思いやりの行方

NHK連続テレビ小説芋たこなんきん」。今週のサブタイは「思いやる心」でしたが・・・
「思いやる心が仇となる」エピソードの連続。人生、得てしてそんなもんですけど。
・笑った口に金歯がキラリ
家事に執筆活動にと忙しい町子さん(藤山直美)のために、徳永先生(國村隼)は
家政婦を雇うことを決めた。
やって来たのは近藤ヌイ(西岡慶子)という、老婆の家政婦さん。
このヌイさん、よく行き届いた人だという評判なのだが・・・実際は「大事なとこ外して、
変なとこ神経質」。決して悪気は無いのだが、町子さんの仕事の邪魔をしてばかり。
これが「18歳未満のお子ちゃま家政婦」だったら、可愛げもあるのだが(おい)。
・叱られて
ヌイさんに「だいじなものは糊で貼り付けとったらええ」と教えられた次男・登くん(神保守)が
家の中の紙類(町子さんが苦労して仕上げた原稿まで)を糊づけしまくるという、過激なイタズラを決行。
しかもその罪をヌイさんになすりつけようとしたことで、徳永先生は激怒。登くんをぶん殴った!
「(叱るためとは言え)子供に手を上げるのは許せない!」と、さらに激怒する町子さん。
徳永先生を突き飛ばし、頭にケガをさせた(出会った日の乱闘でも、確か橋の欄干で頭を強打してたな=笑)!
・今週の少女編
「ウチのお父ちゃんは、子供に手を上げる人じゃなかった」と述懐する町子さん。
幼い頃、町子ちゃん(山崎奈々)が妹・孝子ちゃん(中山桃)に悪さをしたとき、
お父ちゃん(城島茂)は町子ちゃんを殴ったりはせず、ただ優しく諭したという。
「ぶたれるより、よっぽどこたえたわ」。
確かに。殴られるよりキツいプレッシャーが来るよな。
・プロフェッショナルの意地(その1)
ある日。徳永先生が往診に出ている間、外科医の妹・晴子先生(田畑智子)が診察室の留守を預かった。
腰痛を訴える患者に「内臓の疾患の疑いがあります」と説明したところ、怖がって検査に来なくなってしまった。
兄「患者さんを脅してどないすんねん!」
妹「私はきちんと説明しただけ!」
町医者と大学病院勤務の違いが、そこで出るか。
結局。その腰痛の真相は尿管結石で、めでたく石が出て痛みもおさまった。
・プロフェッショナルの意地(その2)
別の日。仕事の出来そうなキャリアウーマン風の女性(いしだあゆみ)が、徳永医院にやって来た。
再就職の面接があるというのに、熱を出したというのだ。
徳永先生は当然「薬を飲んで早く寝るように」勧めたのだが、女性のほうは
「熱の下がる注射を打って欲しい」と、青筋立てて訴える。血管切れそうやな(笑)。
・運命の出会い!?
後日。彼女は花束を持って、徳永医院を訪れた。「就職面接に受かった」ので、お礼を言いに来たのだ。
そうです。この女性こそ、矢木沢純子さん−後に町子さんの秘書となる人だったのです。
純子さんの就職先は、大手電機メーカー。その販促活動として開催される「親子川柳大会」を任された。
そして。その審査員として「俳句や川柳に造詣が深い小説家」町子さんが選ばれた。
実はこれが、新たな騒動の発端となる・・・!