フェニックス計画

昨日録画しておいたフジテレビ721ch「ゲームセンターCX」を見る。
「有野の挑戦」今週は放送作家・岐部昌幸さん一押しのソフト火の鳥 鳳凰編〜我王の冒険」(1987年、コナミ)。
巨匠・手塚治虫のライフワークといわれた長編漫画「火の鳥」をもとにしたファミコンソフトだ。
・時空を超えて
主人公の僧・我王(がおう)が、16分割された“火の鳥”の彫刻を捜し求めて
「太古」(3ステージ)「大和」(8ステージ)「来世」(5ステージ)の3つの世界を冒険する。
我王の武器は彫刻用のノミと、四角いブロック状の鬼瓦。
鬼瓦を足場に使って高いところにあるアイテムを取ったり、寄ってくる敵を足止めしたり−
以前この番組で有野がクリアした「ソロモンの鍵」(テクモ)と同じようなパズル要素があるな。
・入るべきか否か、それが問題
ノミで壁を掘ると・・・たまにワープゾーンが出てくることがある。これがクリアの鍵となるのだ。
ただ順番にステージをクリアすればいい、というものでは無い。「太古」「大和」「来世」を
行き来するための唯一の手段、それがワープゾーンなのだ。
しかも。ひとつのワープゾーンからワープできる面は一定ではなく、どこへ飛ぶかわからないという・・・。
ハー、たいへんじゃ(→王様のコメント)。
・他のボスも連打で撃破
大和ステージ3。転がりながら岩のつぶてを放ってくるボス・岩男に大苦戦!
やけくそになった有野課長代理、ボスに向かってひたすら連打!連打!連打!
・・・するとあっさり撃沈。
「そうか!連打すれば勝てんねや!」気づいてからは、ボス戦も怖くない。
・無限ループ
鬼瓦を巧みに使いこなし、ワープゾーンを順調に渡り歩いて15ステージをクリアした有野課長代理。
が!ここでAD浦川くんから衝撃の事実が−
「『大和』の8は独立したステージになってまして。1〜7まで行って→8、って流れていくと思うんですけど。
独立してるから、7まで(クリアしたところ)で、1に戻されるんですね。
・・・ここ(大和8)に行くためのワープの場所を、これから探さないといけないんですよ」。
本当の戦いは、ここからだったのだ。「火の鳥」恐るべし。
・過去に通った所しか覚えてない
こうなったら、これまで使用したワープゾーンをしらみつぶしに調べるしかない。
持久戦の様相−地道な作業である。スタッフの間にあきらめムードが漂っていた、その時!
太古ステージ3のワープゾーンから偶然にも(?)目指す最終面・大和ステージ8に入った!
・部屋を明るくして、テレビから離れて
予想よりはるかに早くたどりついた幸運。勢いに乗りたい有野だったが・・・
大和ステージ8の本当の恐ろしさを、思い知ることになる。
地震が起きている地(?)なのか、画面がビリビリと揺れている。
「酔うわー」我王の操作に苦しむ有野。「これ、今(の映像基準)やったらアカンのやろな」。
光の刺激に弱い方は、プレイしないで下さい。
・美しき姿
何度も足を滑らせてミスを連発したものの、最終地点にたどり着く。
ボスキャラは居ない−そこにあった16個目の彫刻を手に入れ、見事「火の鳥」が完成!
悲願のエンディング画面は・・・完成した“火の鳥”が、空へ飛び去っていく場面の後、スタッフロールが出る。
BGMは当時映画版のテーマソング(タイトルはそのまま「火の鳥」)。確か渡辺典子が歌ってたような。
・早く終わったどー
今回は6時間という、異例の短時間でクリア!しかも「冷えピタ無し」。
しかし有野課長代理は、複雑な表情である。「早く終わったときの『え?もう終わりっすか?』って感じって・・・
何で拭(ぬぐ)われへんのかな。早くクリアして、すっげえうれしい筈やねんけど・・・ちょっとソワソワしてる」。
ゲームマゾヒストですか(^_^;)。