん”の異名をとる正介さんだが、大きい手で持つと大盛りご飯も普通盛りに見える(笑)。
お子さんたちにも「瞳」を見せているんでしょうか?
・・・それまでは朝8時台といえばNHK教育の子供番組を見せていたが、「瞳」がはじまってからはオンタイムで見るように
なったとか。
ただし。その時間は、ちょうど高田家のお食事の時間と重なる。とーたん(父さん)がテレビの中に居る、と気づいてしまうと
息子たちは食事がおろそかになるので、音を消しているとか。食堂のシーンがあるときだけ、録画して後から見せなさい(笑)。
・中の人とダブる
ドラマの中では今後、正介さんが実際に調理するシーンも登場する。高田さんは17歳でプロレスの某老舗団体(ダー!んたい)に
入り、食事当番の日には20人前〜30人前の食事を作っていたという―その経験が生かされているのだ。
正介さんと“中の人”高田さんには、かなり重なる部分があるらしい。気は優しくて力持ち、ってか。
昨日放送分には「かかって来いやー!」っぽく「戻って来いやー!」と叫ぶシーンがあったり(笑)。
・苦労も2倍、喜びも2倍
「WANTED」のコーナーで、高田さんが視聴者に呼びかけたお願いは「双子(男の子2人)の育て方を教えて」。
双子を育てている(育てた)全国の親御さんから、多数のFAXやメールが寄せられた。
「とにかく笑っていること」「今だけの大変さです」「育児はまさに『愛情の格闘技』です」。いいこと言うねー。
兄弟は「人生で最初の、最大のライバルです」。「ふたりを比べないこと。ひとりを褒めると、もうひとりも褒める」。
また、大人になった双子の男性からは「双子のケンカは凄まじく、とことんやりますので」。怖えー!
3歳の双子に「(どっちが)『兄』『弟』は教えずに育てている」という方も。
でも「今の高田ファミリーの優しさがあれば、子供たちはそれをちゃんと身につけて、大きくなります」。
高田さん自身は「わたしは自分で言うのもなんですけど『いい親父』だと思ってます」と自画自賛するのであった(笑)。
・執念の為せる業
「ここがききたい」では、「『瞳』をきっかけに高田さんのことを知った」という方(主に年配女性に多し)のために
格闘家としての高田さんの素顔に迫る。
少年時代、師と仰ぐアントニオ猪木さんのレコード「燃える闘魂」に封入されていた「アントニオ猪木のトレーニング教室」を
実践、ヒンズースクワットを1日1500回やり続けたという。途中で数を忘れないよう、つまようじを15本持ってスタートし、
100回終わるごとに1本落としていく・・・という方法でカウントしていたそうで(いい方法だ)。
レコードには、猪木さんの声で「急に激しく運動するとか、自分の能力を無視して無理をしないで下さい。能力に応じて、
地道に、気長に運動を続けてください」という注意がされていたのだが、高田さんは
「ここは全く聞いてなかったですね」。「早く(猪木さんみたいに)なりたかったから」。
・人生を決めた言葉
そしてプロレスの世界に入り、細身の体を太らせるために「1食でご飯10杯、ちゃんこ10杯食べる」というノルマを課せられる。
その後、猪木さんの付き人になった高田さんは「緊張して言葉が出なかった」ほどだったという。
その猪木さんのお言葉―高田さんが18歳〜19歳の頃、「鼓膜は破れる、鼻血は出る、歯は折れる」ほどの激しい試合をして
血まみれで控え室に戻ったとき、猪木さんは「今日のような試合をしろ」と声をかけた。
メインイベントの“前座”にあたる若手の試合は、お客さんに熱をつける役割を担っている。「下手でもいいから若さを見せろ」
というわけだ。この言葉で、高田延彦は覚醒したのである。
・オレは子供には優しいんだよ
高田さんといえば、もう一つ「高田道場」のことを忘れてはいけない。高田さんが主催するスポーツ格闘技道場「高田道場」は、
今年で10年目を迎えた。プロ格闘家のみならず一般の人も子供たちも参加、それぞれの体力にあった鍛錬をしている。
中でも。子供たちに「思いっきり体を動かせる場所を提供したい」という願いから、「DIAMOND KID'S COLLEGE」という
レスリング教室を開催している(通常は首都圏で開催されてきたが、今月20日には愛知県でも開催された)。
高田さんも子供たちと一緒に体を動かし、子供たちからエネルギーをもらっているという。
多忙でストレスの多い今時の子供たちだが、イベントに参加してみんなイキイキしているのだ。
格闘技にドラマに子育てに、大忙しの高田さん。今後も頑張ってくれやー!