よくぞ生き残った!わが精鋭たちよ!

轟轟戦隊ボウケンジャー」(テレビ朝日系)。
今週〜来週の本編に「救急戦隊ゴーゴーファイブ」(1999年)の“父親兼司令官”巽モンド役だったマイク真木
マイク眞木)さんと、「百獣戦隊ガオレンジャー」(2001年)のガオブルー鮫津海役だった柴木丈瑠さんが
幻の文明“水の都”の末裔役でゲスト出演。なんですか、この豪華さは(笑)。
・・・というわけで。2週1度の「30戦隊大全集」レビュー。
光戦隊マスクマン(1987年)
格闘技で鍛え上げた未知の力「オーラパワー」を武器とする戦隊。地底帝国「チューブ」の地上侵略を阻止。
「地底人」というと、どうしても「となりのやまだ君/ののちゃん」など、いしいひさいち先生の
漫画に出てくるサブキャラの「地底人」を思い出してしまうんですけど(笑)。
・愛のソルジャー
マスクマン構成員の本業は、レーシングチームのクルー。レッドはF1マシンの改造車に、他の4人は
スーパーバイクに乗っていました。
「レーシングチームのオーナーにして戦隊司令官」の姿三十郎役を演じたのは、谷隼人さん。
当時人気番組だった「風雲!たけし城」(TBS系)の“谷隊長”です。懐かしいー。
また「戦隊メンバーの恋人が敵組織の女幹部になってしまう」という、ラブストーリー的要素を入れたのは
この作品が最初だと言われています(駄メイド個人はあまり好きじゃありませんが)。
超獣戦隊ライブマン(1988年)
「男の勲章」の嶋大輔さんがレッドを、サスペンスドラマ「警視庁鑑識班」の西村和彦さんがイエローを
演じていた作品として、今なお語り継がれています(嶋さんは主題歌も担当されたそうで)。
ボウケンジャーの皆さんが動物ぬいぐるみを持つネタは、「サンバルカン」に続き2度目。
いずれ「ガオレンジャー」の回でもやる、と予想してみる(笑)!
・2作ぶりの顔出し
優秀な人間の頭脳を集め、地球征服に利用しようとした敵組織・武装頭脳軍ボルトのラスボス・大教授ビアス
演じるは「ケロロ軍曹」(テレビ東京系)のギロロ伍長の声と「フラッシュマン」のエイリアンハンター・
サー・カウラー役でもあった、中田譲治さん。地球侵略計画はこの頃から(笑)。
・コロンちゃん本当は・・・
また、ライブマンをサポートする女性型アンドロイド・コロンの声を演じたのは高坂真琴さん−
この春、ゴキブリ駆除剤「KINCHOコンバット」(大日本除虫菊)のCMで、彼女のお姿を拝見できるようになった。
そう!「マコちゃん本当は55歳♪いや〜ん」と歌ってる、あの人です。
・Woman in Blue
ゴレンジャー・ガール”として注目すべき点は・・・「ライブマン」で、史上初めて
「女性戦士がブルーのコスチュームを着用した」ということです。
・怒られても誉められても困る
ジェンダーフリー推進団体からは「女性戦士=ピンクという固定観念はおかしい!ブルーは快挙だ」と
誉められたようですが、別にそういう方面に対して配慮したわけではないようです(^_^;)。
最初のうち「サンバルカン」のような3人体制で始まった戦隊なので、基本的な3色「赤・黄・青」を選んだとか。
・・・その後メンバーが2人加入したので、色の選定が大変だったらしい(結局2人は緑と黒になった)。
・時に激しく、時に穏やかに
この「ライブマン」のブルードルフィンの後に出た「ハリケンジャー」の水忍ハリケンブルーや
マジレンジャー」のマジブルーなど、後続の“ブルー女性戦士”は「水を武器にして、優雅に戦う」という
戦闘スタイルを採用するようになりました(「チェンジマン」のブルースワローのような例外もありますが。
広い意味では「美少女戦士セーラームーン」のセーラーマーキュリーも“戦隊の水の戦士”か)。