五七五 川柳に込める 泣き笑い

今週のNHK連続テレビ小説芋たこなんきん」。
・カラーテレビ 白黒つかぬ この勝負
大手家電メーカー・サニー電器の主催によるイベント「親子川柳大会」の審査員を
頼まれた町子さん(藤山直美)。
当日発表の「お題」を選び、20分のシンキングタイムで川柳を詠むというもの。
一等商品は・・・憧れのカラーテレビジョン!参加者の皆さん、気合十分です。
しかし。参加者の中に、不審な親子連れが。何故か事前にお題を知っていたらしい。
主催者側も、その親子の作品を不自然なまでにプッシュする。広報部の女性社員・矢木沢純子さん
いしだあゆみ)が問い詰めたところ・・・同社の「筆頭株主の娘さん」なので、手心を加えていたらしい。
「純粋にものを作る、ものを書くことに対する冒涜です!」
町子さんも矢木沢さんもブチ切れ、結局イベントは中止になってしまった。「大人の事情」があっても妥協せんな。GJ!
・運命の 出会いは此処に 再就職
「おたくら(小説家)の賞かて、文壇の人間関係やら金やら動いて決まるんでしょう」と、上司が逆ギレ!
それを聞いた矢木沢さんの怒りはMAXに達し、上司にビンタをくらわした!「謝罪しなさーーい!!」
で。ビンタの際に手を負傷したので、徳永先生(國村隼)の診察を受け・・・町子さんと先生が夫婦だったことを知る。
後日。関東煮(おでん)屋「たこ芳」から、「六甲おろし」の大合唱が聞こえて来た。
その中心には何故か、矢木沢さんが。「また失業しましたー♪」笑顔で言うなや。
そのまま徳永先生や町子さんと一緒に飲むうち、徳永家の家政婦がまだ見つからない・・・という話になり
町子さんは「ちょっとの間、手伝うてもらえませんでしょうか」と、矢木沢さんにお願いすることに。
こうして矢木沢さんは「家政婦兼秘書」として、一週間の約束で町子さんのもとで働くことになった。
家事は「得意とは言いがたい」と言いつつ、ゴージャスなフレンチの昼食作ってるし(^_^;)。
・厄介の 種は尽きない 徳永家
時を同じくして。徳永先生の実兄で、自称“さすらいの男”こと昭一兄さん(火野正平)が、大阪に帰って来た。
世界を放浪し、行く先々で女を口説きまくり(美人なお姉ちゃんを見ると必ず「運命の出会いや」と言う)、
事業を起こしては失敗し・・・と、結構なトラブルメーカーらしい。
それだけに弟・徳永先生との関係もギクシャクしている。
そして兄さんはまた「新しい事業を始めたい」と、保証人を探しているらしい。懲りない男である。
彼の持ってきた石の固まりは、本当に本物の「エメラルドの原石」なのだろうか・・・?
・逆上がり 出来なくたって 死にません
そんな中。長男・清志くん(小倉悠聖)が、鉄棒逆上がりの練習をしている。
竹製の物干し竿で練習していた清志くんに、町子さんが手本を見せようとしたが・・・
体重で竿が折れて、腰を強打!そら大人は無理やで(笑)。
「なんで清志くん、出来へんのやろね」子供の頃鉄棒が得意だった、という町子さんは不思議がる。
「みんなができるわけやないやろ」と徳永先生。
(そうだそうだ!と、子供の頃逆上がりができなかった「運動音痴」駄メイドが言ってみる)
この清志くんの気合の理由は・・・日曜日に迫った授業参観日。体育の授業で逆上がりをやるので、
失敗するわけには行かない。お父さんや町子おばちゃんに、いいところを見せたいのだ。
昭一さんの見守る中、特訓は続く。
「どんなに忙しくても、参観日には行ってやって欲しい」と町子さんに念を押し、昭一さんはまた出て行くのだった。
・重圧が パワーにもなる 参観日
ただ、町子さんには「締め切り間際の原稿」という天敵が居た。徹夜して8割まで原稿を完成させ、
授業参観を見た後に残りを仕上げることに。
そして迎えた日曜日。約束の期間を過ぎた筈の矢木沢さんも「癖になってて」と、来てくれた。
清志くんのクラスが体育の授業をしている運動場へ向かうお父さん、町子おばちゃん、矢木沢さん。
3人が見守る中・・・奇跡は起きた!清志くんの逆上がりが成功したのだ。
そんなアホな、という突っ込みは無しで(笑)。
どうにか原稿も締め切りに間に合い、帰宅した町子さんと矢木沢さん。
その矢木沢さんが「花岡先生。あたし・・・先生のところで、このまま働いてはいけませんか」と申し出た。
彼女のいう「いい仕事」が出来そうな場所−天職を見出したようですな。
・来週は 何が起こるか このドラマ
有能な秘書・矢木沢さんが加わった徳永家。
次週予告にヒーローショーの着ぐるみっぽい人が出てきたのだが・・・いったい何なんだろう(笑)。