ゲーム機じゃないから?

「ハードのエースが出てこない」。有野課長、テーマ曲「ハートのエースが出てこない」に合わせて踊る。
今回の幻の名機は・・・3DO REAL FZ-1」(1994年、松下電器産業)。
アメリ3DO社の規格による「マルチメディアプレイヤー」として、この世に生を受けたマシン
三洋電機も同規格で「3DO TRY」を出した)。
が、画質の良さばっかりを誇ってソフトの内容が追いつかず(ソフトを作る側が、ハードの性能を生かせず?)
同時期に発売された「プレイステーション」「セガサターン」に敗れ去った。1994年〜1995年「次世代ゲーム機戦争」の負け組。
・何時だよ!
「終電の時間が気になる」という技術の須田ちゃん(高尾山在住)、速やかにモニター接続を完了。
有野課長3DOのソフトで遊び始める。
まずは「ジュラシックパークインタラクティブ」(1994年、松下電器産業/UIS)。同名映画を題材にした
ゲームだが・・・なんか画面は「インベーダー」みたい。
「こんなとこなかったよ?『ジュラシックパーク』に」と有野さん。これは岐部くんも想定外。
一応「ジュラシックパークから脱出する」ことが目的なので、その後はそれっぽいシーンもあるようだ。
・どうだ、この美しい画質!
続いてのソフトは「ショックウェーブ」(1994年、EAV)。美しいグラフィックで海外では人気だった、3Dシューティング。
ただし。コックピット視点(「スターラスター」や「鉄騎」みたいな)であり、あまりにも画面がキレイすぎるので・・・
有野「酔いました」。岐部「僕はもう、結構前から酔ってました」3D酔い体質の方はご注意。
・犬も失笑する
最後は「チキチキマシン猛レース ケンケンとブラック魔王のイジワル大作戦」(1994年、フューチャーパイレーツ)。
ただし。コレはレースゲームではなく・・・「ただ優勝者を当てるだけなんです」。
あくまで「美麗画質のアニメーションを見て楽しめ」ってことですか。
・もういいです
岐部「やっぱり(3DO用ソフトで)一番多かったのが・・・長い!って話。(ゲームに入る前の)説明が。
この3本で、わかっていただいた通り」。
有野「いや、もう、1本でわかったよ」
・同じ失敗しそう
「僕はゲームがしたいんですけど、ムービー(動画)見るんやったら映画見ます」。
有野課長のその一言に、3DO敗北の理由が集約されている(笑)。
てなわけで、収納庫に封印。合掌。
そういえば。この秋に発売予定の新しいハードウェアも、「(AV家電型の)メディアプレーヤーを目指している」
なんてブチ上げてましたねえ。「機能を欲張りすぎたマシン」は、
確実にコケますよ。