嬉しゅうて、やがて悲しき・・・

NHK連続テレビ小説純情きらり」。今週でちょうど放送期間の半分、折り返し点です。
・武運長久
赤紙召集令状を受け取った達彦ぼっちゃん(福士誠治)のために、千人針を刺す桜子ちゃん(宮崎あおい)。
千人針というと・・・往年の朝ドラ「澪つくし」(1985年、沢口靖子主演)を思い出す(古っ!)。
女将“アンパンマチルダ”かねさん(戸田恵子)、全面降伏。ふたりの結婚を認めるに至りました。
あの女将さんが、まさか有森家に頭を下げることになろうとは。
結婚式(というか婚約式?)の時に桜子ちゃんが着ていた白いワンピース、きれいでした。
・心を動かした理由
女将さんは「息子が店を継いで、立派な店主になること=息子自身の幸せ」と、信じて疑わなかったのだろう。
けれど。戦争は、その思いまでも奪い去る。
「戦争に行くということは、死ぬかもしれんのだ」(→達彦の台詞)という現実を突きつけられたとき、
初めて「息子自身はどう思うのか、どうすれば幸せになるのか」に気付いた。
ただし。桜子ちゃんとの結婚を認めた最大級の理由は「好きな相手が待っているとすれば『何としても、
生きて還(かえ)って来よう』と思うかも知れない」というモチベーション(動機付け)のためなんだろうけど。
・朝ドラらしくなってきました
そして7月。後半戦は本格的に桜子ちゃんの「若女将修行編」が始まるようです。
息子が選んだ婚約者に「どれほどの根性があるか見てみようと思った」という女将さん。上手いなー。
それを言われたら、闘志に火がつくというもの。「受けて立ちます」根性ならば誰にも負けないでしょう。
後半戦も、がんばれ桜子!
・ええっ。そんな!
今週の見せ場は何といっても「私の全部を、もらってください」と桜子ちゃんがぼっちゃんに迫る場面でしょう。
大胆すぎます。さすが駆け落ちまでした夫婦の娘、やることが違う。
が!そんな彼女を「だめだよ」と制止するぼっちゃん。ありえねー!もらっときなさい!
・・・とは言うものの、さすがに朝ドラでエロシーンは無理か(笑)。どこまで良い子なんだ、達彦ぼっちゃん。
「オレは生きて還って来る。約束する」ダメだ、ぼっちゃん!その台詞は完全に「死亡フラグ」だ!
(注:はてなキーワード死亡フラグ」の項参照。条件にバッチリ当てはまってます)