天満の休日

今週のNHK連続テレビ小説芋たこなんきん」。
・70年代ファッション
町子さん(藤山直美)は着物デザイナーの吉永東子さん(高田聖子)と対談することに。
その頃、徳永家の長女・由利子ちゃん(邑野みあ)は、高校卒業後の進路について迷っていた。
成績優秀なこともあって、晴子先生(田畑智子)に「お医者さんになって、徳永医院を継げ」と言われるが
本当はファッション関係の仕事に興味のある由利子ちゃん。東子さんに出会って、その夢は膨らんでいく。
・夢を見つけた
そしてある日。由利子ちゃんは東子さんの仕事場を見学に行った。そして帰宅してすぐ、
(お腹が空いていることも忘れて)洋服のデザインスケッチを描き始めた。
「ええもん見つけたね」寝食を忘れて打ち込める目標を見出した由利子ちゃんを見て、
町子さんも喜ぶのであった。
ちなみに・・・東子さんのモデルは市田ひろみさん(女優、服飾研究家)あたりかな?
・何でまた?
その頃。ハリウッドのイケメン映画スター・エディさん(チャド・マーレン)が、
天満北商店街にやって来た!
関東煮(かんとだき=おでん)が食べたい」という彼を、映画館の佐和子さん(瀬戸カトリーヌ)と
工藤酒店のタエさん(桂あやめ)が「たこ芳」へ連れて行く。
でも何でまた、ハリウッドスターが大阪の商店街に?何でまた、関東煮が食べたいなどと?
・りんさんの過去
エディさんの財布に、1枚の写真が挟まっていた・・・よく見ると、それは若かりし頃の
「たこ芳」の女将・りんさん(イーデス・ハンソン)だった!
実はエディさんとりんさんは親子だったのだ。エディさんが幼い頃に、りんさんは夫と離婚。
その夫がエディさんを引き取ったため、りんさんとはそれっきり生き別れになっていた。
そのことを知ったタエさんと佐和子さんは、二人に親子の名乗りをさせるべく手紙をしたためた。
・すれちがう思い
エディさんは両親が離婚するとき、父親についていくことを自ら選択した。そのことで母・りんさんが
自分を許してくれないだろう・・・と思っていたのだ。
りんさんもまた、手放した息子が自分を許してくれないだろう・・・と思っていた。
長年のわだかまりが解け、親子は改めて向き合った。
そこ!「ご都合主義だ」とか言わない!「芋たこ」は、藤山寛美風・人情喜劇”
なんですから。
「子供が元気で居てくれるだけで幸せ」りんさんはそう言った。
思いを果たしたエディさんは、撮影のため東京へと旅立っていった。「ローマの休日」ならぬ、天満の休日。
・今週の注目
今週のスペシャルゲストは、吉永東子さん役の高田聖子さん。
朝ドラ「やんちゃくれ」(1998年)では、小西美帆さんと共演されてるんですね。
個人的には、特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」(2002年、テレビ朝日系)のシノビマシンのメカニック・
おぼろさん役の人というイメージだが。