20年を振り返る!ヒット商品ランキング

さらに今号では「日経トレンディ」創刊20周年企画として「1987年〜2006年・ヒット商品グランドチャンピオンベスト20」も発表。
ランキングを見ると、この20年の世の中がだいたい見えてくる。
トップ3は「携帯電話」「インターネット」「ユニクロ」。その他にも、世の中を大きく変えて「新たな文化」を作り出したアイテム
(もしくは人)が並んでいます。

1位:携帯電話(20年前の携帯電話なんて、自動車電話の転用だったし)
2位:インターネット(軍事用ネットワークとして生まれたものが、今や電話並みの生活必需品に)
3位:ユニクロ山口県洋品店が「低価格」と「オシャレ」を見事に両立するブランドに)
4位:アサヒスーパードライ(「辛口」の風味で、他社製品と差別化。アサヒビールをシェア1位に押し上げた)
5位:トヨタプリウスハイブリッドカーも、誕生から早10年が経過)
6位:「冬のソナタ」(韓流ブームの火付け役。スター見たさにオバチャソ連中も国際化、ハイテク化)
7位:Jリーグ(マイナースポーツだったサッカーが、野球をしのぐ人気。地域密着が鍵)
8位:たまごっち(熱狂的ブームと不良在庫の山という「天国と地獄」を見て、今また復活)
9位:ニンテンドーDS(タッチペン操作でゲーム界に衝撃を与える)
10位:iモード(日本の携帯電話の使い道が「通話するだけ」でなくなった)
11位:デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ(写真や動画が身近なものになった)
12位:旭山動物園(「行動展示」が成功、閉園寸前の動物園が北海道の人気スポットに)
13位:水(ミネラルウォーター、天然水)(「水を買って飲む」ことが「オシャレ」から今や「生活の一部」に)
14位:ブログ(個人1人の情報発信で、世間に影響を与える)
15位:カーナビ(今や車の標準装備品)
16位:ワールドカップサッカー(Jリーグ同様、経済効果は絶大)
17位:ニンテンドーDS Lite&鍛脳ゲーム(「老親にゲーム機をプレゼントする」という文化が生まれた)
18位:六本木ヒルズ(東京の新しいランドマーク。集客力抜群の「格差社会の象徴」)
19位:小泉純一郎(横須賀のちょいワル親父が「永田町の変人」から「日本のアイドル」へ)
20位:カラオケボックス(今や世界中に普及した娯楽レジャーのスタイル)

その他「ヒット商品ベスト30・20年史」という表もあったのですが・・・それを見ていると
バブル期→崩壊期→不景気時代→ミレニアム→格差社会という、20年の時代の流れを象徴する商品が並んでいます。