有野晋哉の名を借りて

フジテレビ721ゲームセンターCX」第7シリーズ、今日から開幕です。
悪の化身ドクロキングに乗っ取られていた王様も、元の姿に戻られて無事復帰なさいました。
てなわけで。「有野の挑戦」一発目のソフトは、スーファミ版「ウルトラセブン」(バンダイ、1993年)。
異星人や怪獣から地球を守り、全12ステージをクリアしてエンディングを見せるのが“有野セブン”の使命。
以前同じくスーファミの「ウルトラマン」に挑戦し、失敗した過去のある有野課長
ゼットンの仇をセブンで討つことが出来るか?
バンダイ「7本目」のスーファミソフト
ゲームは実際の作品のストーリーを、忠実に再現。同作品のファンからも高く評価されているそうで。
電源を入れたオープニングタイトルから「あのドロドロの色彩」を見事に再現している。
基本ルールは「ウルトラマン」と同じ。一対一の格闘で敵怪獣のHPを減らす→
「FINISH」サインが表示されたら、必殺技のアイスラッガーを撃つ→怪獣を倒してステージクリア。
という流れ。

STAGE1「湖のひみつ」(エレキング登場)

で、いよいよ怪獣と戦うのか?と思ったら。その前に
カプセル怪獣を使いますか?」という画面が出た。
カプセル怪獣とは・・・その名の通り、小さなカプセルに収納された怪獣(「ポケモン」の設定は
これをヒントにして生まれたのだそうで)。セブンが戦う前に出て来て、戦ってくれる(ただし弱い)。
ゲームでは「アギラ」「ミクラス」「ウィンダム」の3体から選ぶ。
まだステージ1、先は長いので「NO」を選択。
・先行き不安
エレキングとのバトル開始。変身したウルトラマンを見た課長「コレ(の真似)やらなアカンのかな、俺」。
ウルトラマン」をプレイしたときの勘が取り戻せず、最初から苦戦。
あっという間にゲームオーバー・・・コンティニューできる回数(残機)は3。合計4機で12ステージクリアがノルマだ。
それでもどうにかエレキングを追い詰め、アイスラッガーで斬首!ステージクリア。

STAGE2「狙われた街」(メトロン星人登場)

出たーー!メトロン星人!「羽根ぱちんこウルトラセブン」(京楽産業)のCMでもお馴染み。
そのCMにあった、モロボシ・ダンメトロン星人が話している場面を見た有野課長から
「これ、アパートの中で言うてんの?」というツッコミ。
で、バトル開始。俊敏な動きのメトロン星人に苦戦する有野セブン。それに対して、敵のビームを
バリアではね返す“バリア攻撃”作戦に出た。
しかしこの作戦、大きな弱点があった。それは「(必殺技攻撃の)ゲージが貯まらへん」。
バリアもパワーを消費するので、ゲージが上がらない。十分メトロン星人を弱らせたところでFINISH。
有野セブン、ここは作戦勝ち。

STAGE3「怪しい隣人」(イカルス星人登場)

出たり消えたりを繰り返す、イカルス星人。早めにエメリウム光線を撃って、一気に攻略を狙うが・・・
敵のHPを減らしても、FINISHサインが出ないと必殺技を撃つことはできない。光線を撃てばパワーゲージが減り、
それが貯まるまで敵の攻撃をしのがなければならない。防御で守り抜き、イカルス星人を撃破!
「怪しい隣人やっつけた。引っ越さしたった!」ここまで順調な有野課長でありましたが・・・。

ボーナスステージ

3ステージクリアしたら、ごほうびのボーナスステージが突然始まる。
ウルトラ警備隊の戦闘機を操るシューティングで、ノーミスなら1UPできるというのだ。
でも、そこは課長の苦手なシューティング。予想通り「NO BONUS」。

STAGE4「ウルトラ警備隊西へ」(キングジョー登場)

キングジョーの名を聞いて「確か強かったんだよなー」TVシリーズのストーリーを思い出す有野課長
それを踏まえて、ここでカプセル怪獣を起用。ウィンダムを選択する。
その実力は・・・「しゃがめっ!・・・しゃがめてない!!」すぐやられてしまった。
「何もしてへんやんけ、あいつ!」
が。ウィンダムの期待は裏切られたものの、ウルトラセブンであっさりキングジョーを撃破。

STAGE5「零下140度の対決」(ガンダー登場)

「どこやろ?零下140度って?」凍結怪獣ガンダー相手に、3回目でクリア。

STAGE6「超兵器R1号」(ギエロン星獣登場)

「知らんなー」有野課長も記憶に無いというギエロン星獣。画面外からのビーム攻撃と、
頭突き攻撃を仕掛けてくる。
一旦ゲームオーバーになってから再戦、お気に入りのウィンダムの助けを借りる。
が、またあっさりやられた。崩れ落ちる様が「土下座?」のように見える。
「土下座使っても止めてくれへんやろ」ダメなものはダメ。結局セブンの力で倒す。

STAGE7「サイボーグ作戦」(ボーグ星人登場)

ゲームオーバーになってから再戦、アイスラッガーを打ち込んで撃破。ここはさくっと。

STAGE8「悪魔の住む花」(ダリー登場)

クロサイズになった有野セブン、宇宙細菌ダリーに挑む。
敵は画面外に出たと思ったら、いきなり頭上から降って来る!この攻撃に苦戦する有野セブン。
しかし。バリアが(上からの攻撃にも)有効であることが判明。ダリーのHPを減らしていく。
そしてついにFINISHサインが出た!が、
「あっ!バリア違う!」アイスラッガーを出すつもりが、操作ミスでバリアを出した!
ここ一番の攻め時に、守ってどうする!万年課長!!
その失敗の直後、やり直しでダリーを撃破。

STAGE9「セブン暗殺計画」(ガッツ星人登場)

ステージが始まると、いきなり十字架にかけられたセブンが出てきた。
「ウルトラ警備隊で行くの?」ここはシューティングステージ。ウルトラ警備隊の戦闘機で、
セブンの拘束具を壊してやらなければならない。
それをクリアすると、ガッツ星人との戦闘が始まる。「ここからかー」。
前ステージに続き、またもバリア作戦で攻略。

STAGE10「ダン対セブンの決闘」(にせセブン登場)

「まいったなー。(日が)暮れてきたなー」ゲームオーバーになり、窓の外を見る課長。
やり直しでたどりついた2戦目、慎重なプレイでクリア。

STAGE11「史上最大の侵略」(パンドン登場)

パンドンには、ここまで頼みの綱だった「バリア作戦」が使えない。おまけにセブンのビームを
「『マトリックス』みたいによけた」。
その後ゲームオーバーを繰り返し、ステージ1からやり直しの作業が続く。
絶体絶命の有野課長に、スタッフから声が掛かった。「うちの“カプセル怪獣”を使いますか?」
そう、新たな助っ人ADである。ここでゲームセンターCX史上初の女性AD、高橋佐知さん登場。
有野「出身は?」
高橋「宮城県です」
有野「“博多枠”なくなったんや」
AD浦川らを生んだ「博多枠」以外からの出身者である。
「ごめん、もうちょっと中(画面の真ん中)入ってー」元ヤンカメラマン阿部ちゃんの声も、今日は優しい(笑)。
ゲーム経験は浅いものの、ロケハンをして来たというAD高橋。
「(AD)井上とかにセクハラされてない?」ゲーム中に尋ねる有野課長だったが、AD高橋が必殺技を失敗した時
「『あ〜ん』言ったな、今」この場に及んで課長がセクハラ!!
AD高橋は1度失敗したものの「泣きの1回」でジャンプキックを見事に決め、強敵パンドンを撃退。任務を完了した。

最終ステージ「史上最大の侵略(2)」(改造パンドン登場)

敵は先程のパンドンの改造体「改造パンドン」。
レベルアップしているものの、戦い方は先程のAD高橋と同じ。ジャンプキックと光線でダメージを与え、
FINISHサインの時にアイスラッガー投げ!
が!「パシッ」アイスラッガーを受け止められた!!
「えっ!?」また倒せないのか??
しかし、もう一度アイスラッガーがクルッと飛んで、パンドンの首を落とした。
ウルトラセブン」11時間で攻略!テレビ版ウルトラセブンのラストシーンがエンディング。
改造パンドンやっつけられたってことは・・・パンドンも自力で行けてた筈やな。
カプセル怪獣(AD)使うんじゃなかったかな」
てなわけで、今シーズンは白星スタート。お疲れ様でした。