久遠の神話は蘇る

フジテレビ721ゲームセンターCX」。いよいよ第4シリーズ最終回です。
前回放送の最後に、女王様は「次回はあの神話に挑戦よ」とおっしゃっていた・・・ということは。
そうです!「有野の挑戦」最後の戦いは「光神話 パルテナの鏡」(1986年、任天堂)!
ファミコンディスクシステムの名作ソフトがキターーー(゜∀゜)ーーーーー!!このゲーム好きでしたよー。
・敵キャラのネーミング
改めて、我が家にあるGBAファミコンミニ版「パルテナの鏡」の説明書をひもとく。
ラスボスのメデューサをはじめとする敵キャラは、ギリシャ神話の神々や怪物をモチーフにしたものが多い。
が、中にはどう見てもダジャレだろ?ってのが居る。
ザコキャラのヘビは「シーマム」(まむし?)、タコっぽいイカカイメルース」(逆から読んでみよう)。
ベビーメトロイドに似たクラゲの「コメト」、「フィル」と「コリンズ」(フィル・コリンズ?)
・・・よく考えつくよな(^_^;)こういうの。
・ヤラレチャッタよ
闇の女神・メデューサを倒して光の女神・パルテナ様を救出、エンディングを見るのが今回の目的。
主人公の天使・ピット君に「アリノトリノ」と名付けて、ゲームスタート!
トリノ(オリンピック)は終わってんのかな」。どうやら2月上旬頃収録されたようだな。
ゲームオーバーになったときの「ヤラレチャッタ」の文字を見て「斬新やなー」と有野さん。何とも言えんよなコレ。
ライフの初期設定値が少ない上に、「死神&子死神」に苦しめられるアリノトリノ。何度と無く「ヤラレチャッタ」。
(この後、かなり長文です)
・ここ重要!
苦しむ有野に、AD浦川が進言。「このゲーム、各ステージクリア時に取った得点によって、
ライフ(の最大値)が増えたり・・・っていうような事が起こるんですよ」。
ただゴールするだけでなく、道中で得点(1エリア20000点〜50000点)を稼いで
ライフ最大値を上げておかないと、後のステージがキツくなる。
ノルマには点数がまるで足りないアリノトリノ。挑戦開始から1時間半、やり直しでライフ値を上げた。
・ナスビ戦争
ステージ1(冥府界)、ステージ2(地上界)、ステージ3(天空界)の最後には
広大な「砦(とりで)の迷宮」がある。それぞれの中ボスを倒すと「三種の神器」が手に入る、というわけ。
マップの中を徘徊するアリノトリノ。そこで「奴」に遭遇した−
そうです!砦の難敵ナスビ使い!!上半身をナスビに変えられてしまい、攻撃不能に。
元に戻してもらうべく、病院の部屋を探すうち・・・迷い込んだ部屋はボス「ツインベロス」の部屋!
「ナスvsボスや」と有野。笑うてる場合と違いまっせ、あんさん。攻撃できない状態ながら、敵の動きを眺めて研究。
その結果ゲームオーバーにはなったが、動きは見切った。この後ボスを攻略、次のステージへ。
・何でも屋とヤミ屋
ステージ2・地上界。始まってすぐ、ショップの部屋に入る。
「ドヤ イッペン コウテミヤヘンケ」怪しい関西弁の店主が、アイテムを並べている。
そこにAD浦川がやって来た。「ショップの中で、Aボタンを押しながらIIコンのマイクに向かって叫ぶと
安くしてくれるんです」という、お得情報をゲット。
「おっちゃんまけてくれー」・・・しかし なにもおこらない。
「ガセか!・・・30超えて、IIコンのマイクに向かって『おっちゃんまけてー』と言う者の気持ちにもなれ!」
しかし。別の店を発見し、同じ技を試してみると
「オキャクサンニハ カナイマヘンナ」まけてくれたー!ガセではなかったのだ。
実はショップには「何でも屋(通常のショップ)」と「ヤミ屋(盗まれたアイテムが売られることがある)」の2つがあり、
まけてくれるのは前者だけ。ただし店主の機嫌が悪いと、まけてくれるどころか
「ウルセイヤロウダ バカニ スルナ」と、さらに値段がつり上がることも。
(ちなみに。今回の挑戦で「宝の部屋」がほとんどスルーされていたのが不満。貧乏神とか泥棒とか、出なかったんかね)
・延長決定!
挑戦開始から13時間。ステージ3・天空界で足止めを食って、タイムアップの時が来た。
「家(に居るとき)のテンションやったら、絶対ギブですよ」と言いつつも「延長の方向でお願いします」。
最後の挑戦、ギブアップするわけにいかない。
・満身創痍で
そして挑戦2日目。現れた有野課長は・・・3日前から熱を出して、バッドコンディション。
体調も悪く集中力を欠き、ミスを連発。苦しい戦いが続く。
“死神の難所”で苦しむ有野課長に、AP東島が助太刀。ヒステリックに騒ぐ死神と同じ足場を踏み、
何とそのままスルー!「怒ってるときの死神は、スルーできる(触ってもライフが減らない)んです」
これで天空界を突破!天空の砦に挑む。
・2月25日は何の日?
AD浦川が作ったマップに従い、天空の砦を進む。そして砦のボス・パンドーラを倒したところで、
歴代AD3人組が有野課長を呼んだ。
「ハッピーバースデー♪ディアー有野課長ー♪」そう、この日は有野晋哉34歳の誕生日。
ケーキを手渡され、両手がふさがった有野課長「そんなことより(ディスクの)A面セットしてええかな?」
間の悪い祝福になってしまったが(^_^;)気分一新、ラストステージへ急げ!
・最後の戦い
三種の神器(鏡の盾・光の矢・ペガサスの翼)を身に付けたアリノトリノ
最終ステージ「天空の神殿」は、有野が苦手とするシューティングゲーム(あまり難しくないんですが)。
ケーキ効果?で難なく進み、ラスボス・メデューサのもとへ!
「ここに来た者は、みーんな石になるのだー」っていうCMが懐かしい(笑)。
目から出る波動ビームを盾で受け止め、髪の毛から出る蛇・タナトスをかわし、弱点の目を狙う。
そして迎えた11戦目。ついにメデューサを撃破!「パルテナの鏡」攻略、5勝4敗で勝ち越し決定ですー!
・以下、ネタバレです
2日間・19時間30分にわたる戦いが終わり、感動のエンディング画面。救出された女神・パルテナ様の
横に居るアリノトリノは・・・あれ?なんか“眼鏡と付け鼻の玩具”みたいな姿になっている???
ここでAD浦川から、衝撃の事実が・・・「エンディングなんですけど、5種類あって。
今、有野さんが出されているエンディングが、一番(成績の)悪いやつというか・・・」
何とアリノトリノは、暗くて狭い部屋に生息するザコキャラ「メガネハナーン」にされていた!

エンディング画面は全部で5種類。体力ゲージ・攻撃力・コンティニュー回数で決まる。

「何種類もある、とか言うなよ・・・多分みんな、見たことないねんから」ぼやく有野課長
・正式名称がわかりませんが
AD浦川がロケハンの時にクリアしたエンディングの姿は・・・筋骨たくましい、ヘラクレスのような男前
(背中に羽が生えてるんで、往年の「ムキムキマン」みたい→わかる人だけ笑って下さい)。
ちなみに昔、駄メイドがクリアした時は“庭師”(メガネハナーンの上のランク)の格好を、
実兄がクリアした時は(そのまた1ランク上と思われる)鎧の兵士の格好をしてました。
・有野は語る
「人に聞かれるんですよ−なんであんなに、ずっとゲームしてるの?って。
でも僕が思うのは『そこにエンディングがあるからや』ですね。5画面(種類)中の『いちばん下』でも、ね」。
有野晋哉34歳。そう言い残し、静かにコントローラーを置いた。