Summon spirit of the Earth！−気高き「ガオの雄叫び」

「轟轟戦隊ボウケンジャー」（テレビ朝日系）。
「スーパーヒーロータイム」枠のエンディングは、先週に続き「仮面ライダーカブト」の
ビストロ・ラ・サルが舞台。
チーフことボウケンレッド明石暁（高橋光臣）が、興奮に打ち震えながら語る。
「ひより（里中唯）は緑の石を持っていた・・・きっとプレシャスだ！」
カブト天道総司（水嶋ヒロ）は、呆れながらどこかに電話をする。
「さくらか？明石がちょっと・・・変」ちょっとどころではありません。いつものことです。
電話の向こうで平謝りする、ボウケンピンクさくら姐さんの顔が眼に浮かぶようだ（笑）。
すみやかにチーフを回収しちゃってください。

30戦隊大全集「百獣戦隊ガオレンジャー」（2001年）

この作品ぐらいから「戦隊を毎週見る生活」に復帰しました。
古の昔から人間と敵対してきた“異形の鬼”の集団である「オルグ」を倒すため、
パワーアニマルと呼ばれる動物の精霊（＝動物型巨大ロボ）に選ばれし者（ネオシャーマン）が変身した戦隊。
途中パワーアニマルが敵の手に渡って悪のロボットになったり、敵の戦士の呪いが解けて
6人目の戦士になったり・・・と、波乱の展開が目白押しでした。
・人気の要素
そしてこの作品の特徴は何といっても「パワーアニマルの種類の多さ」！どれだけ出すんだ、ってぐらい
出て来ました（オフィシャルガイドによると「百獣」の名の通り、100種類居たらしい）。
巨大ロボではありますが、それぞれ性格が異なるので可愛いところも見せる（笑）。
また「Ｇフォン」（携帯電話型の変身アイテム）の玩具も人気が高く、売り上げが良かったようです。
山形ユキオさんが歌う、ソウルフルで迫力あるオープニングテーマ（イベントで子供に泣かれたらしい・・・）と
Saliaさんが歌う、癒し系エンディングテーマも秀逸でした。
・今週の小ネタ
「サンバルカン」「ライブマン」みたいな動物ぬいぐるみネタが来るかと思いきや、ボウケンジャーの６人が
「ガオレンジャー」放送当時発売されていた戦隊（変身前）の制服「ガオジャケット」を着て登場。
カッチョいいー！
この年のコミケで、このガオジャケットを着用してる人が多かったことを思い出した
（バンダイが発売したもの＝大人用は数量限定発売＝もありましたが、手作りされたと思しきものも
多く見かけました）。
・その後
ガオレッド獅子走役だった金子昇さんと、ガオシルバー大神月麿役だった玉山鉄二さんの２大イケメンは
その後もドラマやCMでご活躍中。
ガオイエロー鷲尾岳役の堀江慶さんは、本業の映画監督と俳優業を兼業（ガオレッド金子さんのプロモビデオの
監督は、堀江さんだったらしい）。「愛のソレア」（東海テレビ／フジテレビ系）見てましたよ。
ガオブラック牛込草太郎役の酒井一圭さんは競馬評論家の他、昨年「マッスル」でプロレスデビュー。
ガオブルー鮫津海役の柴木丈瑠さんは、先日「ボウケンジャー」にゲスト出演。
ガオホワイト大河冴役の竹内実生ちゃんは（当時）サンズ所属のアイドルだったが、その後引退されたとか。
オルグ陣営では、前半のボスキャラだったハイネスデューク・シュテンの声を演じた稲田徹さんに注目。
そうです。後年「デカレンジャー」のボス、デカマスターことドギー・クルーガー役になる人です。