「作った」男と「創った」男

横井軍平の弟子
クリエイターズインタビュー(1)はメトロイドを作った男・坂本賀勇
(2004年4月1日の日記参照)
ゲームウォッチ」のデザインの仕事から始まって、ファミコンメトロイド」「レッキングクルー
バルーンファイト」など、任天堂ファミコンのヒット作を次々に生み出した、カリスマクリエイターである。
ファミコン探偵倶楽部」シリーズは「横溝正史をイメージしながら、わずか3日でシナリオを書き上げた」という。
「ゲームとは『表現の場』である」と語る坂本さん。最高の表現の場を得た男である。
・新作宣伝タイム
大好評発売中のニンテンドーDS用ソフト「テトリスDS」(任天堂)。テトリス画面のバックを
スーパーマリオ」や「ドンキーコング」、「メトロイド」「バルーンファイト」などなど、
坂本さんが手がけた(それ以外も含む)懐かしのファミコンキャラクターが彩っています。
・あの生き物の創造主
クリエイターズインタビュー(2)はポケモンを創った男・田尻智
(2004年5月31日の日記参照)
ゲームセンター「CX」』第1シリーズと第2シリーズの間に、単発スペシャルとして放送された回である。
田尻さんは学生時代からゲーム同人誌を作り、そこから「有限会社ゲームフリーク」を設立。
ファミコンソフト「クインティ」(1989年、ナムコ)、「ヨッシーのたまご」(1991年、任天堂)を作り、
死にかけだったハードウェア「ゲームボーイ」を復活に導く名作「ポケットモンスター赤・緑」(1996年、同)を
世に送り出す。
・その後の作品
このインタビューが収録された翌年の2005年、ゲームフリークGBA“振動カートリッジ”ソフト
スクリューブレイカー 轟振どりるれろ」(発売元・任天堂)を発表。
ドリルでガシガシ突き進む爽快感は、田尻さんが大好きな「ディグダグ」へのオマージュか。