ハマの小魔神→北の大魔神

超ぽじてぃぶ!ファイターズ」(テレビ東京テレビ北海道)本日のお題は「抑えのエース」。
今シーズン横浜ベイスターズから北海道日本ハムファイターズにトレード移籍、クローザーとして活躍中の
横山道哉(ゆきや)投手が主役。
・基本情報にて
ベイスタ時代は、身長190cmという恵まれた体格から“大魔神二世”として期待され、育成された。
“ハマの小魔神”と呼ばれるところまで来たが、ここ最近は湘南シーレックス暮らし。
移籍した北海道で心機一転、パ・リーグの打者相手に“北の魔神”となりつつある。
また今回は「ササキ様に願いを」のプロ野球プチ選手会ププ会)で活躍した、大貝泰史コーチも登場
(ただしプチサイズではありません:笑)。
・ロッカールームにて
ある日の試合後の風呂上り。“ガンちゃん”こと岩本勉投手が、ユキヤに訊いた。
「横山くーん、いつも抑えたとき、頭洗わんけど何でや?」
「験(ゲン)を担いでね」という、クローザーにありがちな答え。
「奥さんに嫌われるぞ。洗髪したほうがいいよ」横に居たベテラン・田中幸雄内野手が言う。
「センパツ(先発)?」たまたまそこを通りかかった大貝コーチの耳に、その言葉が入った。
「せや。洗髪しろや」とガンちゃん。
大貝コーチの早合点が、この後とんでもない騒動を引き起こすことになろうとは・・・!
・伝言ゲームにて
大貝コーチは「横山が先発を強く希望しているようで・・・」と、島崎毅ピッチングコーチに伝えた。
島崎コーチは「先発に回さないと、明日にでも辞表を出すとか・・・」と、白井一幸ヘッドコーチに伝えた。
白井コーチは「横山の決意は固いようで、先発でなければ今日にでも記者会見を開くと」トレイ・ヒルマン監督に伝えた。
・監督室にて
ヒルマン監督は「ウーン。ドウシマショウ」と唸る。
「仕方ない。いつもの手で・・・」白井コーチのメガネがキーンと光る。
「uh-ha!」監督はうなずいて、『先発』『抑え』と交互に書かれた紙の上に、鉛筆をころころ・・・と転がした。
止まったところにある文字は「先発」。
「おっ。では、先発ということで」
「ウム」
『いつもの手』って・・・鉛筆ころがし占いで選手起用を決めるのか(汗)。
・再びロッカールームにて
別の日の試合後。風呂に入る前に、ユキヤはある決心をした。
「ゲンをかついで、ここまで頭を洗わなかったけど・・・今日は洗おう!」そこへ
「横山くん♪」ガンちゃんが、シャンプーとリンスを持って現れた。「プレゼントや。早よう洗って来いや」
「岩本さん・・・そんな心配を」
「ええて。ええて。遠慮せんと、これで洗髪してや」
「はい!洗髪(センパツ)します!!」
その言葉が、再び大貝コーチの耳に入った!
・さらなる勘違いにて
大貝コーチは「いよいよ横山が行動を起こすようです」と、島崎ピッチングコーチに伝えた。
島崎コーチは「記者会見の段取りを始めたとか・・・」と、白井コーチに伝えた。
白井コーチは「この際、報道関係者をシャットアウトした方が・・・」と、ヒルマン監督に伝えた。
・広報室にて
札幌ドームの関係者通用口が閉鎖され、扉には

本日は報道関係者の入場をお断りします。ファイターズ広報

という貼り紙。締め出された報道陣が「おい!どうしたんだ?」「何があったんだ!」「理由を教えてください!」
叫んでも返答は無し。
広報室(と思しき場所)には球団社長、ヒルマン監督以下コーチ陣が集められた。
「では、本人を呼んでまいります」白井コーチは部屋を出た。
「トニカク社長、説得ヲオ願イシマース!」
「うむ。私に任せて下さい」社長も緊張の面持ちだ。
そして・・・「横山です」当の本人が現れた!
ドアを開けて入って来た、その姿は・・・アロハシャツに短パン、モヒカン頭
(ちょうどガレッジセールのゴリさんみたいな)!すっきり爽やかになっている!
「ドウシタンデスカ?ソノ格好!」
「ハハハ。岩本さんにシャンプーをプレゼントされたもんで、洗髪して髪もカットしてきましたが。何か?」
(一同、盛大にコケる)
「ドウイウ事デスカ!」ヒルマン監督ブチ切れ。
「すいませーん!私の早とちりです〜〜!!」騒動の原因を作った大貝コーチは、
身長169cmの小柄な体を壁のフックに吊るされてしまった。
ユキヤ本人だけは「何ごとでしょう?私は今日からまた、バリバリ抑えるだけ」・・・騒動を知る由もなく。