びしばし!ピテカントロプス

新年一発目の「有野の挑戦」は、有野課長の年頭挨拶から始まった。
「2008年、今年もよろしくお願いします」頭を下げた後で、ふと気づく。「この挨拶、1回もしたことないけどな」。
そう言や、そうでしたね。正月に「ゲームセンターCX」のシリーズをまたぐことは無かったような。
・某「はじめ人間」っぽく
それはさておき。新年一発目に挑戦するソフトは、PCエンジンの名作「PC原人」(1989年、ハドソン/アトラス)。
二頭身で石頭の原始人・PC原人が、恐竜王国で行方不明のプリンセスを探して冒険するアクションアドベンチャー
「説明不要!やればわかる」というシンプルさと爽快感、コミカルなキャラクターで人気を博した。
PC原人」というのは「PCエンジン」に引っ掛けたダジャレっぽいが・・・「PITHECANTHROPUS COMPUTERURUS」
(電算機の猿人?)という学名もある。
ちなみに、後にファミコン版の「FC原人」というのも出ている(その場合、学名はどうなるんだろう?と思った、当時高校生のワテ)。
有野課長の目標は、全ラウンドをクリアしてエンディング画面を出すこと。
「ダジャレですもんね。すぐ行けるんじゃないですかね」自信満々のコメントとともに、2008年最初の挑戦スタート!
・あの肉の秘密
ラウンド1「あんきろ さばく」。原人の基本的な攻撃方法は「頭突き」。「アホな攻撃やなー、コレ」と有野課長も思わず笑う。
「バネ花」を踏むとアイテムが出現(時々アイテムの代わりに敵が出現することも)。その中に「あの肉(まんが肉)」みたいな
骨付き肉が出現。「お?無敵か?」と思ったら違った。「何やアレ!」
次のエリア「でかだん かざん」で、またしても骨付き肉が。さっきより大きい肉で、今度は無敵状態になった。
実は骨付き肉には「大」と「小」があり、小さいほうを食べると頭突きがパワーアップする。大きいほうを食べると無敵になれる
・・・というわけだ。
・操られてたのか
続いて「すてご おか」。ここでライフが尽きて、1匹目のミス。泡を吹いて倒れた後、眠るように死ぬ。「安らかやなー」。
その後は水中エリア内で無敵の肉をゲット、そのまま突き進む。と、その先にドクロ型のエレベーターが。
向かった先は・・・そうです。ボスの部屋!
「早いなー!ボス」早くも2008年最初のボス「でかだん」登場。怪獣っぽいデブ恐竜に「アホそうやな」有野課長
頭が弱点らしいので、原人の頭突きをくらわす。鼻から出る風船が鬱陶しいが、慎重に対処すればOK。「コイツには負けたくないなー」。
何度か頭突きを入れるうちに、でかだんの頭のヘルメットにひびが入る。そして破壊に成功!
「ふにゃ ふにゃ・・・ぼくは なにをしてたの?」正気を取り戻したようだ。「よくわかんないけど、どーもありがと」。
これでラウンド1をクリア。画面に『すっげー!』と表示されたのを見て「誰が言うたん?今のは?」突っ込む有野課長
・自分の家みたいに
ラウンド2。最初のエリアは「あみーご さばく」。難易度が上がり始め、ここでゲームオーバー。コンティニューでのやり直しは、
各ラウンドの最初から。
攻略の鍵は、無敵の肉をゲットしてなるべく距離を稼ぐこと。その後は順調に各エリアをクリアしていき、そろそろボス戦か?
と思われたが、なかなかボスが出てこない。「4回(エリア)に1回のボスじゃ無いねや」。
7つ目のエリア「おぞん こうげん」で、ようやくドクロの出口が出現。待ちに待ったボス戦の相手は・・・
分身の術を使う忍者恐竜「しゅりけーん」。赤塚不二夫キャラクターの「イヤミさん」を思わせる、サングラスに出っ歯の顔だ。
2体に分かれた敵に対し、防戦一方の有野原人。焦っているかと思いきや・・・操作する有野課長は、おやつのイカ串をくわえて
緊張感なくやっている。家でゲームやってる感覚やな(笑)。
一旦ゲームオーバーになり、20分後に再戦。1体は本物、もう1体は偽者。隙を見て、本物の方にだけ頭突き攻撃を集中。
ダメージが大きくなると、分身の術の効果が切れて本物だけになる。有野原人も残り1機というところで、敵のヘルメットを破壊。
「おー!!ふれんど」正気に戻り、怪しい英語を喋るしゅりけーん。「あなた、いのちのおんじんね!!」ラウンド2クリア。えらいっ!
・食われてるー!
ラウンド3。敵の数が多くなるものの、何とか最初のエリアを突破。その次のエリアに「ほねほね ばし」という、文字通り
骨だけで出来た橋が架かっている。「おわ〜。危なそうやなー」。こういうのって大体、乗ると崩れるものだよな。
と思ったら、やっぱり崩れた。海に落ちて死ぬのか?と思ったら、水の中にゴールの矢印が。「あれ?もう終わり?2画面無かったで?」
何かありそうだよな、ここ・・・。
引き続き水中のエリア「とろぴか しょとう」。水中で操作が難しい上、ところどころに人食いワニが。
凶暴なワニにてこずりながらも、2度目のチャレンジで突破。
・芸術的踏み外し
続く縦スクロールの「こりごり かいこう」を出ると「おーろら ちたい」へ。氷の面は滑るので、水中以上に操作が難しい。
行き止まりの氷の壁に、不自然な凹みを発見。頭突きで氷を割ると、謎の出口が出現。
中に入ってみると・・・そこは何と、ボーナスステージ!
「れんぞくじゃんぷで たにをこえてね」足場にあるバネ花を踏んで、空中の野菜を取りまくれ!
「よーい すたーと」!有野原人、ジャーンプ!バネ花を踏まずに飛び越えてしまい、谷へ一直線ダイブ!
課長、ノーボーナス!「かっこ悪いなー・・・」2008年も、課長らしさは健在です(笑)。
・やりようがあるんだろうけど
「おーろら ちたい」を突破し、いよいよボス戦へ。次なる相手は・・・筋骨隆々とした敵「がんごーん」。刺々しい鎧を纏い、
怪力で氷塊を投げつけてくる。
原人が頭突きをしようにも、頭に持ち上げた氷塊が邪魔。力の差は歴然としており、ゲームオーバー。
ボス戦までは、再び長い道のりになる・・・と思ったその時。AD鶴岡が、有野課長のもとにやって来て
「骨の橋のところなんですけれども。あそこを落ちずに渡り切れると、2ステージワープできます」という情報を告げた。
『とろぴか しょとう』と『こりごり かいこう』を飛ばし、いきなり『おーろら ちたい』へ行けるというのだ。
「どうやったら?」難所を前に、顔をしかめる有野課長
「・・・僕、できたこと無いのでわからないんですけど・・・」
「とんとんとん、じゃ間に合わへんもんな」普通にジャンプするだけ、ではダメ。何か“技”があるのだろう。
「どうやって行くのか、本当にわからないんですけど」AD鶴岡も笑うしかない。
「えー!何しに来たの?2008」新年一発目の“ADの力不足”・・・何しに来たの2008、である。
・パラボラジャンプ
渡り方はわからないが、とりあえずAD鶴岡の言う通り「ほねほねばし」にチャレンジ!・・・しかし、すぐ落下して失敗。
「アイツ、嘘ついてん違うかなー。」訝(いぶか)る有野課長。「全然行かれへん。行ける気配なかったやんけ」。
その後はゲームオーバーの連続。ついに来た、足止め状態2008。
そこで“救世主”投入!今度はAP東島がやって来た。「鶴岡がわからなかった情報を仕入れてきたんですけども」。
そう、先程の「ほねほねばし」の渡り方である。
橋の手前からジャンプして、一番高い位置に来たときにIIボタンを連打。すると原人が回転しながらゆっくり落下するので、
橋に着地したら同じことをもう一度する。その繰り返し。
有野課長、試しにやってみる。宙返りジャンプ2回目で、橋の向こうへたどり着いた。この橋、意外と短いのね。
そのままゴール!・・・で、看板の横にあった1UPの原人人形をとり逃す。「1機あるなら教えといてくれよー」。
・原始人は恐竜より後
というわけで「おーろら ちたい」へワープ。続くボス戦で、がんごーん攻略のコツを見出す。
がんごーんが氷の床に潜って飛び出してくる所を狙って頭突き!出てくるときは氷塊を持っていないので、やられなくて済む。
原人を残り1機まで減らす死闘の末、がんごーんを撃破!
「・・・ひめさまが ごぶじならよいが・・・」正気に戻り、プリンセスの身を案じるがんごーん。
「えっ?姫助けに行ってんの?」ここで初めて、姫の存在を知る有野課長。説明書読めや。「原始人の時代に『姫』居んねや」。
卑弥呼」カメラマン阿部ちゃんが、姫の正体?を明かす・・・が
卑弥呼、もっと後(の時代)でしょ!適当に言わないで下さいよ」恐竜のプリンセス、ですからねえ。どんな顔なんでしょ。
・どこかで見たような
ラウンド4「ひろびろ さばく」。文字通り広大な砂漠で、なかなかゴールが見えない長距離エリア。雑魚敵の数も多い。
このエリアだけをクリアすると、いきなりボス戦。ボクシンググローブとパンツを装備した“恐竜ボクサー”「あぽろ」が登場。
「時代進んだのかな・・・パンツ穿かな恥ずかしくなってんねや」そういう問題か。
体の大きさも攻撃方法もまるで違う“無差別級マッチ”開始!
「画面出てるやんけ!それはアカンわ!」このボクサー、横壁の中に入り込んだり宙に浮いたり。どこぞの亀も真っ青の反則ぶりだ。
おまけにグローブがロケットパンチのように飛んで、追尾してくる。有野原人、ぶちぶちと文句を言ってる間にゲームオーバー。
15分後、2回戦。タイミングを計ってあぽろの頭上に頭突き!そのままバウンドし続け、連続攻撃!パターン入った!
ついにヘルメットを破壊!すると「あしたのジョー」の矢吹丈に似た素顔が出て来た。
「へへっ ありがとよ・・・わるもののようさいは もうすぐだぜ・・・」そして「たあっ!」と叫ぶから、走り去るかと思ったら
「どこも行かへんねや」。何だったんでしょう、あの「たあっ!」は。
・しつこく追ってくる
ラウンド5、いよいよ難易度は上昇。エリアの数も多くなり、その距離も長い。
40分を費やし、「おしろ」に潜入。「ハリーポッター」のチェスの駒みたいな雑魚敵「がきーん」の大群に苦戦。
「あ、わかった」ここで有野課長、何かをひらめいた。「“レッドアリーマー風”に行けばいいのか」。
レッドアリーマー風、つまりは強制敵前逃亡。とにかく無視、無視、無視。
しかし。逃げた先にも大量のがきーんが待ち構えていた。レッドアリーマー作戦、通用せず。チェックメイト
再びラウンド5のスタート地点へ。時間だけが過ぎていく・・・しかし、有野課長本人は
「もうそろそろ、終盤あたりに来てると思うねんけど。日が昇ってるってだけで、特に焦る感じが無くなってんねんなー」
外はまだ明るい。12月中だと17時前には真っ暗になるから、それが時間の目安か。感覚が麻痺している(笑)。
・新たなパターン
がきーん地帯を前に、残機を温存したいところ。と、やり直しの「とげとげ ぷーる」エリアで、思わぬ裏技を発見。
天井近くに居る雑魚敵に下から頭突きをぶつけ、リバウンドしてきたところをもう一度頭突き。そのまま連続頭突きを繰り返すと
スーパーマリオ」の無限増殖風にスコアが増え、1万点・2万点・4万点になると1UPするのだ。
同じ場所で、もう一度その技を試す・・・が、思いのほかタイミングが難しい。「焦りすぎや」
がきーん地帯を逃げ切って突破。すると今度は、四足歩行の小さな骸骨がうろうろ。「『AIBO』の安物みたいな感じやな」。
ニセAIBOの攻撃、火の池、敵に変身するバネ花・・・最高レベル難度で、ゲームオーバー。
やり直し、再び“マリオ風1UP作戦”で残機を増やす。そして新たな骸骨エレベーターに入り込んだ。
・石と骨の足場
続くエリアは「のぼれん るーむ」。石の足場をジャンプして登っていく、縦スクロール面だ。
四角い石を飛び移っていく有野原人。が、2秒以上立っていると石が真っ二つに割れ、下に落とされてしまう!
名前の通り、登れんルーム・・・!高所恐怖症の身にとっては、この“高いところから自由落下で落ちる感”がイヤーン。
石の足場を上りきったところには、またも「がきーん」が待っている。頭突きで突き落とせ!
ラウンド5開始から、3時間が経過。有野原人、パワーアップの肉をゲットしてここを突破!
「終わりっぽいな」着いた先に「ぐらん ぱれす」という看板が。いよいよボス戦か?
と、思ったら。これまで戦ってきたボスキャラの石像が並んでいる。「石にされたんか?」そのほかに敵は現れない。
石像4体の横を通り過ぎると、またもドクロのエレベーターが。とりあえず入る有野原人。
行き先は何故か水中面!海を泳ぎ、滝を登ってたどり着いた先には・・・いかにもラスボス、といった風体の巨大恐竜が!!
・「食べてみたい」願望を叶える
「いよいよラストステージです」またもAD鶴岡がやって来た。「その前に、少し腹ごしらえされたらどうですか」
確かに、そろそろ夕食の時間帯である。有野課長、ゲームの手を止めて暫し待つ。
と。AP東島が“スペシャルディナー”を持って現れた。彼が持ってきたのは、ゲームに出てきた「まんが肉」によく似た肉料理!
実はコレ、神奈川県平塚市の「レストラン海賊」というお店で実際に出しているメニュー「伝説のマンモスステーキ」。
ハンバーグを「まんが肉」の形に成形し、太い豚骨(脛の骨か?)をつけたもの。通常はテイクアウトできないのだが、
番組のため特別に許可してもらったという。「(平塚まで往復)1時間半かかりました」。
さっそく豪快にかぶりつく有野課長。お肉の中に、とろけるチーズが入っている。
「この時代(恐竜時代)に、チーズあるかね?」
「漫画のお肉だと、かじって食べると『伸びてる』じゃないですか。それをイメージして作ってるらしく」。
詰め物をして火を通りやすくする、というのもあるかも。
パワーアップして頑張れ、有野原人!
・謎のタマゴ
ゲーム再開。先程のラスボスがタマゴのようなものを真下に落とし、去っていった。
原人は上へと登り、お城のてっぺんと思しき場所にある怪しげな入り口へ。そこから一気に急降下!ということは・・・
「あれ?また『ぐらん ぱれす』や」。先程の“石像の部屋”の入り口に戻ってきた。
先程と同じ、ボスキャラの石像。と、そこにラスボスが落としたタマゴがくっつき、ボスキャラが元に戻って動き出した!
このラウンドは、いわゆる“ボスパレード”。一度倒した相手なので、有野原人は必勝パターンを覚えている。
第4のボス・あぽろ戦でゲームオーバーになったものの、2度目には撃破!ボス石像の先には、何が待っているのか?
卑弥呼じゃなかった
進んだ先に、誰か居る。「誰や!」サングラスに水着姿の、セクシーな女の子(ただし恐竜)が、玉座に座っている。
その下から突然、肉食恐竜の首みたいなロボット戦車が現れた!「きんぐたまごどんIII世号」だ!
でかだんのシャボン玉、しゅりけーんの手裏剣、がんごーんの氷塊、あぽろのロケットグローブ・・・と、これまでのボスと
同じ攻撃方法を持っている。アンテナが弱点なのだが、そこを攻めることができずにゲームオーバー。
「これはまさか。ボス戦が長いパターンか?」悪い予感、的中!ボスパレードで残機を減らされ、たまごどん戦車戦で惨敗。
心からにじみ出る、この一言「難しいなー」。
再戦。残り3機を守った状態で、たまごどん戦車と対決。捨て身の頭突きで1機失うも「アンテナ曲がった!修理出さな」。
弱点を攻め、確実にダメージを与える。更に攻め続け、たまごどん戦車を見事に破壊!
と。玉座に居たセクシーねえちゃんが、慌てふためいている。体が点滅し、本来の姿に戻った―ドラゴンプリンセスだ。
「あなたのおかげで もとのすがたにもどれました」これが姫か。「さあ、ついていらっしゃい」
プリンセスとともに、ドクロエレベーターの入り口へ。その途中に回復と1UPがあった、ということは。もしや?
・ドクロケット
と。ドクロがシュゴゴゴゴ・・・・という音を立てて、ロケットのように上昇し始めた。いつものエレベーターではない!
ドクロロケットはどこかの星に着地しようとしている。そこへ先程の巨大恐竜が現れ、体当たりをかまして来た!
「うわっ!」ロケットは壊れ、原人とプリンセスは投げ出されてしまった。
ここからはラウンド7「むーん らんど」。月か。姫を探し、月の石が転がる荒野を歩いていくと・・・
巨大恐竜こと、真のラスボス「きんぐたまごどん」が現れた!あっという間に全機消滅、ゲームオーバー。
「(やり直しは)どっからや?原人!」・・・『ぐらん ぱれす』の入り口、ボスパレードの所に引き戻された。
・そりゃないよ
何とかボス4体を倒し、たまごどん戦車の居場所に向かう所までこぎつける。
が、通り道が岩で塞がったまま開かない。「さっきまで行けてたのに」。
「まさか・・・?バグか!!」予想だにしなかった難敵。それは「バグ」だった。「ラストまで来たのに!」
敵が来ないし、タイムアップも無いので死ねない。「ハドソンに電話しよか」。
まさかの緊急事態。“リカバリーの神様”技術スタッフ・須田ちゃんは「リセットしてみますか?」と提案。
「それでアカンかったら、どうしようか・・・」有野課長、ここまでの9時間の戦いが水の泡になるか。
PCエンジンのリセットは「スタートボタンを押しながらセレクトボタンを押す」。
「なむさん!」祈りながらボタンを押す有野課長。その運命や如何に!?
タイトル画面が表示される・・・「PUSH RUN BUTTON」。「CONTINUE」の文字は無い。
「あー!無いわー」挑戦部屋が悲鳴に包まれる。「PC原人」振り出し2008。「一から行きますか・・・」。
・勝つために、ひたすら
というわけで、ラウンド1からやり直し。AD鶴岡もサポートにつく。必要なのはテクニックではなく、精神力。
悪夢から3時間後、「ぐらん ぱれす」の“問題の地点”へ。今度は問題なく通過。「行けて当たり前、の筈やけどな」。
たまごどん戦車はコツを掴み、難なく撃破。そして迎えたラスボス、きんぐたまごどんIII世戦。
巨大な体での踏みつけ。追尾してくる三叉槍。絶大な攻撃力を誇る大魔王に、攻略法はあるのか?「弱点がわからへんなー」。
しかし。負けるために戻ってきたわけではない。あの3時間を無駄にしないためにも、ギブアップは許されない。
少しずつ、確実にダメージを与えていく。どれぐらい効いているのかわからぬまま、粘り続ける。そして
「ぼかーん!」きんぐたまごどんの王冠が取れ、爆発!ラスボスを倒した!「やったー!行けた!」
PC原人」計13時間で完全攻略!
・スタッフも待ち望んだ瞬間
いよいよエンディング。「おぼえてろよー」宇宙へ逃げ去っていく、きんぐたまごどん。
取れた王冠がドラゴンプリンセスの頭上に戻り、灰色だった体がピンク色に。「これでへいわがもどります」。
でかだん、しゅりけーん、がんごーん、あぽろも「むーん らんど」に戻ってきた。「元々あっちに住んでたのか、みんな」。
プリンセスは原人の頭に、お礼のキス。嬉しさのあまり、頭を爆発させる原人。「アタマ割れてたのか」。
「あー、長かったなー」有野課長、お疲れ様でした。「何やったんやろ、あのバグ」。
「でもびっくりしたなあ・・・最後、きんぐたまごどんをやっつけ切ったとき、自分が『やっつけたんかな』(と認識する)って
いう前に、みんなが『やったー』って言うから。ビクッ、てしてもうた」。スタッフも爆発したようで。
有野課長、幸先よく「白星スタート2008」!
クラシックコントローラーもご一緒に
PC原人」を久しぶりにプレイしてみたくなった(あるいは「やったことないけど面白そう」と思った)、そこのあなた!
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