暴力課長!?修行中

王様「かんこくに いって アリノは かわってしまった・・・」

フジテレビ721ゲームセンターCX」。
韓国出張から帰ってきた有野課長。その時に仁寺洞の路上で書道家に書いてもらった「有野課長」の掛け軸が、
ゲーム部屋に飾ってある。改めてよーく見た有野課長曰く「上手いのか?」。
有野課長は韓国のカジノで、スタッフから託された資金で大勝負。ところが、そこで大負けしたのだ。
しかも!そのロケが終わってから、有野課長ひとりプライベートで行ったら「ものスゴイ勝ったやん」。
人の金で負けて、自分の金で勝って(しかもそれを隠していた)・・・それがたたって、スタッフからの
有野課長支持率」が低下している。
「有野の挑戦」でいいところを見せて、支持率回復といきたいところだ。
・3倍楽しい
で。今回は「キャラゲー祭り」。TVアニメ原作のゲームに挑戦してもらうのだが
「まだソフトが決まっておりません」という。
「何してんねん!時差ボケか」珍しく怒る有野課長
「キャラクターにちなんだゲームにしよう、ということで(スタッフの)意見が割れまして」。
候補は3作品。いずれも1986年、“ゲームバブル”の時代に発売されたソフトだ。
課長にお試しプレイをしてもらった上で、その中から1本を選んでもらおうということになった。
・どれも捨てがたい
まずは「六三四の剣 ただいま修行中」(タイトー)。
「有野の挑戦」では「たけしの挑戦状」以来の、タイトーのソフトである。「そんなにタイトーさん、疎遠になってたの?」
続いて「忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻」(ハドソン)。
課長が苦手とする?忍者アクション。当時ミリオンセラーになった。有野課長、21年前の記憶をたどりつつプレイ。
そして「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」(バンダイ)。
その難度の高さから、当時のファミコン少年どもを唖然とさせた(確かに難しかったなー。一反木綿に乗っての空中戦が特に)。
以上3作。その中から(いちばんクリアしやすそう、という理由で)選ばれたのが・・・「六三四の剣」!
主人公の剣道少年・夏木六三四は、全国大会を目指して修行中。横スクロールアクションゲームをクリアした後に
「全国大会」が待っている。
この全国大会モードは2人プレイで対戦することも可能。発売当時はそれが話題を呼んだ。
実はこのゲームも「エンディングを見た人は少ない」とされる、密かな難関ソフトだったりするのだが・・・。
・六三四、三歳の特訓
「げーむせんたー・しーえーっくす!かちょ・おーん!」で挑戦開始!
六三四は竹刀を振り回し、地面の敵キャラや空から降ってくる槍をひたすら打ち落とす。
課長はゴール前までワープできる鍵のアイテムをゲット!ボスキャラはおらず、「G」マークを取ればクリアだ。
続いてステージ2「六三四 四歳・荒修行編」。難易度が上がっていて、先に進めない。
しかもこのゲーム、コンティニューが無いのである。やられたらステージ1からやり直しという厳しさ。
「コンティニュー無しかー・・・やめるかなー」もうやめるんかい(笑)。
こういうものは繰り返しプレイして、体で覚えるしか無い。
・飼い犬の後塵を拝する
韓国で買ったお菓子を食べ、気分転換。自分がどんなお菓子を買ったかも忘れていたようで「旅のテンション、恐いわー」。
食べてみると「うわっ。何か美味いコレ」。そりゃ良かった。外国のお菓子って、たまに大ハズレがあるから(^_^;)。
挑戦開始から2時間、ステージ2を越えられない。「韓国気分が抜けてないのかな」。
奮闘の甲斐なくゲームオーバー。悔しさのあまり、韓国で買ったゴム製の(スライム状の)ブタのおもちゃをテーブルに投げつける。
難所の連続。降ってくる岩石に行く手を阻まれ、進めなくなっているうちにタイムアウト
実はこの修行、画面の下のほうを走っている六三四の愛犬「十一(といち)」に追い抜かれるとミスになるのだ。
「愛犬か?」苛立つ有野課長。「勝手にゴールするのに」。
・いつになく感情むき出し
何度かプレイするうちに、岩石ゾーンを抜けて「G」マークをゲット。ステージ2を通過。
お次はステージ3「六三四 六歳・道場破り編」。
小さな剣士やら掃除のおばさんやら、ちっこい敵キャラが絶妙に邪魔してくる難関ステージ。
行き詰った有野課長が取り出したもの、それは・・・韓国出張で買った、カラフルな指サック!
装備してゲームしてみたものの「(指の)感覚が全然無いわ」と、すぐに外してしまった。“指サックサク”とは行かなかったようだ。
ゲームオーバーを繰り返し、修行どころか苦行である。ストレスのたまる有野課長、またブタのおもちゃをテーブルに
投げつける。「くそぉ!」
そしてふと気づく。「課長、こういうとこ見せへんの違うかな」と自省。「課長の良さは、こういうとこ見せへんとこやのに。
『ようキレないですよね』って言われてなんぼやったのにな」。
韓国で唐辛子料理食べ過ぎて、カッとなりやすくなったんでは。
・たゆまぬ修行の道
ステージ3の途中で無敵アイテムを発見、突破口を見出すも・・・無敵の効果が切れてからミスをしてしまう。
イライラが募る有野課長「『韓国行って変わったな』って言われんな」と呟く。
道場内のエリアを抜けるも、外堀に難敵「潮吹き鯨」が。ゲームオーバーになり、やり直しは当然ステージ1から。
タイトルの「ただいま修行中」を見て、有野課長は一言「ごもっともなタイトルやなー」。この難しさでコンティニュー無し、
まさに修行である。厳しすぎる。
・八つ当たり課長
ステージ3まで進んだものの、プレーが雑になって池に転落。「絶対みんな怒ってるやん、今の」。スタッフからの
「さっきの『あー』っていうのはトゲがあんねんな」支持率、またしても大幅ダウン!
ステージ3に入って、3時間半が経過。またミスをしてしまい
「B(ボタン)押したよ!絶対B押したよ、今」失敗をコントローラーのせいにする有野課長
さらにその次は、ゴールゾーンまでたどりついたのだが・・・取るべき「G」マークを見失って、うろついている間に転落!
コレは言い訳できない。
「くそぉ、誰か舌打ちしやがった!聞き逃さへんぞ!!」その怒りのパワーをプレイに生かしてくれ!
無敵プレイで1回失敗し、誰もが諦めかけたその時!有野課長があれほど難関だったステージ3をクリアした!
「諦めない」課長の本領発揮、支持率も回復(したのか?)!
・ボスは東堂親子?
ステージ3をクリアすると、いきなり画面に「全国大会 一回戦 六三四−有働」の文字が。
そうです。ステージ4はいよいよ「全国大会」。一対一の剣道勝負で、5連勝すればクリアだ。
アクションゲームの道中にいっぱいあった“竹刀”のアイテム(上段・中段・下段)。コレは10本集める毎に、
全国大会で「必殺技」が1回使えるのだそうで。
「ボス居らんと思ったら、こういうことなのか」。
最初の対戦相手・有働にあっさり負けてゲームオーバー。「『こっからゲーム始まるんですよ』みたいな感じするなー」。
頑張れ、有野六三四!
・重圧に負けるな
ステージ1から修行のし直し。「アイテム貯めなアカン」というわけで、道中で竹刀のアイテムをたっぷり集めて
再び全国大会に臨む。
必殺技を駆使し、次々と対戦相手を倒すも「なんか、でも・・・爽快感は無いな」。
そして決勝戦。対戦相手である六三四の宿敵・修羅に完敗、一回戦に戻される。
必殺技を使い果たしているので、あっさり倒された。そしてまたステージ1から、アイテムを集めて全国大会へ。
序盤は必殺技を必要最低限に抑え、相手の一瞬の隙を突く。「期待せんといて!怖い!」プレッシャーが高まる。
そして再び、対修羅戦。素早く勝負を決め、見事優勝!
・修行は終わらない
「やりましたー!」エンディング画面かと思いきや・・・またステージ1の「六三四 三歳 特訓編」に戻された。
しかも。明らかに敵の攻撃が激しくなっている。
「えっ?」課長に状況を説明すべく、ここで構成作家・岐部さんが登場。
「2周目をクリアしてようやく、エンディングが出るようになっておりまして」
「『魔界村』パターンや」
「『魔界村』システムです」
「パターン、でええやんけ!!別に!何でシステム、て言い直すねん」些細なことにつっかかる有野課長
で。ゲーム本編は「クリア」とみなしてもらえることになった。が・・・その代替案として
六三四の剣・vsスタッフ五番勝負」に挑むことになった。刺客として送り込まれる番組スタッフ5人に、
対戦プレイで3勝以上すれば有野課長の勝利、ということになる。「ストII」の時みたいだ(笑)。

  • 先鋒:武者○−●日高(カメラマン阿部)
  • 次鋒:大石○−●乾(構成作家岐部)
  • 中堅:嵐子●−○有働(音声須田)
  • 副将:夏木○−●修羅(野田マネージャー)

大将戦を前に有野課長が3本先取、勝ち越し!「有野の挑戦」クリア決定!
ただし折角なので、スペシャルマッチとして大将戦も行われることに。
大将として立ちはだかるのは・・・「今日は剣道のゲームなんで来ました」元AD・東島!リアルでは「剣道三段なんです」
という東島さんに「でも、ゲームやで」と課長は訝(いぶか)る。

  • 大将:六三四●−○藤堂(東島)

速攻で勝負を決めた東島さんに「速いなー。B(必殺技ボタン)ばっかり押してたやろ!?」
有野課長、韓国で買った肩たたき棒で東島さんの小手を一殴り!「これ結構痛い・・・」
てなわけで「六三四の剣」クリア認定!お疲れ様でした!
・チョーがつく戦い
そして次回の「有野の挑戦」は・・・因縁の「魔界村」シリーズ「超魔界村!」
迫り来る「超」難敵に、有野も絶不「調」!過酷な戦い「長」期戦は必至!しかし絶対諦めない、課「長」の意地!
この男が起こす奇跡は最早「超」常現象!