JR福知山線・脱線事故

TVワイドショーも終わりに近づき、録画しておいた「ウゴウゴルーガ」でも見るか・・・などと思いつつ
チャンネルを操作しようとしたら、気になるニュースが飛び込んできた。
兵庫県尼崎市のJR福知山線・尼崎駅前の踏切で、快速電車が乗用車と衝突して脱線」
福知山線は、駄メイドも帰省の折に利用する路線。毎日乗るわけではないが、馴染みはある。
負傷者搬送先として挙げられる病院の名前も、聞き覚えのある所ばかりだ。
・原因は何なのか
第一報を聞いたときは「踏み切りで立ち往生した自動車に、電車が突っ込んだ」という状況を想像した。
が!事故から時間が経過し、乗客や周辺住民の証言から詳しい状況がわかってきた。

  • 「運転士は伊丹駅(ひとつ前の停車駅)でオーバーランし、一度停止位置を直している」
  • 「毎日同じ電車に乗っているという乗客が『通常よりスピードを出している』と感じていた」
  • 実際に事故が起きた場所は、踏切ではなく線路上のカーブ(制限70km/h)だった

マスコミは「運転士(運転歴11ヶ月で)の経験が未熟」という点を強調し、
JR西日本側は「何者かによる置石の可能性もある」とも言っている。
情報が錯綜する中、とにかく原因の究明が待たれるところだ。
・テントが幾つも
兵庫県内各市と大阪府から、消防やレスキュー隊の皆さんが救助活動に駆けつけたわけですが
(TVで見る限り)皆さんの作業の機敏なこと。手際よくトリアージ(負傷者治療の優先順位決め)を済ませ、
すみやかに搬送する−これも阪神大震災の教訓なのか。
夜。時間が経つにつれ、死傷者の数がどんどん増える。「震災以来の地獄絵図」と語る住民の方もおられた。
一人でも多くの方が助かるよう、祈ることぐらいしかできない。救助作業が進まないのが、もどかしい所だ。
・報道特番体制
9時18分の事故発生を受けて、TV各局はワイドショーの後の番組を特別番組に差し替え。事故現場の模様を伝えた。
「紛争・災害時でもアニメを放送する局」として有名なテレビ東京はどうだったか。
10時台は通常通り、通販番組を放送し続けた。11時台の「ニュースマーケット11」から、現地の中継を開始。
テレビ東京が通常の番組を休止する=本当の非常事態、大惨事」なのである。
NHKはほぼ一日中、このニュースを放送。バラエティー番組「きよしとこの夜」は放送休止−その理由が
「鉄道を題材にした歌が番組内で流れるので、被害者の心情に配慮した」とのこと。
「初恋列車」とかいう歌があったな、そういや。