ダメ女とダメ男の、一大叙事詩

昼メロドラマ「契約結婚」(東海テレビ/フジテレビ系)最終回です。
結婚、離婚、不倫、子供争奪戦、ドメスティックバイオレンス、階段落ち流産、白血病・・・
いろんなドラマのインスパイヤが詰まってましたね(爆)。
(注:原作「僕たちの失敗」は1961年初版/翌年映画化なので、後発作品に「インスパイヤさせた」側かも知れない)
・結局何だったの?
結局このドラマはダメ男とダメ女の、ダメダメ人生劇場でしたな。
有能なキャリアウーマンでありながら、見事なまでの“だめんず・うぉーかー女”になった万砂子雛形あきこ)と、
最初の結婚から数年の間にまったく成長せず、夫失格・父親失格・男失格の“最低男”信太郎(長谷川朝晴)。
・両親も同僚も皆DQN
この二人にさんざん振り回された周囲の人々・・・も、これまたロクでもない人ばかり
(ただし結婚生活を壊された、万砂子の二番目の夫・平沼さん=東根作寿英=と、命を失った子供たちはカワイソス)。
あまりにもバカバカしいので、ツッコミどころ満載!何だかんだで引っ張られ、最後まで見てしまいました。
東海テレビの昼メロドラマは、やっぱりパワーが違う。
・キャストに話題性はなかったが
気が付けば今回“特撮ヒーロー男優”が全然出てこなかった。というか出てなくて良かった(^_^;)。
中の人、乙でした。特に(息子を失って自殺を図る)喫茶店マスター・稲垣さん役の寺門ジモンちゃんの演技は、
ネ申レベルでした。役者としての新境地開拓!?