どうするアイフル!営業停止命令

アイドルを起用した親しみやすいCMと、怖いお兄さんを起用した暴力的な取立て催促・・・という、
天使と悪魔のようなあまりにも対照的な顔を持つことで知られる、消費者金融サラ金)業界。
その最大手の一角・アイフルに対し金融庁は昨日、違法行為(「社員が顧客からの委任状を無断で作成し、
融資に必要な所得証明書や戸籍謄本などを取得した」「顧客の母親に対して督促状を送付するなど」違法な取立て)
があったとして、全店舗を対象に業務停止命令を下した
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060414i111.htm)。
・「とくダネ!」アイフル本社前生中継
さて。そこで気になるのが、あのアイフルのCMである。業務停止命令を受け、5月末まで
テレビCMの自粛が決まったらしい(http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060414i115.htm)。
民放テレビ各局のニュースも、今回のアイフルの不祥事を深く掘り下げたり軽くスルーしたり、対応は様々
(もともと消費者金融のCMを流していなかった“朝のワイドショー番組”だけが、集中的に特集している)。
・手のひら返し!
不景気の時代には、消費者金融会社がCM枠をがっつり買い占めていたので、テレビ局側も文句は言えなかった。
が!景気回復とともに、違う業種(メガバンクや証券会社などノンバンク以外の金融業、IT関連企業など)からの
CM枠購入が増え、サラ金会社に気を使わなくても広告収入を確保できるようになった(と、勝手に分析する)。
・あの人たちに影響はあるの?
今やアイフルの「顔」となったチワワ犬の「くぅ〜ちゃん 」、飼い主「お父さん」役の清水章吾さん、
このCMで名を売った京都出身のグラドル・安田美沙子ちゃんら、出演タレントのCMギャラは
こういう時どうなるんでしょうかね。
「タレント自体のイメージダウンにもなる」とか、事務所がアイフルを提訴したり・・・は、無いよな。今更(笑)。