有野の伝説

「そして ワカレのトキ・・・」
フジテレビ721ch「ゲームセンターCX」第3シリーズ、最終回です。
「有野の挑戦」最終回ということで、有野課長代理のもとに歴代3人の「お助けAD」が集結。
「最後にふさわしい作品を選んできました」2代目AD・笹野くんが差し出したのは、1本のスーファミソフト。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース(1991年、任天堂)。
ゼルダの伝説」といえば。マリオとともに「任天堂の二枚看板を背負う」人気アクションRPGシリーズ。
中でも「神々の〜」は、スーパーファミコンの美麗グラフィックと「難解かつ爽快な謎解き要素」で
ファンに衝撃を与えた名作(GBAにも移植されています)。
出戻りの初代AD・東島くんにちなみ、主人公・リンクに「でもどり」と名づけてゲームスタート!!
ハイラルの伝説
かつてハイラルに平和をもたらしたという「七賢者」の血を引く娘たちが、
ハイラル城の司祭・アグニムによって「生贄(いけにえ)」としてさらわれた。
同じく生贄として城の地下に監禁されている王女・ゼルダに助けを求められ、リンクは旅立つのであった。
果たしてアグニムを操る「大きな力」とは?そしてリンクの宿敵・魔王ガノンとの関係は?
・あんたが出ないと始まらないでしょ!
「朝までには戻ってくる。家を出るんじゃないぞ」とリンクに言い残して、おじいさんは家を出て行った。
「出るしかないかー。出たら絶対(冒険の旅が)始まるで、コレ。一日仕事が始まるでー。
『朝まで居れ』言うてたしな・・・」
ぶつぶつ言いながら、旅立ちを渋る有野リンク。なんだかヘタレな勇者である。
・CMでも聴いた音
アグニムを倒すためには“退魔の剣”マスターソードが必要らしい。そしてそれを手にすることができるのは
神殿の魔物を倒して「知恵」「力」「勇気」の三つの紋章を手に入れた者のみ・・・。
例によってゲームオーバーを繰り返す有野さん。だが「ゼルダ」の醍醐味でもある“謎解き”では
抜群の冴えを見せる。行き止まりも隠し扉も、彼には障害にならない。「かしこいなあ」と自画自賛
謎を解いて何かを見つけ出した時の「ぴろりろりろりりん♪」という効果音が心地よい。
・しまらない名前?
なんとか三つの紋章を手に入れ、「迷いの森」の奥深くにあるマスターソードを封印から引き抜いた。
「この国の運命は、お前にかかっておる。頼んだぞ『でもどり』よ・・・」
なんか緊張感ないなあ(^_^;)。がんばれ、でもどり!
・決戦!
そして。ハイラル城最上階に居るアグニムとの決戦の時が来た。
マスターソードでの直接攻撃は効かない。アグニムが放つ赤い丸型の“光線”を弾き返して
ぶつけるしか、攻撃方法は無いのだ。
一進一退の攻防の末、アグニムを倒した!しかし、いまわの際にこう言い残した−
「グゥゥ、さすがは『勇者』。しかし、このままにはせぬぞ!闇世界へ引きずりこんでやる!」
でもどりは「かつて聖地と呼ばれていた」闇の世界へ引きずりこまれた!
「これでやっと半分来た、ってこと?」有野の戦いは、まだ終わらない。冒険は、長く、険しい・・・。
・光と闇の間に
神殿の中の行き止まりやパズル的要素のある迷宮で、抜群の冴えを見せる有野の頭脳。
だがしかしボス戦などのアクションでは難易度がアップしており、いつものように大苦戦!
ドクロの森で足止めされたり、アイテムを使おうとして魔法の力が「無いやんけー!」
悲鳴を上げたり!
そうこうするうちに時間が来てしまった。迷わず「コンティニュー」で。
・行くしかない!
再戦は二週間後。苦戦しながらも全ての中ボスを倒し、7つのクリスタルに閉じ込められていた
娘たちをすべて救出。いざ、邪悪の王・ガノンの待つ塔へ!
塔の中ではハイレベルな謎解きと、これまで対戦したボスキャラが『でもどり』の行く手を阻む!
一筋縄で行く筈も無く、この日もロケ終了時間が来てしまった。
「じゃあ、ボクがクリアするまで、ゲームを続けたほうがいいと思う人ー?」決をとる有野課長代理。
(AD3人とも挙手)満場一致で、徹夜コンティニュー決定ー。
「やるわ!!やればエエねんやろ!」有野さん、半ばヤケクソ気味である。
・でもどり!後ろ、後ろ!
そしていよいよ、ガノンの塔最上階へ!が、出てきたのはガノンではなく
「ホッホッホ、よくぞここまでまいられました、でもどり殿」
一度倒した筈の、司祭アグニム!しかも分身の術で、3人も居る!!
それでも落ち着いて対処し、アグニムを倒した!
「やっつけた!あっ、もう帰れるの?」有野さーん!誰か忘れちゃ居ませんかー!
・戦いは終わらない
「きさまの様な小僧に、ここまで追い詰められるとは思わなかったぞ!」
ピラミッドに連れてこられた「でもどり」を待っていたのは・・・そうです!邪悪の王・ガノン
「これから始まるのかー。終わり違(ちゃ)うんやー!奥深いなー」
圧倒的な強さを誇るガノンに歯が立たず、あっけなく敗退。
・応援来る(その1)
徹夜で頑張る有野に、応援のFAXが届いた−番組の放送作家、岐部昌幸さんからだった。
「by 誰よりもこの番組を愛するスタッフ 岐部」という署名に
「いちばん愛してるらしいからな・・・自分で(ゲーム)やればいいのに」有野さんは呟く。
・応援来る(その2)
さて。ガノンとの再戦を前に、ピラミッドを探索してみると・・・隠し扉を発見。爆弾で破る。
そこにあったのは「ふしぎのいずみ」。何かアイテムを投げ込んでみますか?
弓矢を選んで投げ入れると・・・ブタみたいな女神様が登場!ガノンにとどめを刺せる「銀の矢」をくれた。
「私がちょっぴり太めなのは、ガノンの魔力のせいなんだから。きっと、ガノンをやっつけてね」
「ウソーーー!」
・やられる時はあっけなく
そしていよいよ、ガノン再戦の時。
銀の矢の効果は覿面(てきめん)である。見事にガノンを倒した。
2日間・27時間に及ぶ、長い戦いに終止符が打たれた。
・課長昇進いい感じー
ゲームセンターCX」第3シリーズにも、終止符が打たれる時が来た。
スタッフから有野へ、花束が手渡される。「こんだけがんばったのに、地味な花束やで」文句言わないの!
そして、もうひとつ。1枚の名刺が渡された。有野「課長代理」が・・・「課長」になってる!
有野さん、昇進おめでとうー!!「修正テープ貼っただけやん」。