10009歳の吸血鬼

フジテレビ721ゲームセンターCX」。先週水曜日放送分のレビューです
(生活上のネタが他に無いので、この日にアップします)。
・課長の出来事
有野課長キャイーンの天野さんに「ゲームセンターCX〜有野の挑戦状」のソフトをプレゼントしようとしたら
「あの。それ、僕にください」と、SMAP香取慎吾くんに取られてしまったそうで(笑)。
「香取君、結構(ゲームセンターCXを)見てくれてるらしくですね。天野くんも『出たいけど、紗理奈(=鈴木紗理奈さん)
しか、まだ出たこと無いんだぜ』って」。たまゲーに呼びましょうよ(笑)。
・ここから本題
「有野の挑戦」今回のソフトは、ファミコン「悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん」(1990年、コナミ)。
かの「悪魔城ドラキュラ」シリーズの外伝ではあるが・・・本編とは世界観の全く違う、コミカルアクションゲーム。
後にゲームボーイにも移植され、現在は携帯向けアプリでも遊べる。
悪魔城伝説」のドラキュラ伯爵の息子「ドラキュラくん」は、このたび1万年の眠りから覚めた。
が!彼が眠っている間に、魔王ガラモスが世界を征服したというのだ。そいつは許せない!と、ドラキュラくんはガラモスを
倒すため旅に出た。
舞台は街、海、砂漠、宇宙・・・と、いろんな世界を駆け巡る。果たしてドラキュラくんは「大魔王」の座を奪還できるか?
箱に描かれた可愛いらしいイラストを見て、有野課長は「このタッチ、簡単な気がするな」。
そんなこと言ってると、痛い目みますよ!
何せ課長は「悪魔城伝説」(1989年、同)に挑戦して失敗した前歴が・・・リベンジを果たせるのか!?
・どっかの秘密結社ですか
てなわけでゲームスタート。
ステージ1はドラキュラ城の中。ドラキュラくんの武器は「妖気弾」という光線。ボタンを長押しして“溜め撃ち”すれば
威力の強い妖気弾を放つことも可能。
最初のステージとあって、ここは快調に進む。城の頂上に来たとき、BGMが変わった―ボス戦の予感!
現れたのは、ドラキュラくんより小さな白頭巾の敵。あっさり倒すと、泣きながら去っていった。
が、それで終わりな筈は無い。その親にあたる、でっかい白頭巾が現れた!
コイツらは「まどーしさん親子」。子供は弱いが、親はぴょんぴょん跳ねるので厄介だ。
2戦目。子まどーしは楽勝。親まどーしにも、至近距離から溜め撃ちをヒットさせて撃退!ステージ1クリア!
「ホーミングのたまを おぼえたよ〜ん!」ステージを1つクリアするごとに、攻撃の術が増えていく。コレを各ステージの
特色に合わせて使いこなせ!
・残機を殖やせ
続いてステージ2・・・の前に。いきなり「あみだくじ」が出現。

Aコース「まわってポン!
Bコース「まくってカンカン
Cコース「ふくびきガラガラ
Dコース「グサッといっぱつ

・・・ボーナスステージの種目なのだろうけど(^_^;)謎めいたタイトルが羅列されている。
「『ふくびき』の方が特そうやな」Cコースのゴールを逆からたどり、籤(くじ)を選ぶ有野ドラキュラくん。
あみだスタート!と同時に、線が増えた!ルートが大きく変わり、目論見とは違うAコースにゴール。
「汚いなー。増やす、って言うといてくれたらええのにな」。
てなわけで。「まわってポン!」でお楽しみください。「がっぽり殖やそう!回ってポン!」
昔懐かしい、10円ゲームのルーレットっぽい機械が出て来た。ステージでザコ敵を倒したときに出てくるコインをベットし、
当たれば残機数アップ!結構おいしいボーナスかも。
てなわけでルーレット、スタート!止まった場所は・・・『0』!大ハズレ〜。
「0なんかあんのー」次回のボーナスステージは、ルーレット以外にしたいものだ。
・一発終了だと悲しい
ステージ2は雲の上。有野課長の天敵・鳥にやられてゲームオーバー。
ただし、このゲームにはコンティニューがある。しかも無制限。前回のことを考えたら、どれほどありがたいか。
普通なら「つづける」を選ぶところだが、有野課長の戦略は
「2面くらいやったら、すぐ行けると思うな。コインをもっと貯めといたら」。コンティニューせず、改めて最初からやり直し。
ザコ敵のコインをしっかり貯め、ボーナスステージでの増殖に備える。
今回のボーナスステージは、Dコース「刺して快感!グサッと一発!」スゴいタイトルやな。「さあ、はりきってまいりましょう!」
どんなゲームだかも解らぬまま、やってみる・・・某「黒ひげ危機一発」の要領で、骸骨の入ったドラム缶に剣を挿していく。
剣を挿し続けると、「のこり 10にん」と表示されている。「増えてるけど、ええの?」
何本か剣を挿したとき、骸骨の首が飛んだ!「もう おしまいで〜す。」
・気づかなかった
理解できないまま、ボーナスステージ終了。ステージ2が始まると・・・残機が「11」になっていた!
「行ける!」意気揚々と進む有野ドラキュラだったが・・・1回の凡ミスから気が緩み、残機がどんどん減っていく。
「アカン。残機多いって、雑になってる」。
残機を4まで減らし、雲の上と回転足場のゾーンを突破すると・・・今度はレールのある乗り物が。
「何かイヤな予感するなー。ロッコ的なやつ違うの?コレ」嫌々乗ってみると、高速で走り出した!
空中で中ボス級の敵・フウジーン&ライジーンを撃破しても、亀や鳥にぶつかって落とされる。ここであえなくゲームオーバー。
再チャレンジはステージの最初。ここで有野ドラキュラ、あることを思い出す。「そういや。ホーミング持ってたな」。
前のステージでゲットした特殊攻撃「ホーミング」。コレは5方向に弾が発射される。「そら、ホーミングの方がええやん」
例によって、説明書読んでないな。
ホーミングの弾はジェットコースターの周囲に居る敵を一掃。そして終点に着くと、動く雲の足場が。
雲には目玉があり、視線の方に動くようになっている。ここが難所でゲームオーバー。
・選ばれし目
ここで、ふと有野課長が、先日の人間ドックの話をする。
「人間ドックの結果が出て・・・『視力・眼圧正常です』って言われた」。良かったですね課長。目はゲーマーの命ですよ。
「『珍しいですね、有野さん。視力1.5って、今居ないですよ』。こんなに(ゲームの)画面が近いのに」。
そりゃスゴい。ワテ(有野課長の1学年下)だって、1.2ぐらいまで落ちてるのに。
ともあれ。視力1.5の目でエンディングを見ることはできるのか?
ステージ2開始から1時間。雲の上に居るボス「にわとりさん」と対決!ニワトリのくせに空を飛び、ヒヨコを落としてくる!
落ち着いてホーミング弾を浴びせ、初戦で撃破!「コケー!」と悲鳴を上げ、ローストチキンのような鳥肌むきだしで落ちていった。
ドラキュラくんは新たな武器『さくれつだんを おぼえたぞぉ!』。
・開発の頃はオリンピックイヤー
ステージ3、水中エリア。水の抵抗でコントロールが難しい。
先へ進むと・・・海水パンツを穿いた水泳選手みたいな、変な敵が。コイツらは「バサロメーン」というらしい―
このソフトが出る2年前、バサロ泳法でオリンピック金メダリストになった鈴木大地選手がモデルか。時代を映している(笑)。
「あのおっさん、どこから出てくんねやろ・・・ここ、ジムなんかな?」
ホーミング弾で敵を倒しながら、慎重に進んでいくと・・・ボス「シャボン星人」が現れた!
でっかいシャボン玉のバリアの中に、クラゲっぽい宇宙人が居る。バウンドしながら来るので、タイミングを計るのが難しい。
有野ドラキュラ、武器を炸裂弾にスイッチ!惜しくもやられる。
「(やられる時)『グッ』てなりながら、足の指も『グッ』てなってた」。思わずそうなっちゃいますよね(笑)。
15分後、再戦。バウンドのタイミングをつかみ、炸裂弾を確実にぶつける。これでシャボン星人を撃破!
「早い!」快調なステージクリア。5秒間だけ蝙蝠(こうもり)に変身できる術をゲット。
・アリノしっかりしなさい
ステージ4は氷の面(北極)。頭上につらら、足下はトゲトゲという道・・・どうすればいいの?
「あ。『コーモリ』か」蝙蝠ドラキュラくん、空中浮遊で抜ける。しかし、蝙蝠モードは勝手に上に浮いていくので、
ボタンでのコントロールが難しい。「カイの冒険」を髣髴とさせる、空中浮遊の難しさだ。
トゲやつららは、当たれば一発即死。シビアな条件に、ゲームオーバーが続く。
「ホンマに(このゲームは)『悪魔城ドラキュラ』関係あんのかな」と、関係ない愚痴が口をついて出る。
・・・コナミの五十嵐さんにでも聞いてみれば。
この後も事態は好転せず、まさかの24連続ゲームオーバー。
1時間半をかけて、トゲつららゾーンを突破。すると今度は、フィギュアスケーターみたいな敵が襲い掛かってきた。
「『ツヨシしっかりしなさい』(に出て来た姉)みたいな感じの・・・」。
苦労の末、たどりついたボス戦は・・・「来たー!竜や!」氷のドラゴン「りゅうさん」!
長いボディのどこが「弱点」なのかがわからない。“ドラゴン恐怖症”の有野課長、気を引き締めてかかる。
とりあえず、ホーミング弾を浴びせる。りゅうさんの体に満遍なく弾丸が降り注ぎ、かなりのダメージ。空中分解して撃破!
道のりが長かった割に、ボス戦はあっさり目でした。
ここで手に入ったパワーアップは、氷の面らしく「れいとうだん」。相手を一定時間凍らせる(倒すことはできない)。
・世界一周ウルトラクイズ!?
ステージ5は一転、街のステージ。夜のニューヨークであるらしいのだが・・・UFOやキングコングっぽいゴリラが出没。
高層ビルのゾーンが終わり、下に降りてみる。マンホールみたいな穴に入ってみると・・・地下鉄が走っている。
スピード地獄再び。先程のジェットコースターに続く超高速強制スクロール面!
敵に落とされないよう、車両の前方でのプレイを心がける。にしても先頭車両が遠い。「長いな、この電車」。
しばらくして電車が止まり、ハシゴから地上へ。すると自由の女神像っぽいボスが居た!
「よくきたわね。あたしは このステージのボスの『めがみちゃん』よ」・・・どんな攻撃をしてくるのか?
「あたしは、けんかはきらいだから。クイズで しょうぶしましょ」。ライフが残り1の有野ドラキュラ、ちょっと安心。
ルールは某アメリカ横断のクイズ番組みたいな「早押しクイズ」。ドラキュラの両隣には「まどーしさん」と「にわとりさん」が。
3問先取すれば、ドラキュラくんの勝ち。ただしお手つきは、ライフを1個取られてしまう。
「では、問題。わたしの住んでいる国はどこ?」

  1. ブラジル
  2. アメリ
  3. 埼玉県

「知らんなー」と言いつつ、有野ドラキュラくん「2」と答えて正解!この後も何故か選択肢に「埼玉県」が入ってくる。
「何で埼玉、毎回入ってくるんやろ?」謎です。
順調に正解し続け、3問ゲットでステージクリア!「ライフ1で勝ちました!」。
ゲットした特殊攻撃は「さかさ」。「これで てんじょうも あるけちゃうぜ」!ただしこれも、5秒間だけな。
「ややこしそうやな」と有野課長。だがしかし、この「さかさ」が後に威力を発揮することになる・・・!
カメオ出演
ステージ6は砂漠地帯。ピラミッドの中に入る。トゲトゲのついた吊天井が、ドラキュラくんの行く手を阻む!
上下にトゲのついたトラップは「あっ。『さかさ』か」天井歩きで、トゲのついていないところを行く。
その先には「落ちる床」。敵が来ても(上にトゲがあって)飛び越えられないので、倒すしかない。
向こう岸まであと1歩、というところで落下!しかし、その下にあったライフのハートをゲット。ミスにはなっていない。
「まー、ええか。なんかわからんけど、ええか」。
先に進むと、今度は巨大な石球がゴロゴロと迫ってきた!「落ちるときから、左向けにやっとかなアカンな」。
急げ急げ!と石球から逃げてマンホールに避難。そのまま通路を進むと、手のひらの形をしたリフトがあるので乗ってみる。
実はコレこそが、ステージ6のボス「カーメンカメ夫」の手!ツタンカーメンの黄金のマスクみたいな敵の目が、闇に光る!
手のひらリフトから落ちれば即死。シャボン玉攻撃を喰らい、ドラキュラくんは落とされてしまう。
3戦目。ホーミング弾をカメ夫の口にヒットさせ、シャボン玉攻撃を封じる。粘り強く攻撃して撃破!
・それなんて軌道エレベーター
ステージ7。円盤状のリフトに乗ると、いきなり急上昇!どうやらコレは、宇宙に通じる超高速エレベーターらしい。
「上乗って行かなあかんタイプちゃうの」その通り。強制縦スクロールなので、どんどん出現する円盤に飛び移らなければいけない。
しかも敵が現れるので、早めのペースで行かなければならない。円盤を飛び移る順番も、決まっているようだ。
魔の高速エレベーターに、ミスの嵐!「音楽がアカンねん。急かされんねん」BGMは気にするほうですか。
ゲームオーバーの連続に、「クリスマス生放送スペシャル」の悪夢が蘇る―「こんだけ死んでたら、またタニー(音響の谷澤さん)に
カウントされるわ。腹立ったー」
どうしても、この高速エレベーターを越えることができない。そこで有野課長がとった行動は・・・蝙蝠に変身!
飛んでいれば、足場も何も関係ない♪と思ったら。宇宙空間に出た途端に死んだ!
「空気無いか」。ダメみたいですね。
20分後、62機目。絶好のチャンスだったが、下から来たロケットミサイルにお尻を刺されて落下。
女性スタッフが思わず「キャー!」と悲鳴を上げた。
「でも。『キャー』って。『サークルか』って思われる」。え。違うんですか?ゲームサークルじゃなかったんですか(こら)。
リトライ。また失敗。カメラマン阿部ちゃん、思わず「なんで?」
「僕の力が、いたらなかったんです。なんで、って言われても」。
ステージ7開始から、およそ2時間。87機目で、やっと高速エレベーターをクリア。有野課長の左手の親指が「ツヤツヤなってるー」。
・ラスボスがもう出るの?
いよいよボス戦。「おこさまのくせに、よくここまできたな。ドラキュラくん」現れたのは、魔王ガラモス!
剣と火炎放射に為すすべ無く、あっという間にやられた。やり直しは・・・あの忌まわしい高速エレベーターの入り口から!
「そうやで。そらしょうがないで」有野課長もガックリ。「アイツ悪い奴やもん。そら、ここまで落とすよ」。
とりあえず、再び登るしかない。が、またしても失敗。
「いや、ガラモスが悪いんじゃないねんて。課長があそこでやっつけられへんかったから悪いねん」。よくわかってらっしゃる。
しかし二言目に「・・・課長の好感度、上がるかなー」。クリアすれば上がりますよ、きっと。
やり直し。エレベーターの最後の円盤に乗ればクリア、という時にジャンプ失敗、落下!「この『抜けてる』ところやろな」。
さすがに強制スクロールにも慣れ、その後は成功。ガラモスに挑むが・・・連戦連敗。
ステージ7開始から、3時間が経過。対ガラモス8戦目で、ようやく撃破。「長かった・・・あ、指凹んだ」十字ボタンの痕がついた
左手の親指が、戦いの激しさを物語っていた。
「そいじゃ またね」と、ガラモスは去っていった。またね、って?「あれ友達やったっけ?アイツ」?
・どこかで見たよな
ステージ8は、またまた空中。空を飛ぶ幽霊船に入り込む。入っていきなり、画面の半分を占める太さの光線が横に走る!
危険な仕掛けに苦しみながらも、船の核倉部へ。そこに待っていたのは・・・「(ウルトラセブンの)キングジョーや!」
ではなく。ボス「マシンダー」。鋼で出来た強靭なボディを持つ、巨大ロボット。
有野ドラキュラの攻撃を一切受け付けず「カチン!」という音で跳ね返されている。股間のあたりに執拗な攻撃をするも、
痛がる様子は無い。弱点はいったいどこなんだ・・・?
「あっ!」その時。有野課長に、圧倒的なひらめきが。「『さかさ』があった!もしかして・・・!」
ドラキュラくん、マシンダーの前で「さかさ」発動!天井に張り付き、頭を集中攻撃!そこが弱点だったようで、ついに撃破!
「行けた!謎、解けてましたー!」ファインプレイ!
・首から下はただの飾りです
いよいよファイナル、ステージ9!始まってすぐ、「ポケモン」のライボルトに似た?中ボスとの、火の海での激しいバトル!
ホーミングや炸裂弾では、ダメージが与えられない様子。「火やから『冷凍』か?」で、冷凍弾にスイッチ。
ダメージは与えられるものの、レッドアリーマーばりのトリッキーな動きを読みきれず惨敗。
14戦目にしてパターンを掴み、落ち着いてダメージを与え続ける。そしてついに倒した!
が、これは長いステージの始まりに過ぎなかった。カニ型砲台のゾーンを越えると、動く鉄骨の足場を飛び移るゾーンへ。
工事作業員ロボがうじゃうじゃと襲い掛かり、捕まってしまう。「出勤時間来たかー」。
やり直しは火の海から、15分後、再び「出勤時間」。蝙蝠に変身して抜けようとするが・・・作業員ロボがスパナを投げて来た。
「そんなんあんねやー」。やはりファイナルステージ、目先の小細工は通用せず。右へ左へ、俊敏な動きが求められる。
足場をどんどん上がっていくと「ロボット的なのが居るやん」。背景が、超巨大ロボットの体であることに気づく。
そして頂上まで来ると、ロボットの顔らしきものが後ろに。それがぐるぐると回り始め・・・首だけがとれて襲ってきた!
ステージ9のボス「ドリルヘッド」。首だけだが、凶悪なほどの強さを誇るボスだ。
「ライフ3つじゃ厳しいなー」やり直す度に道中でダメージを喰らうため、どうしてもドリルヘッド戦を迎える頃にはパワーダウン。
・身を削る戦い
挑戦開始から9時間が経過。有野課長の身体に異変が―冷えピタを貼ろうとして「なんか親指曲がりにくい!」と気づく。
「ひくわ。課長ひくわー、こんなん!」老体に鞭打って、骨身を削ってゲームするという現実。
ドリルヘッドは、回転が止まっている時しかダメージを与えることができない。よけ方のパターンを掴み、根気よく弾を撃ち込む。
そしてドリルヘッドが着地した瞬間に炸裂弾をヒット、ついに倒した!エンディング画面は出るのか?
「うわー。右、行けるやん」・・・残念ながら、戦いはまだ終わらない。「課長、まだ喜ばれへんの?」
『よくぞここまで来た、ドラキュラくん!しかしこの宇宙帝王ガラモス・キングさまに歯向かう者は、死あるのみ!』
真のラスボス、ガラモス・キング登場!先程のガラモスがパワーアップして戻って来たのだ。
あっけなくやられ、やり直しはまたステージの最初から。目を疑いたくなる、非情の設定・・・。
ステージ9開始から、既に3時間経過。ガラモス・キングとの再戦は20分後。弱点を見出せず、ビーム1発で死亡。
「『バラモンキング』スゴいなー・・・?『バラモンキング』やったっけ?」課長、ガラモスキングです。
「失礼な話やな、ボスの名前忘れるって」覚えてもらえないのは、かわいそうだ(笑)。
・バグが怖くてゲームできるかよ
ガラモスキング、3戦目。稲妻に撃たれてゲームオーバー・・・と、次の瞬間。予想外の事態が発生した。
「ゲ〜ム・オ〜バ〜」の画面が、ぐちゃぐちゃのバグ面に!PC原人」の悪夢再び!?
10時間の挑戦が、水の泡になってしまうのか?「『つづける』行ったら、行けるかな?」「つづける/もうやめる」を動かすことは
できるので「つづける」を押してみる。さあどうだ!
・・・何事も無かったかのように、ステージ9が始まった。良かったー!
「もうファミコン買い替えなアカンの違うかなー。もう無理違う?」かなり酷使された痕跡のあるファミコン本体。
「ヤバいなー。もうファミコン作ってへんねやろ、今。『修理も、もう受付終了』とか言うてたよな。何年か前に」去年10月です。
「怖いなー。もうこの番組なくなるのも、じきやな」番組存亡の危機ですか!
最悪の事態は免れたが、この後もガラモスキングに為すすべ無し。ドラキュラくんはガラモスキングの下に回り、稲妻と
丸い火球の間のわずかな隙間から攻撃を続ける。一旦ゲームオーバーになると、また例のバグ画面が。
「怖いー。やりすぎ違うんかな、ゲーム1日に何時間も」。疲れてきたファミコンのためにも、一刻も早いエンディングを。
・相討ちの末に
そして迎えた9戦目。ガラモスキングを倒した!と同時に、ドラキュラくんも火球に当たってミス!
相討ち状態の結末は・・・ステージの最初に戻された!「ギリギリで負けたー!」
だが。ダメージを与えていることも、勝てる相手だということもわかった。残り0機、勝負に挑む。
絶妙の間合いで稲妻と火球をよけ、スタッフからも「おおー」と感嘆の声。そしてついにガラモスキングを撃破!
「やったー!」今度こそ喜んでいいですよ、課長!
『ドラキュラくんがガラモスを倒したという噂は、あっという間に魔界に広まって・・・
ドラキュラくんの手下になりたい、という魔物たちが、どんどん増えていきました』
めでたく、大魔王の座を奪還したドラキュラくん。小さな体ででっかい玉座に座って、記念撮影♪
「悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん」完全攻略!お疲れ様でした。
「ちらっと見てて、わかったんですけど」有野課長、痛みの残る親指を見つめる。「ボタンの連打のしすぎなんか、
爪の長さ、変わってるんですよね」左手の親指の爪が、右手の親指の爪に比べて大きくなってます。でも
「これ、いつ気づいた、っていわれたら・・・高1のときなんすね」その頃からゲーム中毒か!!