静岡県、おれおれ詐欺防止CMを制作

全国で後を絶たない「オレオレ詐欺」「劇団型なりすまし詐欺」の被害を防ぐため、
このたび静岡県はテレビスポットCMを制作したらしい。
・あえてコテコテ風味
内容は・・・大阪のおばちゃん3人が
「『すぐお金振り込んで』っていう電話、それって詐欺やで!詐欺やで!」と、ひたすら叫ぶ
(早口でわめいているので、はっきり聞き取れないところもある。テロップつけて欲しい)というもの。
多少デフォルメされすぎの感はあるが(-_-;)
15秒のCMなので、それぐらいのインパクトは必要。
CMは今月10日から、静岡県の民放テレビ4局で放送されるらしい。
(参考:「しずおか防犯まちづくり」http://www.pref.shizuoka.jp/seibun/sb-15/
・「示談金まけて!」
−で。なんで静岡なのに「大阪のおばちゃん」が出てくるの??
大阪府は、おれおれ詐欺の被害が全国的に見ても少ないの(今年1〜10月の発生件数が、東京のおよそ1/8)だそうで。
「お金にシビアである」ことと「電話口で犯人にいろいろ聞こうとする」(→詐欺犯が最も嫌がる事)
「犯人を上回る早口」で「請求金額を値切る」ことが“勝因”といわれているが
・・・真相のほどは定かでない(^_^;)。

ケーススタディオレオレ詐欺師vs大阪のおばちゃん」
大阪おばちゃん「もしもし」
オレオレ詐欺師「もしもし?オレだよ、オレ」
大「オレいうたらアレか?松平健さんが踊ってはる・・・」
詐「・・・???意味わかんねーんだけど?とにかく今すぐ振込み・・・」
大「違ーーーう!」
詐「??」
大「そこで『そらマツケンサンバやがなー』とツッコまなアカンやんか!!
−そんな簡単なツッコミも出来んような子は、ウチの子やない!!」(電話を切る)
(終了。)

・喋らずには居られない
日本テレビ「ザ・ワイド」司会の森富美アナウンサー(大阪府出身)は
「大阪の親子は、日常会話の中で(喋りを)鍛えられている」と語った。
それは別に「家庭内で漫才じみた会話」をしている、ということではなく。
“笑い”を介した円滑なコミュニケーションが普段から出来ているので、
「息子さんが事故を起こした。示談金を払え」などとという電話が来れば
「エラいこっちゃ!どないしよ〜〜」と、すぐ誰かに相談する(そして思いとどまる)人が
多いのではなかろうか・・・と、勝手に推測する(笑)。