ゲームの地獄でどんどろどんどんどん!?

フジテレビ721ゲームセンターCX」第5シリーズ、最終回です。
最後に登場するソフトは、PCエンジン版「妖怪道中記」(ナムコ、1988年)。
前回「男っぽいゲームがしたい」と言った有野さんのために用意された、骨太なソフトだ
(なおかつ。男性が喜ぶ、ムフフなシーンがあるらしい・・・)。
・漫画化オファーまだ?
主人公「たろすけ」は、地獄の世界の果てにある「輪廻界」を目指す。行く手を阻む妖怪を倒し、
全5ステージをクリアするのが今回の目標。
「ゲームセンター・しーえーっくす!かちょ・オーン!」の掛け声とともに、電源スイッチオン!
PCエンジンなので、いつも(ファミコン)と勝手が違う(笑)。
・お金は大事だよ
ステージ1で巨大な蛙に遭遇。その蛙に案内されて着いたのは・・・怪しげな賭博場。
ここでは持ち金を賭けて、サイコロの丁半博打(ばくち)ができる。
このゲームは「所持金」が多ければ多いほど有利。それなら増やすしかない!と
ギャンブルにのめりこんだ有野課長、すっかり一文無しに。
・ふわふわ浮遊
そうこうしているうちに、ゲームオーバー。ステージ1の最初に戻される。
このゲームには「コンティニューコマンド」の類は無い。酷だなー。
操作に慣れて進んで行くと、ステージ1のボスキャラ・赤鬼が登場!ボス戦の時は幽霊みたいな分身
「もんもたろう」が登場、たろすけに代わって戦う。
「まっすぐ飛べへんわー」操作しづらいらしい。某妖怪アニメの「一反木綿」みたいな動きだな。
それでも何とかステージ1をクリア。
・酒なのか酢なのか
ステージ2「苦行の道」。入るとすぐに「よろず屋(アイテムショップ)」があった。
そこで買えるパワーアップアイテムの中に「べんじょんそん」なる、茶色の小瓶が。
これを飲むと、たろすけ君の足が速くなるのだそうで。
ベン・ジョンソン?ドーピング違うの?」明らかにドーピングです(笑)。
ちなみにコレ、元ネタのアーケード版では「カール類酢*1」という名前だったとか。
ステージ2の終盤、谷底に落ちて万事休す!と思いきや、そこがボスキャラ・青鬼の居所だった!
これも倒してステージクリア。ここまで快調である。
・助けた亀に助けられ
ステージ3「幽海」は、水中と島で構成されるステージ。
何度かゲームオーバーになりながらも、マップ終盤まで進む。と「竜宮」と書かれた門前に、海亀が1匹。
所持金が3万円あれば、亀を手に入れて竜宮城に入れるらしいのだが・・・この時、有野たろすけの所持金は
2万100円。3万円貯める“節約生活”が始まった。
・男性に人気(その1)
ザコキャラを倒して稼ごうとするも、幽霊みたいな敵にやられてゲームオーバー。
ステージ1から、貯金を意識してやり直し。20分後、3万1千200円持って「竜宮」入り口に到達。
亀を手に入れ、竜宮城の中へ・・・案内された先には、可愛い乙姫様が!
「ちょっと恥ずかしいけど、とっておきの踊り、見せちゃうね!よそ見しちゃ、やあよっ!」
すると画面が真っ暗になり、妖しい雰囲気に。小さな丸型のスポットライトだけが浮遊する中、
乙姫様のセクシーダンスが始まった!
「あっ!なんか脱いでる!」究極のチラリズムに、釘付けになる有野課長。「R指定ないの?」
(ちなみに後からスローで見たら、羽衣を脱いで全裸?になり、乳を手で隠してる感じのポーズでした)
踊りが終わった後、たろすけの顔がデレデレ状態(笑)。眼福ごちそうさまで。
・開けるべきか否か?
そして帰り際、「玉手箱」をもらう。開けてみると中には「1万円」が。
有野さんラッキーでしたね。実はこの玉手箱の中身、「1万円」か「けむり」か、どちらかがランダムで出ます。
煙が出てくると、浦島太郎みたいにお爺さんになってしまいます(アイテム「天女のフン」があれば回復)。
少なくともアーケード版ではそうだったらしい・・・PCエンジンではどうなのか知らないが。
・男性に人気(その2)
てなわけでステージ3をクリア、ステージ4「裁きの谷」へ。
終盤にさしかかるとあって次々と強敵が出現し、歯が立たない。ここからが本当の地獄だ・・・!
その後も光明が見えない有野課長のもとへ、ADイノコMAXがやって来た。「1機やらしてもらってよかですか」。
ステージ1、「気合溜め」(方向ボタンの下を何秒か押しっぱなしにし、念力弾を撃つ)の技でザコキャラを一掃!
ステージ2、青鬼の居場所に通じる谷をスルーして、先へ進むと・・・
「神の池にようこそ」。そこには裸で水浴びをする天女様が!「あなたに不思議な力を授けましょう」。
アイテム「ハート」をゲット!これがあると、ライフが0になった時に1回だけ全回復できます。
「大発見やな」イノコMAX、いつにない活躍!
・あなたはどこ派?
そしてステージ3“お楽しみタイム”!乙姫様オンステージ!
有野「だいたい(乙姫様の)どこ見る?」
イノコ「下のほう見てますね」
有野「お尻派か」
はじめて息の合った二人。スケベおやぢが(笑)。
・もう少しだったのに
再びステージ4で足止めされること4時間。ここは中ボス3体を、有野課長イノコMAX・AD浦川の3人で
手分けして倒す作戦に変更。しかしそれでも、強敵のボス相手にゲームオーバーを繰り返す。
「今日、残業になりますよ」有野課長自ら、残業を志願。
どうにか3体目を倒し、ゴール前のよろず屋を目指す。が!店の前でザコキャラにやられ、ゲームオーバー。
店まであと一歩の所で、あまりにも無念・・・。
・決して諦めない
強敵のボス相手に、3人の力をもってしても先に進めない。
挑戦開始から15時間が過ぎて、スタッフから提案が。
「別日に第5シーズン初めての『延長』という形にしますが、それでよろしいですか?」
最終回とあって、このままギブアップはできない。
「僕の仕事は『エンディングを皆さんにお見せする』。それが仕事ですから、やります」課長はきっぱり言い切った。
この勝負、一週間後に再戦決定。
・三途の川の彼岸(むこうぎし)へ
そして翌週。ただしこの日はこの後に「めちゃイケ」の仕事が入っているということで、5時間以内に
クリアしなければならない。
因縁のステージ4にたどり着くと・・・先週の苦戦がウソのように、ボス3体を撃破!
いよいよ最終ステージ「輪廻界」へ。
・またも無間地獄
この輪廻界では「無駄な殺生をしてはならない」という。
つまり敵キャラが来ても、極力倒さないようにしなければならない。しかもお金も取ってはいけない!難しいー!
ゲームオーバーを繰り返し、タイムリミットの午後2時が迫る。
・地獄に仏?
イムリミットまで、残り5分。冷えピタに「じかんげん守(時間厳守)」と書いて気合を入れなおす。
最後の連続ジャンプを成功し、遭遇したのはラスボス・・・ではなく。「わたしが如来だ」。仏様かい!
「今、お前の行き先を決めなければならんが・・・その前に、いくつか質問をする。うそ偽り無く答えるがよい」。
如来「親の言いつけを守り『良い子』で居たか?」
有野「コンビ名やし(笑)。→『はい』」ずっと「よゐこ」で居たもんな。
如来「おまえに、美人の彼女は居るか?」
有野「いや、まあ・・・嫁ですけども。→『はい』」奥様、美人ですもんね。
如来「これからはわたしを信じて、日ごろから良い行いを心がけるか?」
有野「初対面やけどな・・・こんな人を信じなアカンのかな」ここは『いいえ』を選択。
如来「がはははっ!バレてしまったか。まあよい。暇つぶしになったわい」暇つぶしかよ!
・ラスボスは居ない
そして釈迦如来像の先で、天の声が。「これからお前の行き先を申し渡そう」。
気が付くと、たろすけは「餓鬼界」に送られていた。
「何やコレ??」状況を理解できない有野課長。そこでAD浦川が、衝撃の事実を明かした。
「実はエンディングが5種類ありまして。今のエンディングは、バッドエンディングなんです」。
「餓鬼界」というのは、下から2番目。ステージ5で「敵を殺した数+お金を取った数」の合計が
多くなると、バッドエンディングに近づく。あの「質問」は意味なしかよ(笑)!
挑戦開始から2日・延べ20時間。「妖怪道中記」クリアするも、悲しい結末となった。
・東京で仕事頑張りよるよ
有野課長、お疲れ様でした。というわけでイノコMAXが、ベストエンディングを見せることに。
やはりステージ5で「何度も失敗してしまいました」。でも「有野課長に教えられた『諦めない心』をもって
ひたすらプレイし続け」開始から12時間、見事「天界」エンディング画面を出した。
初登場の日「ゲーム好き?」と聞かれて「普通です」と答えていたイノコMAXも「ゲームが少し好きになりました」。
皆さん、お疲れ様でしたー!

*1:資料によっては「カール類酒」「カール類須」とも。