ゲーム偏差値77

フジテレビ721ゲームセンターCX」。
今シリーズ「開幕から連敗中」の有野課長が今回挑むのは「マイティボンジャック」(1986年、テクモ)。
有名なゲームでありながら、エンディングを見た者は少ない・・・という、難関ゲーム。
全16ステージをクリアし、エンディング画面を出すのが今回のミッション。
・有野さんは早生まれ
「やった覚えあるんですよね。でも、解いた覚えは全然ないんですよね」という課長、記憶を辿りながら進む。
それでも武器やアイテムの使い方がわからず、すぐにゲームオーバー。
「(20年前も)この面をずっとやってたような気がする」そう、20年前ステージ1で断念していたのだ。
どうでもいいことだが。字幕には20年前の有野=中2、とあったが。中3じゃないのか?
(注:有野さんは1972年2月生まれなので、我々より学年1つ上)
・あなたが勝てない理由
各ステージは横または縦スクロールの「通路面」と、固定画面の「王家の部屋」で構成されている。
ステージ2。やたら固い宝箱をガシガシと踏み続けるが、なかなか開かない・・・
ボタンを連打し、ようやく開いた。が、どうやって開けたのかは結局わからない。
「説明書見るか・・・ゲーマーとして『説明書を見る』っていうのは屈辱やなー」と有野課長
何をおっしゃる。「まず説明書を見る」のは、むしろゲーマーの基本だろうが。
そんなことだから連敗するのだ、有野課長よ。
そうまでして、早く攻略したい理由−「大阪から、お母さん来てるんですよね」。
親孝行のため、さっさと決着をつけて早く帰りたい。負けられないのだ。
・10枚以上取ったらお仕置きよ
説明書によると・・・「マイティコイン」を取ってBボタンを押すと、パワーアップするのだそうで。
有野のジャックは、体がオレンジ色になっていた。これは「宝箱を横から触れるだけで開けられる」能力だった。
その後はコツを掴み、スムーズに進んでいく。が・・・それでも。このゲーム、コンティニューが無いので
ゲームオーバー後はステージ1からやり直し。そして進めるのは、ステージ4までが限界。
・迷った末に裏技を
いつものように、序盤から大苦戦。行き詰る有野のもとに、イノコMAXがやって来た。
「『王家の部屋』で、導火線に火のついた爆弾を残しておいて最後に取ると、何かが起こる」という・・・
確かに。王家の部屋で爆弾を1個取ってから画面をよーく見ると、残りの爆弾の中に火のついてるのがある。
イノコMAXに言われたとおりにして、クリアしてみると・・・次の面がステージ2の王家の部屋。
そうです。通路面を飛ばしてワープ出来てしまうのです。
「ワープのみで16面行って、スタッフを今回困らせてやろうかな。『これで1時間どうしたらええんや』
みたいな感じにさせてやろ」。
しかし。部屋の中で敵にやられてミスすると・・・ワープ前に最後にクリアした通路面からやり直し。
有野ジャックは一気にステージ1に引き戻されてしまった。甘い話には裏がある。
・歯止めをかける
ワープ作戦に挑む有野課長だが、ステージ6の部屋でうっかり「火のついた爆弾」を先に取ってしまった。
そうなると。次はステージ7の通路面なのだが・・・そこをクリアして、また次の「王家の部屋」へ行けば
もしそれ以降で敵にやられても、やり直しは最後にクリアした(この場合はステージ7の)通路面から。
考え方を変えれば、ある意味これは「セーブ」である。適当なところで通路面に寄り道しつつ、進んでいく。
スフィンクスの隠し部屋
面が進むと難易度が高くなり、敵の攻撃も厳しくなる。有野が苦手な「鳥系の敵」も寄ってくる(泣)。
デフォルトの残機数「3」だけでは16面クリアは無理!と判断され、イノコMAXが再び助け舟。
ステージ5に1UPできる場所が2つ(隠し部屋の1UPコイン&テクモプレートが)あるので
「2機殖やす→やられる→同じ場所に戻る」・・・を繰り返し、無限増殖ができるというのだ。
時間はかかるが、それでやるしかない。残機数を「15」まで殖(ふ)やし、再び戦いに臨む。
・再戦決定
収録の残り時間も少なくなってきたので「この15機が、ラストチャンスと」の宣告。
イノコMAXと交代しながらのプレイで、ステージ16制覇を目指す。
が、そこはさすがに難関ゲーム。2人がかりでも、ステージ12で力尽きた。
ギブアップか、延長か。「これね、クリアできると思うんですよね」諦めがつかない有野課長
「延長ですか?」との問いに「そうですね。(延長)したいですね」。
早速マネージャー(以前「ストII」で有野さんを倒した野田さんか)に電話・・・
「『ホンマにやりたいんですか?』て言われたなー」けど日程調整はついた。3日後の夜23時から、再戦決定!
・本気の夜勤
そして再戦の夜。有野課長はその日、明け方4時半まで「マイティボンジャック」を練習してきた。
イノコMAXは再戦に備えて、残機数を4時間かけて「26」まで殖やしておいた。
ドリンク剤と眠気覚ましも用意し、冷えピタも貼り、準備は万端。
「大人って大変やな。こんなん飲んで仕事すんねや」ご苦労様です。「ゲームって、もっと楽しかったのになー」。
確かに(^_^;)。しかし全国のチビっ子と大人と主婦のため、頑張れ有野課長
・あからさまな罠
連続ワープは狙わず、「ワープ→ワープ→セーブ」と、3面に1面セーブする“ワルツ作戦”で行く。
ステージ11・通路面。スタート地点からすぐ下のところに、出口が開いたので入ってみる・・・
と。見覚えのあるステージに来た。
「これ、まさか」・・・そのまさかである。ステージ6の「王家の部屋」に引き戻された。
「まんまと罠にハマってしまいましたね」とイノコMAX
「いいかな、って思ってんけど・・・目先の出口に引っ張られてもうた」
心が折れてしまった有野課長イノコMAXと交代。
・そこが限界か
しかし。2人がかりの奮闘も虚しく、ステージ12の通路面で残機を使い果たした。
このままでは終われない、と有野課長は3日目の再戦を決意。
そして。次回クリアした後すぐ、次のソフトをプレイする“ダブルヘッダー”収録にすることが決まった。
そのソフトとは・・・「レッドアリーマーII」(カプコン)!
「あいつ、1本でソフト出してたの?」叫ぶ有野課長。そうです。「魔界村」シリーズでさんざん苦しめられた
宿敵・レッドアリーマー
というわけで。次回は史上初「1日に2つのゲームのエンディングを目指す」過酷な戦いの模様をおくる・・・!
非常事態に駆けつけた「秘密兵器」って誰。