ファイナルジャッジメント!

特捜戦隊デカレンジャー」(テレビ朝日系)最終回。
デカレンジャーが出動して手薄になった状態の、地球署デカベース。そこへ
宇宙の武器密売人・エージェントアブレラ(声:中尾隆聖)と手下のアリエナイザーが侵入。
そのまま乗っ取ってしまった!
デカレンジャーの5人も、司令部のスイッチで変身解除された!絶体絶命!
・華麗なる連携プレー
アリエナイザーや雑魚メカ人間に追われ、バラバラに逃げる5人。
しかし!それぞれの特技を生かした連係プレーで、デカベースのコントロールアブレラから奪還!
ジャスミン姐さん(木下あゆ美)のサイコメトリー、仙ちゃん(伊藤陽佑)の逆立ちシンキングポーズ、
ウメコ姐さん(菊地美香)の入浴シーン・・・サービス満点だな(笑)。
「早く行け、相棒!」バン(載寧龍二)に向かって、思わず叫ぶホージー(林剛史)。ついに“相棒”と認めたか。
「相棒っていうなー!」お約束の返答をするバン。いつもと逆だな、こりゃ。
・ドーンといってみよう!
再び変身し、アブレラの一味をデカベースから追い出したデカレンジャージャッジメントの時が来た!
彼らが見得を切るとき「ひとつ!非道な悪事を憎み!」「ふたつ!不思議な事件を追って!」(以下略)
という口上を唱えるのだが・・・6番目のテツ(吉田友一)の台詞が
「むっつ!無敵が、なんかイイ!」
・・・それは強引だと思う(^_^;)。
・通常の戦隊と違うところ
「わたしを倒して終わり、と思うな・・・この宇宙に人類がある限り、絶対に犯罪はなくならない!
誰の中にもわたしと同じ、欲望があるのだ」という、アブレラの最期の言葉が印象的。
そう!宇宙警察の仕事は終わらないのだ。黒幕を倒せば万事解決、ってもんではない。
・不死身の番犬
「やりました、ボス!」アブレラ殲滅をボス(声:稲田徹)に報告しようとする。が、ボスは先週の放送で倒されていた。
「泣くなよジャスミンウメコ。泣いたら、天国のボスだって・・・」バンが言葉をつまらせた。その時
「・・・誰が天国だってぇ?」ボスの声が響いた。
向こうから歩いてくるのは・・・ボスとスワンさん(石野真子)だ。
「ボスーーー!」ボスは不死身だ。やっぱり、そうでなくちゃ。
・お前たちを誇りに思う!
「みんな、よくやってくれた。お前たち6人が、宇宙最大のピンチを救ってくれたんだ」とボス。
日本の小さな地方都市の警察署が、世界全体の危機を救ったようなもので。
「オレたちだけじゃないっスよ。ボスや、スワンさんや・・・みんなが居てくれたからです」
初期の頃ひとりで突っ走ってたバンの姿からは想像も付かない、殊勝な台詞だ。
「ねえドゥギー。この子たち、とうとう宇宙一のチームになったわね」スワンさんも目を細める。
・仕事の日々は続く
ラストシーン。スペシャルポリスの皆さんが「Gメン75」風に、横並びで歩く。最後の最後まで刑事ドラマだ。
スタッフロールの間に、その後のデカレンジャーの仕事ぶりが流れる−
地球署に正式配属されたテツ。牛乳瓶片手に、あんパンをほおばりながら張り込みをする仙ちゃん。
犯人を追いかけるホージー。セクシー女刑事に磨きのかかるジャスミン姐さん。
マーフィーと一緒にお風呂に入ってるウメコ姐さん(^_^;)。
そしてバンは・・・ギョク・ロウ先輩率いる“赤い特凶”ファイヤースクワッド部隊に異動。
今後、Vシネマデカレンジャーvsマジレンジャー」が出るとしたら・・・バンは同部隊から戻ってくる、ということになるか。
・最強の刑事ドラマ
デカレンジャー」、わて個人的評価はものすごーく高いです。歴代最強といっていいぐらいです。
キャラひとりひとりの個性が立ってましたし、アイテム(おもちゃ)の出来もいい。
ジャスミン姐さんのSPD隊員服のコスプレやりたかったな(ぉぃ)。
ストーリーも毎回エキサイティング&ハートウォーミングで、一年間飽きることがありませんでした。
「中の人」の皆様も、一年間お疲れ様でした。今後も注目させていただきます。