スキージャンプペアが映画になった!

名古屋パルコの中にある映画館「センチュリーシネマ」で、映画スキージャンプ・ペア−Road to TORINO 2006」を見る。
平日の映画館は、すいてていいですね。
オートバックスのCMでもおなじみ
スキージャンプ・ペア」とは・・・CG映像作家・真島理一郎さんが作った、爆笑パロディ映像作品。
二人で一組のスキー板を履き、ジャンプ台から飛ぶという現実にはあり得ない競技の映像。
もともとは真島さんが専門学校の卒業制作として作ったものだったが、インターネット上で話題になりDVD化。
驚異的な売り上げを記録した。
それがこのたび、劇場で映画化されるという−1時間以上、延々と「スキージャンプ・ペア」のCG映像を流すのか??
どんな風に映画化したんだろう・・・?それは気になる。
(このあと、映画のネタバレ感想を記述します。)
・どこかで見たような?
映画は「ドキュメントJAPAN 2006」という、(架空の)テレビ番組の形式を借りて進行する。
イケメン俳優・谷原章介をナビゲーターに、スキージャンプ・ペア競技誕生の歴史をひもとく・・・という番組だ。
こういう良く出来たパロディー、大好きです。
・深夜にやってそう
「物体は氷点下の中で高速移動するとき、分裂して安定を保とうとする」という物理学理論(ランデブー理論)を
提唱した物理学者・原田敏文博士(志賀圭二郎)のインタビューなど、本物のテレビ番組そっくりに
作られているので・・・この映画をテレビで放送するのは危険である(笑)。
元ネタを知らない人が見たら、この架空の競技が「実在する!」と信じてしまう人も居そうなぐらいだ。
・豪華ゲストが出演
原田博士はこの理論にもとづき「スキージャンプは二人で飛ぶ方が安定する」ことを提唱。
ペア競技の安全性を確立するための実験を、双子の息子たちによって成功させた。
船木和喜荻原次晴といった金メダルジャンパーにも実験を依頼したのだが・・・当時
長野オリンピックを控えているので、辞退せざるを得なかった」のだ。
燃える闘魂
スキージャンプペア競技のオリンピッグ(「オリンピック」ではありません)正式種目入りを賭けた
競技会「ミレニアム108」が開催され、世界中から精鋭ジャンパーたちが集結した。
ここでやっと、お馴染みの「スキージャンプ・ペア」CG映像が出てくるのである
(それまでの前置きが長すぎる、という気もするが)。
シャンツェのK点に、何故かアントニオ猪木氏が登場!飛んできたジャンパーどもにバチーン!と
闘魂注入!
生身の人間なら、命はありません。よく出演してくれたな、猪木さん(^_^;)。
・暴君のモミアゲも実写化
また、CGに登場する日本チームの原田・大石組やフィンランドカウリスマキ兄弟、“ドイツの暴君”ヴィドヘルツル
DVDではお馴染みの登場人物が“実写化”されている姿は、ファン必見。ヘルメットの下はこんな顔だったのか・・・と。
結論:ディープなファンは映画館で見るべし。それ以外の方はDVD化を待て。