方言遺産・名古屋弁を知ろう

朝。ご主人様のお弁当を作りながら「ズームイン!!SUPER」(日本テレビ系)を見る。
この番組で以前から続いている、特集シリーズ「方言遺産」今回は中京テレビが「名古屋弁」をフィーチャー。
愛知県出身のお笑いコンビ・スピードワゴンのお二人も登場。お得意のセリフ「あまーい!」も
名古屋弁で言うと「あみゃー!」。
・ネイティブスピーカーによる解説
「方言遺産」では毎回、地元住民の方が方言を解説する。今回ご登場いただくのは名古屋市大須の皆さん。
この春から名古屋で生活を始めた、他地方出身の学生さんたちに「正しい名古屋弁」について解説する。
−「名古屋(および愛知県)の人々は、本当に“みゃーみゃー”言っているのか?」
名古屋弁といえば、他地方の人からは「みゃーみゃー言っている」というイメージを持たれがちである。

例文「おみゃーさんと一緒に、あみゃーものでも食べに行こみゃーか」(あなたと一緒に甘いものでも食べに行こう)

正確には「みゃー(mya)」ではなく「めぇぁ(mea)」といった発音なのだそうで(表記が難しい)。
ポイントになるのは「ea」の発音だという(かつて兵藤ゆき姐さんは「エとアの間」と表現しておられたが)。
・間違えやすい名古屋弁(1)「まわしする」
「まわしする」=「準備する、用意する」の意。別に相撲の褌(まわし)を装備することではありませんので。
ちなみに。結婚して間もない頃、出かける準備をするのに「まわししといて」という言葉をご主人様の口から聞いた時
「本当に『まわし』って言うんだー!」と感動したのは、内緒の話で(笑)。
−「感動しとらんで早く用意せなかんよ、駄メイドさん」。すいません。
・間違えやすい名古屋弁(2)「ちょーすいとる」
「ちょーすいとる」というのは「超好いてる」でも「超空いてる」という意味でもありません。
「調子に乗ってる(調子づいとる)、いい気になってる」という意味です。
まさに今現在のスピードワゴンがそうですな。売れてきたと思ったら井戸田くんがフライデーに捕まり(以下強制削除)。
名駅、名城、メイ・フェア、この映画の舞台はどれ?
そういえば。オードリー・ヘップバーン主演の映画「マイ・フェア・レディ」(1964年)で、下町なまりの抜けない
少女イライザに正統派のキングス・イングリッシュ(日本語で言うところの標準語?)の発音を教え込むべく
「The rain in spain stays mainly in the plain」(スペインの雨は主に平野に降り続ける)という文を
読ませる場面があったが・・・この英文を名古屋弁で読ませたら、どえりゃー事になりそうだなも。
「りゃーん・いん・すぴゃーん、すてゃーず、みゃーんりー、いんざ・ぷりゃーん」。
−「あり得ません!」
・・・おふざけが過ぎました。名古屋の皆さんゴメンなさい。